大人の関係

付き合う理由が同情や哀れみしかなくなった関係性は何と辛く、残酷なのだろう。関係性が始まり、維持する燃料は共感———同じ思いを共有できること。共感できそうだと思って始まった関係が、結果的にはその始点の一点のみであったことが分かってしまった時———けれども、その逆は敵対ではないから、何とか共感の代替燃料を探すことになる———同情や憐憫などが本来の ”共感” の上から箔として押される。誰も得をしない、けれど壊すことも出来ない関係。

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