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【初心者歌い手必見!】mix依頼する時の注意点【解説】

「歌ってみた」を投稿するなら、mixは超重要! でも、いざmixを依頼しようとすると…

「どんなデータを渡せばいいの?」
「ミックス師さんにどう伝えればいいの?」
「失礼にならないか不安…」

そんな疑問や不安、ありませんか? 

この記事では、、、

✅mix師に好かれる「いい依頼」と嫌がられる「悪い依頼」がわかる!
✅mix依頼する時の注意点やポイントがわかる!
初心者でもスムーズにmix依頼できるようになる!


mix師に提出するもの

  • ボーカル音源
    モノラルのもの

  • inst音源
    伴奏音源を公式からDL(キー変更やピッチ調整が必要なら事前相談)


mix師に伝えること

依頼するmix師さんによっては、依頼時に使うテンプレがあることがありますので、よく確認して依頼するようにしてください。

  • 曲名

  • キー
    +3、-2、原キーなど

  • BPM(曲の速さ)

  • サンプリングレート(~khz)やビット深度(~bit)
    基本はWAV 24bit or 32bit / 48kHz推奨

  • 自分のイメージ、希望
    「おまかせで!」だと仕上がりがイメージと違うことも…。

    参考音源を提示する(「この歌ってみたみたいにしてほしい!」)
    どの程度加工するか伝える(ナチュラル or バキバキエフェクト)
    特にこだわりたい部分を伝える(ビブラート強調、リバーブ深めなど)

🎤 例文:依頼メッセージ
「透明感のあるボーカルにしたいです!リバーブは控えめで、原音を生かしたMIXをお願いします。参考として〇〇さんの歌ってみたを添付します!」


イメージを伝えるのにも役立つ、mix依頼に必要な最低限のmix知識は、こちらの記事をご覧ください👇



注意点

1. 依頼するmix師のXやHPを見ておくこと

テンプレや、依頼条件、プラン、できること、できないこと、スマホ録音について、注意点が記載されているので、必ず一度確認しておき、失礼のないようにしましょう。


2. 修正回数と追加費用の確認

MIX師さんによって、修正回数の上限や追加費用が違います。

  • 無料修正の回数を確認する(一般的に1〜2回が多い)

  • 追加修正が発生する場合の料金をチェック

特に、最初の依頼時点での要望をしっかり伝えないと修正回数を無駄に消費してしまうので要注意!


3. 納期を確認する

MIX師さんによって納期は異なるので、スケジュールに余裕を持って依頼しましょう。
一般的な納期の目安
🎵 個人のMIX師 → 1〜2週間程度
🎵 商業レベルのMIX → 2週間〜1ヶ月

「〇月〇日までに仕上げてほしいです!」と明確な期限を伝えるとスムーズ。


4. 料金の確認

MIX依頼の料金はピンキリ。追加オプションが発生することもあるので事前確認が大事!

表貼る👉


🎤 追加料金が発生しやすいケース
ハモリ作成(+3,000円〜)
修正依頼の追加(+1,000円〜)
即日対応・特急料金(+5,000円〜)


5. 態度

これができると、ミックス師も気持ちよく作業できて、クオリティの高い作品になります!

❌悪い例:

