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やっかいものから価値あるものへ・・・  ストーリーが見えるとつい手に取りたくなる?!

フォーカスされたローカルニュース

『ストーリーのあるものは売れる!』
そういえば、ストカレ(脚本家永妻先生主宰のストーリーカレッジの略)の講義でも、同じような話を聞いた気がする…

朝ごはんを食べながら、無意識に見ていた地元ニュースのテロップに思わずフォーカス。テレビの画面には、無数に吊るされ整然と並んでいる干し柿の映像。次の画面には、果樹園の木の下で全員が明るい表情の栽培農家さんの写真が流れていた。

柿が原材料の【エナジーバー】
果物の名産地での自然の食材、栄養価も高そうだなあ。
この言葉にも興味をそそられた。

「干し柿を作る風習は平安時代からあったそうです・・・。」
へぇ…知らなかった。柿ってそんなに大昔から、日本で食べられていたのね。と新たなウンチクにうなずきながら、アナウンサーの解説に聞き耳を立てる。

山形県庄内地方での、干し柿を活用しエナジーバーを商品化した物語。

農業を学んだ女性が、後継ぎがいなくて廃業寸前だった農家さんをサポートすることから始まったストーリー。

そんな偶然な出会いもあるものなんだね。そしてどーなったの?と続きが妙に気になった。

そこで新たな登場人物が!ヨーロッパから来たイケメンさん。まるで、映画か少女漫画のような展開にワクワクしながらニュースに食い入る。

日本での干し柿の素材の価値を発見し、意気投合。
このお二人が中心となって、硬くなりすぎて売れ残ったは干し柿を再利用して商品化するに至ったと言う。すらっとした異国の男性とナチュラルな笑顔がチャーミングな女性のツーショットもいい感じ。

いまどき話題となる、食品ロスや地元の名産物を有効利用できる点など
さまざまな切り口からも興味が湧く。

ストーリーで商品価値が上がる可能性を実感

イギリス・ロンドンでの即売会でも、高評価を得たとのことだった。スーツ姿の担当者が語る言葉が、顧客とライター両方の気持ちで胸にしみる。
「同じ商品がいくつか並んでいたら、ストーリーが浮かんでくるものを手に取りたくなりますよね」確かにその通りだと思った。

若い男女が試行錯誤を重ねて地元の方と協力しながら、伝統的な物産品を新しいニーズに合った商品としてリニューアルするお話。たった数分の、ニュースのトピックにすっかり魅了されてしまった。

私は、ジムや整体での筋トレの時に、コンビニやスーパーに寄ってバーやゼリー状のエナジーフードを購入する。手軽にプロテインやビタミン、ミネラルが補給できて便利だから。

でも、歯ごたえや味がいまいちなので、美味しくて栄養価も高いエナジーフードがあれば、少しくらい高くても購入して食べてみたいと思う。

もし、何種類ものエナジーフードがスーパーのコーナーに並んでいたら?その中に、美味しい果物が採れる庄内地方の干し柿が原材料で、生産者の写真付きの説明書きが添えてあったら?

必ず、手に取ってどんな人が作ってるのか興味を持ってしまうだろう。そして、原材料を確認しながら、試しに買って食べてみるに違いない。
また、「山形なら今度ドライブで行けるし、現地でそのものを食べてみたい。秋にはツヤツヤしたオレンジ色の柿が並んでいる果樹園を見に行きたいなあ。」と思ったのだ。

商品にまつわるストーリーがあることで、顧客が買いたいと思う気持ちや、現地に足を延ばしたいという行動を促すってこういうなんだ!って、あらためて感じた。

ストカレで学んだことを振り返る

ここで、ライター目線でこの商品を買うに至ったストーリーに必要な4つの要素に当てはめてみた。(合っているのかわからないけど?)

  • 目的⇒味と質の良い健康食品を購入したい

  • 動機⇒筋トレ時の栄養補給に効果的な食べ物を探している

  • 障害⇒いつものコンビニやスーパーでは、気にいったものが手に入りにくい

  • 変化⇒ニュースの情報から、山形県で生産されている干し柿のエナジーバーを知り購入しようと考えている


ということで、ネットで調べたら通販でも買えることが判明。
どこのサイトが一番お得か検討したら、早速購入してみます!😊


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