見出し画像

スターピースカンパニーについての雑記


スターピースカンパニー(IPC)という企業

スターピースカンパニー(以下IPC)は、ピアポイントに本拠地を構える巨大財団。宇宙で「会社」といえばIPCであり、通貨を発行し資源を独占する商業独裁組織。存護の星神・クリフォト(琥珀の王)を信仰している。

大体ここらへん
左下のパンクロードは、銀狼の故郷
千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

IPCの成り立ち

「琥珀の王」クリフォト——首のない巨大な像で、世俗のことには無関心で、ただひたすら神秘的で不可解な巨大な壁を作り上げることに専念している。なぜなのか?わからない。何に備えている?わからない。しかし、正気を保ってる人々は、自分の無知を悟り、この星神のことは考えないようにしてしまう。しかし、世の中には異常な人たちがいる。このグループは、2つのカテゴリーに分けられ、そのうち1つは、次のように考えている。「わあ、神様が壁を造っている!それって、この壁が神聖だということだな!自分たちも壁を造らないと!ロジックなんか知るか!」この者たちは、天啓を得たと思い込んで、それぞれの惑星の貴重な物質資源を浪費して、役に立たないものを作り始めた。彼らは「建創者」と呼ばれている。もう一方の人たちは建創者よりもバカである。建創者は、正気とは言えないが、少なくとも自分にとって何が利益になるかを考えていた。しかし、この人たちはこう考えている「わあ、神様が壁を造っている!それって、この壁が神聖だということだな!自分たちはその手伝いをしないと!」意味不明である。

そして、宇宙の彼方で、献身的な人間たちが集まり、クリフォトの後方支援隊が結成された。この後方支援隊は、自分たちの能力の低さを心得ながら、運命の力で様々な世界に飛び、壁作りに必要な様々な物資を調達し、神々に捧げた。この時、この愚かな集団の中から2人の賢い者が現れ、全宇宙の運命を一挙に変えてしまった。

書籍「ヘルタの手稿」

この「賢い者」とは、琥珀1357紀前後頃、クリフォトの後方支援隊として活動していたルイス・フレミング東方啓行のことだ。
彼らは宇宙に「商売」を持ち込んだ。そして、星間通貨「信用ポイント」を発行し、琥珀1387紀前後頃、IPCを設立した。
(現在は琥珀2158紀、つまり開拓歴にして創立58,596~185,040年の会社)

つまり、IPCは琥珀の王のために創立され、文字通り「琥珀の王のために全てを捧げる」会社なのだ。
事実、IPCは今でも亜空障壁の建材をクリフォトに提供しており、クリフォトの周りの惑星はIPCが用意した建材(石材、木材、黄金、スーパーチタンなど)で埋め尽くされている。
だが、クリフォトがIPCの用意した建材を使用したことは一度もない。
クリフォトはあまり人間に干渉しない星神だからだ。

現在のIPC

「お言葉ですが、この宇宙にクリフォト以上に進歩的な神はいるのだろうか?かの神は私たちのビジネス上の決定にすべて同意し、疑問を抱くこともなく、質問することもない――これはとても名誉なことで、この上ない信頼である!」——オスワルド・シュナイダー スターピースカンパニー・市場開拓部主務、P47級

アーカイブ「スターピースカンパニー」

IPCがどれだけクリフォトに何かを捧げてもクリフォトは何も言わない。
「クリフォトが何か口を出さない限りは」IPCの利益はIPCのものなのだ。そしてそんなことは起こり得ない。

おい

結局のところ、IPCの根底には熱狂的な「信仰」があり、現在でもそれはしっかりと受け継がれているが、創立当初と比べるとかなり商業独裁組織の面が強くなってしまった派閥……といった感じだろうか。
今回はあくまで創作上必要そうな知見だけまとめるので、クリフォトや黄金と機械などの詳細については省略する。(黄金と機械で判明する過去の部門についても同様)

IPCのグレーディングシステム

スターピースカンパニーは「グレーディングシステム」を採用しており、社員のグレードは「PXX」の形式で表される。
以下は予想も含めた現段階で名前が出ているIPC社員のグレーディングシステム一覧。(斜線の名前は現在判明している地位から憶測したもので、確定ではない)

パム新聞「スターピースカンパニー」より。現在は日本語版記事削除済み

P50
クリフォト?

