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基本三数は“火土風水”リーディング?

「基本三数リーディング」の秘密を分かりやすく解くカギは“火土風水”にあります。

西洋占星術をご存じであれば“火土風水”の四区分はご存じのとおりです。

12サイン(宮)を“火”の星座、“土”の星座、“風”の星座、“水”の星座と簡便的に四区分したものです。

でもこの“四区分”、区分内容はともかく、メチャクチャ重要でした。

理由は後述いたしますが、約2,500年も前の古代ギリシャ時代の世界観から来たもので、“当たらずといえども遠からず”、真実の一端を示唆しているからです。

ただ、“間違っている”のも事実で、世界は、“熱/冷/乾/湿”の四大事象をベースに“火/土/風/水”の四元素から成り立っているという世界観は、近代物理科学によって“疑似科学”(迷信)とされています。

でも、重要なのは、そこではないんです。

【宇宙は“四区分”できる】

「“四大元素説”なんてウソですよ!」

「ウソですが本当ですよ!」

「どっちやねん!」

“熱冷乾湿/火土風水”の「四大元素説」は、約2,500年も前の最先端の学術的真実、科学的学問でした。

アストロロジーから申し上げますと、古代ギリシャに発祥した四角いホロスコープを解釈する「実学」の基礎理論だったのです。

今では信じられないとぞんじますが、古典アストロロジーの名のとおり、「ロジー」(学、学問、科学)だったのです。

もっとも、現代物理科学からみれば、世界は“火/土/風/水”の四大元素から成り立っているなんてあるはずもなく、大間違いですが、実はこの宇宙世界は大きく四区分できるというのは、誰も指摘しませんが、“大正解”だったのです。

考えてもみてください。

古代ギリシャの古典アストロロジーは、なぜ、“ホロスコープ占い”の「現代占星術」に変容した今も、衰退もせず、生き残っているのでしょうか。

現代占星術に理論らしい理論はなく、個々の占星師の経験による主観的な象意解釈を繰り返しているのですが、そのベースにかつてあった「四大元素説」がデタラメであれば、今日まで約2,500年もの間、続くことはないのです。

どこかに、宇宙の真実につうじる“内実”が潜んでいます。

【火/土/風/水と「基本三数」】

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」からもうしあげますと、そのことをハッキリといえます。

宇宙この世界は、法則的には「基本三数」ですが、現実展開されると「四数」になり、事実上“四区分”できるという宇宙この世界の真実があるためです。

信じられませんか?

たとえば、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」が、実際に現実展開された代表例、「光の三原色」(色の三原色)をみてみましょう。

光は、Red/Green/Blueの「三原色」に区分できます。

ですが、三原色がパーフェクトに混じわれば「透明」(色の三原色では「黒」)になるように、“四原色”すなわち四区分できるという事実があります。

パソコンプリンターのトナーも、それゆえ四色ですべての色を再現することができます。

宇宙の様態を写しとり、法則的に模した本来の「ホロスコープ」も同様です。

四元素“火/土/風/水”というのは間違いですが、大きく“四区分”できるというのは“大正解”だったです。

それゆえ、今日まで紆余曲折を経ながらも、ホロスコープ解釈は生き延びています。

「四大元素説」自体は“疑似科学”間違いでも、宇宙この世界を四区分したのは間違っておらず、今日、最先端の「基本三数」も同様です。

また「基本三数」がさらに展開されると“宇宙森羅の最小象徴数”=12数による「数理法則」になります。

「ホロスコープ」の12サイン(宮)や12ハウス(室)また12アスペクトや12プラネットは、最先端宇宙観の「数理法則」をもってその本意(基本の象意、ほんとうの象意)によって完璧に象徴され、ホロスコープの象意となっています。

ただし、“ホロスコープ占い”となった「現代占星術」には理論がありません。

“疑似科学”とされた古代ギリシャ以来の基礎理論をベースに「古典占星術(学)」が築いてきた“象意解釈”を、“現代占星術の父”と言われるアラン・レオは、19世紀後半以降、理論は完全に捨てたものの“象意解釈”は受け継いで、“当たる/当たらない”の卑怯占星術に変えたからです。

その結果、どうなったのでしょうか?

西洋占星術関係者は、知ってか知らずか誰も語りません。

理論という“軸”をなくした以上、もはや古典占星術(学)から受け継いだ象意解釈を、個々のホロスコープに応じて「ああでもない、こうでもない」と主観による解釈を経験則的に繰り返して、行きつ戻りつしつつ模索するしか道はなくなったのです。

「現代占星術」の“宿命”です。

暗闇の中を手探りで、前に進んでいるのか、後ろに戻っているのか分からない状態で、いつかは当たるようになるという“まだ見ぬ美しい理想”を想い描いているようです。

【ホロスコープ“占い”から「実学」へ】

「なんだか、ややこしいなぁ…」

「ややこしくてスミマセン。実はシンプルなんですけどね…」

馴染みがないので、ややこしく感じるだけです。

実は、「えーっ、ウソーっ! ホロスコープの象意構造ってこんなに簡単だったの?」

と、驚くくらい目からウロコです。

それが、“火/土/風/水”ならぬ「基本三数」によるホロスコープ解釈です。

詳細は「ホロスコープ・マスター奥義講座」をご受講ください。

宣伝めいて申し訳ありませんが、すべてが見えてきます。

本来の「実学アストロロジー」(星学)の本質も…。

ホロスコープのほんとうの象意構造も…。

なぜ、そのような象意になっているのかの宇宙的な理由も…。

“ホロスコープ占い”に変容した「現代占星術」の正体も…。

「なんだ! そういうことだったのね」とホロスコープ・リーディングの謎が解け、ご自分のアタマで簡単にイメージできます。

“占い”ではなく「実学」としてのリーディングです。

「基本三数」を“マスター・キー”のように用いてホロスコープの秘密のすべて扉を開くことが可能です。

【古典アストロロジーの真実】

さて、ホロスコープが今日のように丸くなったのは“ホロスコープ占い”となった19世紀後半以降のことです。

なぜなら、近代天文学の発達もありますが、古代ギリシャの古典理論「四大元素説」を捨てたので四角である必要がなくなったからということも大きいのです。

「古典アストロロジー」も、古典理論を維持していた16世紀以降の「古典占星術(学)」も、用いたホロスコープは四角でした。

「四大元素説」を、ホロスコープ解釈の基礎理論として適用するのに四角のほうが適切だったからです。

下図をご高覧いただけましたら、ご納得いただけるでしょう。

◆ かつてホロスコープは四角でした ◆

いちばん右は、実際の四角いホロスコープで、著名な天文学者で占星師でもあったヨハネス・ケプラー(1571-1630)のものです。

中央は“熱冷乾湿/火土風水”の「四大元素説」の概念図です。

いちばん左は、同心円なので近代的ですが、“土”の上に“水”が流れ、その上に“風”さらに“火”があるといった地上の関係性を“四大元素”で象わしたものです。

後年、神学において、“火”のうえに“エーテル”(神の気?)があるとされるほど、近代物理科学が発達するまで、大きな影響を与えてきたのが「四大元素説」です。

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