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答えを急がない勇気

みなさんこんにちは!
この間、本屋でぷら〜っとしていたらこの題名に目が止まって即レジへ。
まさに今の私に必要な言葉というか
今の世の中にこの感覚があれば…なんて他力本願が否めないけど😅

ネガティブケイパビリティという言葉をご存知ですか?
著書の中では何かを「しないでおく能力」と記してあります。
人はすぐに結論を出したがったり、白黒つけたがったり、理由を求めたり、
何かのせいにしたり、とにかくはっきりさせたいところがありますよね。
(それは脳の仕組みでもあるそうですが…)
それをはっきりさせず我慢して待ち続ける、耐え続ける、それが
ネガティブケイパビリティ。
素早さ、分かりやすさ、問題解決、即決、時短が求められる時代。
だからこそネガティブケイパビリティが必須であると筆者はおっしゃっています。

自分の不安、不安を作り出しているものは何なのかという分からなさ、
モヤモヤしている自分に目一杯になることがあります。
それを解決するために自分を否定したり、
急いで行動に移したり、あまりにも居心地が悪いためにその場から逃げるといった
「散らす」行動を起こします。「早く解決してしましたい!」という衝動ですね。

でも散らさなくても向き合うことで回避できます。
そこで大事になるのが「受け容れる」ということ。
”受け入れ”ではなく”受け容れ“です。
言わばどっちつかずのモヤモヤな気持ちを自分の中にある器に一旦
容れてしまうというものです。
「ああ、今不安なんだな。」「モヤモヤしてるんだな」
という不安定であること自体をまず受け止める。

何か不確実で分からない、自分が知らないことってありますよね。
その知らない、分からないを受け容れる勇気、
受け容れたものを一旦そのままホールドする。
自分の中にある器に入れとく感じです。受け入れるとは違う感覚じゃないですか?
「散らしてしまいたい!」という衝動と
それに駆られて動いてしまいそうになる自分を抑えるための「器」
これがネガティブケイパビリティの発揮に役立つ二つのこと。

待つ、見守る、傾聴 >>> ネガティブケイパビリティ
成長する、育つ、治る >>> 原点「なる」
行動に移す、する >>> ポジティブケイパビリティ

ネガティブもポジティブも両方大事、
ネガティブから始まるポジティブへの経過があるようです。

私はポジティブケイパビリティしかないと思っていました。
すぐ判断して結論を出す。そしてまき散らす行動をしているな、と気づく。
この本に出会って「あ〜、宙ぶらりんのままおいておく方法もあったのか」
と安堵感を覚えました。
もう必死にならなくとも良いな、なんて。曖昧さに動じずにね。

それとこの本の中で目からウロコな表現がありました。
”育てるのではなく育つのを待つ”ということ。
当たり前なんだけど自分ができてないことです。
本来自動詞であるべきことを他動詞に捉えて、自分を追い詰めているのでは。。

(他動詞)   (自動詞)
 育てる  >>  育つ
 治す   >>  治る
 咲かせる >>  咲く
 成長させる >> 成長する
 大きくする >> 大きくなる

これは子育てなどにも言えることで、育てなきゃ、ということに神経が集中してしまい、実際の育っている状況を見られていない、咲かせることに必死で、実際咲いていく過程を見ていない。

見守り、中間にある考えを大切に待つ力を身につけること
あくまでも、他動詞は補助的であることがベストなんですね。
私の生業としている施術業も同じです。治すこと(民間療法では治すという言葉は使えませんが)はあくまでも補助的なことであり、実際にはご本人の治っていく過程を見る。自然治癒力を信じる。軸がどこにあるか、ですね。

自分には深く刺さった本なのですが自分の言葉で表現するのって難しい💦
『読めば分かる!』
結局、丸投げか!笑

まとめると
・分からないことがあることを認める
・すぐに判断解決策を出さない
・疑問、疑いをもつということ
・思い込みを疑うということ
・自分の考えは進化を続けるということ

他にも著書の中にはネガティブケイパビリティの能力を高める方法がたくさん載っています。この能力を高めていくといいこといっぱい起こりそうだな、と感じました。題名にあるように「答えを急がない」ってい本当に勇気のいることだし
気づかなければずっと散らし続けているのかぁ???
今こそ大事な能力だと思いました^^

本紹介?いや、今回は私が関心を持って読んだ本の心に残った部分
をまとめた記録noteです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます☺️


エツコ

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ネガティブ・ケイパビリティのススメ
答えを急がない勇気
枝廣淳子 著書より
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