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「住宅借入金等特別控除証明書」の取得手順

 年末調整において住宅ローン減税を申請するにあたり必要な書類、「住宅借入金等特別控除証明書」の取得方法をまとめてみました。年末調整の際、毎年取得方法を忘れてすったもんだするので、ここにメモっときます。あくまで自分用メモなので、間違っていても責任は持てないです。また、毎年操作方法が微妙に変わる(記事は2024年10月時点)ので、参考程度にしてください。
 「住宅借入金等特別控除証明書」を取得するためには、以下が必要です。

  • パソコン:ブラウザでe-Taxにアクセスして「住宅借入金等特別控除証明書」を取得します

  • スマホ:e-Taxログインのために必要です。マイナポータルからログインします

  • マイナンバーカード:e-Taxログインのために必要です。マイナポータルからログインする際の「利用者証明用電子証明書」として利用します


1.税務署からのメールを確認

 以下タイトルのメールを確認します。以下メールを受領していたら、「住宅借入金等特別控除証明書」のダウンロードが可能になっています。個人名が入っているのがポイントです。

【タイトル】
税務署からのお知らせ(朝日山サイクル様)【住宅借入金等特別控除証明書に関するお知らせ】

2.e-TAXから「住宅借入金等特別控除証明書」取得

  e-Taxへログインし、税務署が用意してくれた「住宅借入金等特別控除証明書」をダウンロードします。この「住宅借入金等特別控除証明書」はXMLファイル(※1)なので、会社へ提出するためには、これをPDFファイル(※2)に変換する必要があります。本章は、XMLファイルをダウンロードするところまでの説明を記します。後に実施するPDFファイルへの変換については、3章で説明を行います。

※1 XMLファイル:コンピューターが文書をやり取りするためのファイル
※2 PDFファイル:人が文書を読むためのファイル

2-1ログイン

PCで、以下へアクセス。
 https://www.e-tax.nta.go.jp/

e-Taxのログイン前画面
  1. ログイン→クリック

  2. 個人ログイン/マイナンバー/スマートフォンで読み取り

  3. スマホのマイナポータルを立ち上げて、QRコードを読み取る

  4. 利用者証明用電子証明書→入力

  5. ログイン完了 

2-2 通知を確認し「住宅借入金等特別控除証明書」ダウンロード

  1. 住宅借入金等特別控除証明書に、未読のメッセージがあります。

  2. 通知等選択→住宅借入金等特別控除

  3. 格納日:202x/10/2x 年分:令和6年 通知内容:結果格納済→クリック

  4. 住宅借入金等特別控除証明書確認→クリック

  5. 証明書:令和x年分住宅借入金等特別控除証明書_202x102x→ダウンロード

3.e-TAX「QRコード付証明書等作成システム」でXML→PDF変換

 2章でダウンロードした「住宅借入金等特別控除証明書」はXMLファイルなので、そのまま会社へ提出することは出来ません。会社の年末調整の添付文書として提出するためには、これをPDFファイルに変換する必要があります。 本章では、XMLファイルからPDFファイルへの変換方法の説明を記します。

PCで以下へアクセス。ログイン方法は省略します。
 https://www.e-tax.nta.go.jp/cps/cps.htm 

QRコード付き証明書等作成システムのログイン前画面

3-1 事前準備

 2章のXMLファイルのダウンロードはwebシステムから行うため、特にアプリケーションをダウンロードする必要ありませんが、3章のPDF変換はchromeの拡張機能として実行するため、アプリケーションのダウンロードとchrome拡張機能の設定が必要になります。ほぼ毎年更新されているので、念のため毎年行う必要があります。更新の無い年もありますが、念のため更新を実行してください。更新が無い年に更新を実行した場合、「更新がありません」って表示されてスルーされるだけです。

【事前準備セットアップ】

  1. 事前準備セットアップ→ダウンロード

  2. QR_IEsetup.exe→実行

  3. InstallShield Wizardの指示に従てってインストール

  4. 終了すると、e-Taxページが表示される

【ブラウザの拡張機能「e-Tax AP」をインストール】
再び以下へアクセスする
https://www.e-tax.nta.go.jp/cps/cps.htm

  1. chromeウェブストアへ→クリック

  2. 「chromeウェブストア」からブラウザの拡張機能「e-Tax AP」をインストール

3-2 QRコード付証明書等作成システムの利用

「住宅借入金等特別控除証明書」はQRコード付証明書に分類されるので、この機能で作成します。

  1. QRコード付証明書等作成システムを利用する→クリック

  2. 次へ→クリック

  3. 証明書等(XMLデータ)を1ファイルずつ読み込む(ファイルを指定する)

  4. 2-2で取得したファイルを指定する→「読み込み」クリック

  5. 「ファイル読み込み結果」ダイアログ→クリック

  6. 証明書等の表示・印刷(令和6年分住宅借入金等特別控除証明書_202x102x.xml/年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書)

  7. 「表示・印刷」→クリック

  8. 「帳票イメージの表示」ダイアログ→はい

  9. PDFの作成/PDFが完了しました→表示

4.完了

  1. 表示されたPDFファイルを保存

  2. PDFの作成/PDFが完了しました→キャンセル

  3. PDFの作成をキャンセルしますか?→はい

  4. 「証明書等の表示・印刷」画面→次へ

  5. QRコード付証明書等の印刷はしましたか?→はい

  6. 完了

Appendix

 マイナンバーカードが便利過ぎる。
 マイナンバーカードが無かった時代、この作業を全て税務署とやり取り(郵送/直接訪問)してたかと思うと、その手間たるや恐ろしい限りです。また、「ふるさと納税」なんかでもマイナンバーカードの利用が必須なので、マイナンバーカードを考えた人には感謝しかありません。
 多分だけど、マイナンバーカードに反対してる人達って、ちゃんと税金払って無いんじゃないかな・・・、もしくは税金の支払いを免除された人達。でないとこれに反対する説明が出来ない。マイナンバーカードはスマホも必須なので、スマホも持って無さそうだし・・・。
 さらに遡ると、元々マイナンバーカードって、「消えた年金問題」の対策から作り出されたものなので、ちゃんと年金払ってる人は反対しないはずです。
 以上の内容から考えると、マイナンバーカードに反対する人達って、

  • 納税していない/納税を免除されてる

  • スマホを持ってない

  • 年金がもらえない(払ってないから)

ってこと??
大人でこんな奴ら、本当に日本にいるのか??
わからん・・・、謎です・・・。

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