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警備業界(ブラック業界)から脱出する為に暗中模索

時代は今や、働き方改革やら、サステナビリティやらコンプライアンス意識の改革やら、健康経営企業へ向けての努力…などなど、労働環境改善へ向けて、各業界・各企業が一丸となって努力しているというところも多いと思います。

しかし警備業界にとってそれは、どこか遠い世界のおとぎ話のようなものです。

とは言ったものの超絶どブラックな警備業界の実情を正直に書いたら、本当にお金に困っていて、明日食べるご飯すらヤバくて、仕事なんて選んでられないという状況の人くらいしか応募して来ません。

だから、警備会社の求人広告はかなり盛ってるものが多いと思います。

でも、警備会社の「かなり盛った求人広告」とか「面接時の嘘」などに釣られて入社してしまい、そこから抜け出せなくなる人は想像以上に多いんです。

哀しいことに僕もその一人なんですが。

とは言ったものの、大学を卒業してから警備員一本でやってきていて
他の業界を知らないぼくが今さら警備員を辞めて他の業界に行こうと思っても、絶望的です。
しかも、もう40代です…

でもやっぱり警備業界から抜け出したいと思い、前職の某大手警備会社にいた時から、転職に向けて少しずつですが、準備を進めているんです。

ぼくは、施設1級と1号業務の指教責をはじめ、数々の警備業務の国家資格を持ってはいますが、残念ながらそれは転職活動において何のアピールにもなりませんでした。

「ふーむ…トラ夫さんは、その…沢山と警備員の資格をお持ちみたいですが、失礼ですけど、その、うちの会社の事業とはあまり関連性を感じられませんねぇw」
と、はっきりと言われた事もあります。

そりゃ当たり前なんです。

国家資格とはいえ警備業務に係る資格は,警備業界以外の場所では活かしようがないんですから。

過去に安直な気持ちで
「警備員から卒業したい!」
というだけの理由で闇雲に転職活動をしていた頃、
何社にもエントリーしても書類選考で落とされて
運良く面接に漕ぎつけたとしても、結果的に潰しの効かない人材だとダメ出しをされて
数日後にお祈りメールが送られて

「あー…夜勤明けに眠たい目を擦って、ただでさえ少ない睡眠時間を削って面接まで行ったのになあ…もうオレには警備員しか道は残されていないのか」
と心が折れて

結局、警備業界に留まり続けています。

でもね、それは当然の結果なんです。

警備業界から抜け出そうと思っても、ちゃんと準備をして、着実にステップを踏んでいた訳ではなかったから。

とにかく警備業界から抜け出したい一心で、手当たり次第にいろんな会社に応募したところで転職活動が成功する訳がないんです。

仮に警備員以外の仕事につけたとしても、結局警備員をやってた時と同じ、10時間は軽く超える長時間労働やカレンダー通りに休めないのが当たり前で仕事内容もキツく、
その割に給料が労働時間に見合ってないという職場にしか縁がないという状況になってたと思います。

それじゃ意味がないんです。

苛烈で劣悪な労働条件や就労環境に嫌気が差して警備員を辞めたのに、また同じような条件や環境の職業に就いていては、何も意味がないです。時間と労力を無駄にしただけで。

ですから、まずは普段の業務もこなしつつも、目標に沿った下準備を固める事に専念しつつ
常にアンテナを張りつつ、という日々を過ごしています。


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