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#11 現実に即したホロスコープ解釈が可能
【時代は混迷の転換期】
少々おおげさな書き出しをします。
人類は今、時代の転換期にあります。
もう少し詳しくいえば、新しい時代に向かう流れと、古い時代の逆流する流れとが交錯しています。
それゆえ、昨今の混乱や混迷の状況です。
なぜ、そんなことが分かるのか言えるのかといえば、宇宙の根幹法則の視点からホロスコープを正しくリーディングすれば、人類歴史の流れが見えてくるからです。
それはともかく、そういったかつてない「ホロスコープの新世界」がひらかれています。
お話は変わります。
学生の頃、西洋占星術に惹かれました。
ホロスコープの作り方を学びました。
今のようにパソコンもホロスコープ作成ソフトもありません。
一つひとつ手計算で星の位置やハウス(室)を割り出し、書き込んでいきました。
そうして、ようやく作成したホロスコープでした。
まったく読めません。
過去の象意解釈を参考にしても、作成したホロスコープは千差万別なので、教科書どおりには該当せず、あてはまらなかったからです。
それがふつうの状態です。
【ホロスコープと社会の事実】
今なら、はっきりとホロスコープが読めなかった理由が分かります。
ホロスコープは世界に2つと同じものがないからです。
世界で唯一のホロスコープを実際に前にすると、過去の誰かのホロスコープの象意解釈は、正しく該当しないことが多く、似てはいてもピース違いに似て、ピッタリと当てはまらないことが多く、適用できるケースはマレでした。
というか、ほとんどありません。
これではホロスコープは読めません。
第一、千態万様のホロスコープに適用できるだけの象意解釈をすべて覚えたり学ぶこと自体が不可能です。
皆さまはどうなのか存じ上げませんが、自分の頭では不可能です。
第二に、過去の誰かの象意解釈が、絶対的に正しいともかぎらないからです。
それが「当たる/当たらない」の“星占い”(占星術)の限界なので、当然といえば当然のことでした。
ついでに書けば第三に、象意は時代とともに変わっていく側面をもつからです。
そういった理由が腑に落ちたのは、後日のお話。
当時は、わけの分からない13星座占いや、現実根拠の乏しいスピリチュアル解釈の占星術が、書店や雑誌を賑わすにおよんでもはや諦めました。
この世の現実解明を、既存の現代占星術に求める自分には向かない、と、そのように感じたのです。
【星占いに合うタイプ】
ところが一方で、そのまま突き進むかたがいらっしゃいます。
確たる論拠のない星占い(占星術)であっても…です。
よっぽど適性をお持ちなのでしょうか。
それとも、過去のだれかの象意解釈の大半を、事実だと思われているのでしょうか。
疑うことなく信じておられたり、正しい象意解釈を見抜ける特殊能力をよっぽどお持ちなのでしょうか。
それとも、学び続ければ、確実に当たるようになるとでも思い続けられているのでしょうか。
いずれでもいいのですが、自分には無理です。
正しいとか、間違っているとか、良い悪いとか言っているのではなく、個性やタイプの違いです。
生きる方向性や感性また価値観の違いと言ってもかまいません。
ありていに言えば、ホロスコープを「占い」として、まるまる信じられるかたと、宇宙を写しとったホロスコープは「科学」や「学問」とまでは申し上げませんが、宇宙の「真実」が分かる何らかの道理や哲理が秘められているのではないかと現実的に考えるタイプです。
論理的に納得できるリーディングのかたちがあると知っているかたです。
たぶん、前者は「わーっスゴイ」と当たることがあることを楽しめるかたでしょう。
後者は、現在の西洋占星術(現代占星術)では、そこそこに学ばれて知識は得られるにしても、結局、挫折されていかれるタイプでしょう。
そんなカラクリが分かってきました。
【実社会や生活に役立つ】
真実を探求されようとしたり、解明されるのが好きなかたは、「なぜホロスコープは当たることがあるの?」と興味を持ちます。
が、結局は占いに変容しましたので、現実的な論拠を見出せずに、いつしか限界を感じていかれるタイプになります。
案外と多いんです。
なんらかの真実があると思ってホロスコープを学んだけれど、見出せずに諦めたり、挫折されていかれるかたは。
その理由は、実は19世紀後半以降の現代占星術は、海王星の象意によって成立し、まだ見ぬ夢(幻想)を現実に成せるかのように勘違いさせる象意を持っているからです。
古代ギリシャの学術的なアストロロジーとは支配星(宝瓶宮占星学では「共鳴星」)が異なるためです。
精神的で学問的な木星と、神秘的で不思議系の海王星の違いです。
ホロスコープを深く学ばれたかたなら、木星と海王星の似て非なる象意の根本の違いはお分かりでしょう。
何を言っているのか、充分にご納得できると存じます。
古代ギリシャのアストロロジーや16世紀以降の古典占星術は、木星が支配星です。
一方、19世紀後半のアラン・レオ以降の現代占星術は、海王星を支配星として生まれ、はぐくまれていったからです。
狭義の西洋占星術こと現代占星術は、海王星発見後に理論を捨ててはじまったものだと知ったときに理解しました。
挫折せざるをえない理由がハッキリと分かったのです。
事実や現実に根づいた実社会や生活に役立つものでないと満足できず、充分な価値を見出せないタイプだからです。
皆さまはいかがでしょうか?
いろんなタイプがあってもいいのです。
どちらか2つに分ける必要はありません。
いろんなタイプがあってもいい時代です。
【現実に即したホロスコープ】
そんなとき、ひょんなことから「ホロスコープの新世界」を見出しました。
自分でも満足し、充分に納得できるものでした。
現実宇宙の根幹法則「基本三数」を発見したからです。
ホロスコープも「基本三数」によって、構成されていました。
そのため、「基本三数」によってホロスコープを解明していくと、どんどんと謎が解けていきました。
過去の数々の象意解釈が、実際に的を射ているのかいないのか、見極められるようになりました。
どれが本当の正しい象意なのかが分かるのです。
また、「基本三数」の本意(ほんとうの象意)から、世界に2つと同じものがない千態万状のホロスコープに応じて、自分の頭で考えつつ、応用展開した具体的な象意が見えてくるようになりました。
実際にさまざまなホロスコープに適用してみて、間違いのないことが検証できたのです。
こうなると、当たっているかどうかも分からない、過去の膨大な象意を覚える必要がなくなります。
「基本三数」(数理法則)の本意(ほんとうの象意)から、次第に見出していけるようになったからです。
「ホロスコープの新世界」です。
新しい地平の発見でした。
不思議系のオカルトチックな「占い」から、宇宙の現実に基づいた共鳴関係論によるリアルなホロスコープ解釈の幕明けでした。
ホロスコープは現実に即していたのです。