  • 「おまかせで!」と言いながら、後で文句を言う

  •  → 「なんか違います…」だけで、具体的なフィードバックがない。

  • データがバラバラ&ファイル名が適当
     → 「ボーカル.wav」「新しいボーカル.wav」など、どれが正しいのか分からない。

  • 無茶な納期を求める
     → 「明日までに仕上げてください!」と急な依頼をする。

  • 予算の相談をせずに値切る
     → 「もうちょっと安くなりませんか?」と後から値下げ交渉。

  • 修正依頼が多すぎ&漠然としている
     → 「なんか違うんですけど、いい感じにしてもらえます?」と丸投げ。

  • ミックスの知識がないのに無理な要求をする
     → 「もっとプロっぽくして!」だけで、具体的な指示なし。

  • 感謝や礼儀がない
     → 「OKです」「了解」とだけ返事をして、ありがとうの一言もない。



    ⭕️いい例

  • 具体的に伝える
     →「〇〇のような音にしたいです」「参考音源はこれです」など、要望が明確。

  • データの整理ができている
     → ファイル名が適切で、フォルダー構成も分かりやすい。

  • リスペクトを持って接する
     → 「お忙しい中ありがとうございます!」「よろしくお願いします!」などの丁寧な言葉遣い。

  • 修正依頼は具体的&適度に
     →「ハモリをもう少し広げたいです」など、直したいポイントを的確に伝える。

  • 納期に余裕を持って依頼する
     → 「〇〇日までにお願いできますか?」と事前に確認。

  • 予算をきちんと伝える
     → 「今回の予算は〇〇円でお願いしたいのですが、可能でしょうか?」と相談する。

  • 適切な感謝を伝える
     → 完成後に「本当に素敵に仕上げていただきありがとうございました!」と伝える。


6. 音が割れていないか

音割れが起きている部分がないか確認しておきましょう。

音割れとは、音のボリューム(音量・ゲイン)が一定の限界値を超えてしまい、歪んでしまう現象のことを指します。

特に歌や楽器の録音時に発生すると、「バリバリ」「ガサガサ」といったノイズのような不快な音になります。


7. ノイズが入りすぎていないか

  • 録音環境を整える(リップノイズや環境音が最低限入らないように)

  • 事前に録音した音源をよく確認しておく


8. 頭出しできているか

頭出しとは、「オケの頭(0:00:00)とボーカルの頭をそろえる」ことを言います。

mix師にデータを渡すときに「頭出し」をしないと、タイミングがズレてしまい、正しくmixできません。


🎤頭出しの手順

  1. オケの頭が0秒になるように配置する

  2. 録音したボーカルをオケに対して正しい位置に配置

  3. 書き出す範囲をオケの頭からに設定
     → ボーカルが始まる前の無音部分も含める!

  4. モノラル、wav、24bit or 32bit / 48kHz で書き出す


9. モノラル出力できているか

ステレオで書き出すと左右の位相ズレが起こり、MIX時にバランスが取りにくくなるため。

🔹 DAWでのモノラル書き出し方法

🔻 例:Cubase / Studio One / FL Studio など
ボーカルトラックを1本にまとめ、モノラルで書き出し
✅ 書き出し時の設定で 「Mono」または「モノラル書き出し」を選択
エフェクトやパンニングが適用されていない状態(ドライ音) で書き出す


10. 書き出し方

  • インストと一緒に書き出していないか、または他のボーカルと被っている部分はないか

  • 「マイクのエフェクト(リバーブやコンプ)」は基本的にかけないで提出!(MIXの際に処理するため)


11. フォルダー名

エンジニアがデータを整理しやすいようにシンプルで分かりやすくするのがベストです。

一例:

📂 [楽曲名]_MIX依頼_名前
(例)📂 Blessing_MIX依頼_なるあ

✅ フォルダー&ファイル名は 日本語よりも英語推奨(文字化け防止)
ファイル名には半角スペース・記号を使わない(エラー回避)


12. トラック名

例:

📁 メインボーカル(narua_Main.wav)
📁 ハモリ1(narua_Harmony_High.wav)
📁 ハモリ2(narua_Harmony_Low.wav)
📁 コーラス(narua_Chorus.wav)
📁 台詞パート(narua_Speech.wav)
📁 伴奏音源(Offvocal.wav)

✅ フォルダー&ファイル名は 日本語よりも英語推奨(文字化け防止)
ファイル名には半角スペース・記号を使わない(エラー回避)


✅依頼前チェックリスト

依頼をし提出する前に、ぜひこちらのチェックリストを使ってください!

モノラルであるか
✅wavであるか
✅ファイル名、トラック名は半角スペースがついていないか
✅エフェクト(リバーブなど)はついていないか
✅音質はいいか(ノイズ、音割れなど)
✅頭出しできているか
✅リスペクトと感謝を忘れていないか


まとめ

  • mix依頼をするときには、準備が欠かせない!

  • mix師とのコミュニケーションが大切!

  • 作業に取り掛かりやすいように心がける!

mix師と歌い手がお互いに気持ちのいい依頼をできるようにしましょう!

以上、歌い手活動サポーターなるあでした!


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