初海外1人旅 私は私の好きなことをする。
🇹🇭
大学生活に違和感を感じていた私。
何か刺激が欲しい。そう思った。
不安との葛藤の末、行かない選択をして後悔したくないという思いからずっと行ってみたかったタイに行くことに決めた。
旅費を抑えたかった私は、機内持ち込みができるリュック1つ背負って家を出た。
飛行機に乗り込むと、タイの匂いがした。そこでようやく1人でタイに行くという実感が湧いてきた。
3泊5日の旅で行きたいところをGooglemapに印をつけたものの、1日の計画は全く立てずに現地に着いた。
空港から市街に出るためにバスに乗り込む。どこで降りたら良いのか分からなかったのだが、バスバイトの女の子が翻訳機を使って丁寧に教えてくれた。
女の子が私にここで降りたら良いよってジェスチャーを送ってくれた。
そしてバスから降りた瞬間、私は思わず目を見開いた。
「うわー!ここがタイか!タイに来た!!」心の中で叫んだ。
日本では見れないバイクや車の量に街の活気、凄かった。
異世界に来た感覚だった。
4日間自分の心のままに行きたいところへ行き、食べたいものを食べ、歩き回った。
タイの人の温かさにもたくさん触れた。
この1人旅で分かったことが1つある。それはやっぱり私は心の底から旅が好きだってこと。
いろんな物をこの目で見て、いろんな文化に触れ、いろんな人と関わる。
楽しい。
もっといろんな所に行きたい。本当にそう思った。
そのために必要なのはやっぱり語学。
もう決めた。もう逃げない。
大学生の間に語学力を磨く。
もちろん看護学生だから、看護も勉強しないといけない。
正直看護を本当に勉強したいかと言われたらそうでもない。
看護の勉強辞めたところでそれ以外の道を思いつかない。ならやるしかない。
旅費を稼ぐために看護師になる、だから今看護の勉強を頑張る。そんな理由でも良いんじゃないかって。
タイの店員さんは誰かとメッセージでやり取りしてニヤニヤしながら接客してる人も、従業員同士でワイワイ話してる人も、爆睡してる人までいた。
堅苦しく考えなくても、私は人生の目標が仕事なわけじゃない。
仕事は私にとって趣味をするための手段。
そう考えたら楽になった。
お金は働けば返ってくるけど、学生という時間はもう2度と帰ってこない。
だから絶対後悔したくない。あの時こうしとけばよかったなんて。
大学生活つまんない、本当に看護でいいのかな。こんなこと考えてるうちに大学生が終わってしまう。
どの大学に進んだって、学んだって、私のやりたいことは旅なんだ。
学生のうちにもアルバイトで貯めたお金でいろんな所に行こう、お金を経験に使おう。
私は私の好きなことをする。
この旅で少し強くなれた気がする。
あの時航空券購入ボタンを押した私、ありがとう。
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