P49(創設者兼終身理事)
ルイス・フレミング
東方啓行?

P48(「七人取締役会」理事)
資材物流部部長 タラファン・キーン
業務強化部部長 スカー・アイ夫人
伝統事業部部長 在田

P47(各部門主務)
市場開拓部部長 オスワルド・シュナイダー
戦略投資部部長 ダイヤモンド
技術開発部部長 アポリ
人材奨励部部長 ムトユイン・ラジェ・ザザード
人材奨励部部長 閻世羅

P46(各部門副主務、高級幹部?)
戦略投資部 オパール
戦略投資部 オブシディアン
戦略投資部 ジェイド

P45(高級幹部?)
戦略投資部 パール
戦略投資部 アベンチュリン

P44(高級幹部?)
戦略投資部 トパーズ

P36~
本部社員
P40以上で信仰債権の購入ができる。

P35
支社マネージャー?

P25
支社チームリーダー?

P16
正社員

(1)
スターピースカンパニーにやって来た初日。高くそびえるスターピースカンパニー支社のビルを見つめながら、優秀なスターピースカンパニーの社員になることを決意した。
誇らしく胸を張った。胸には「P-13」クラスのマークが貼られ、太陽の下でキラキラと輝いている。いや、「P-13」などで自分を定義されていいのだろうか?自分の※野心※はこのようなところで満足するものではない……

(2)
昇進初日。高くそびえるスターピースカンパニー支社のビルを見つめながら、優秀な「P-16」正社員として、新たに部下になった臨時従業員を率いることを決意した。あなたの目はより高いピラミッドの頂点に向けられていた…
フンッ…スターピースカンパニーのパンフレットをめくり、経営陣の紹介を見ていた。凛々しく、雄弁そうな「P-25」の支社の経営者を見て不愉快になった…もしかして、自分の方が彼よりも才能があるのではないだろうか?
さあ…自分の力を発揮する時が来た。

(3)
昇進2日目。高くそびえるスターピースカンパニー支社のビルを見つめながら、優秀な「カンパニー幹部社員」になることをを決意した。
最近、支社の人たちは不安がっているらしい。一部の従業員が仕事でミスをしたことにより、秘密裏に処分されたからだ。しかし、あなたはまだ自分が昇進するという美しいビジョンに浸っていた。自分の人生の目標を「P-35」に定め、支社のリーダーとなるべきだと考えていた。「P-35」になっても、本社の扉まではまだ遠い。しかし、若き才能あふれるあなたにとっては、なんの問題もないはずだ!
フンッ…スターピースカンパニーのパンフレットをめくり、会社の重要人物の紹介を見ていた。※ザイデン※氏の指導の下、伝統事業部は「老人ホーム」と嘲笑されている。※ムトユーイング・ラジェ・ザザード※?彼女は「人材奨励部」の連中にちょっとした恩恵の計画を作らせるだけだ…あなたはますます図に乗り、自信が出てきた…「P-35」?いや!自分はいつか「P-48」※スカー・アイ夫人※にすら挑めるだろうと思った!

(4)
昇進3日目。あなたはなぜかビル全体の空き地の所有者になっていた。
自分で作った「P-35」のバッジを胸につけた。このとき、自分の功績を人々に見せつけると時が来たと思った。
※ルイス・フレミング※※オズワルド・シュナイダー※…そのような世界トップレベル、最も有名な大人物たちは雲の上の存在だった。しかし――いつの日か、自分が彼らに取って代わることができると信じている!
大人物は誰も反応しない!急に現実に気が付いた…あなたは空き地でたばこを吸い、広々とした大通りを後ろへと歩き続けた…やがてコンクリートの柱に寄りかかった。あなたの顔には落胆と不安の表情が浮かんでいた。
そう…これは予想していた結末ではなかった。一体どこで道を誤ったのだろうか?人生を最初からやり直したいと願い始めた。そうすれば違った道を…選ぶかもしれない。
…ぼんやりと意識を失った。欲望に呑み込まれた従業員はいずれも※奇妙な処分※を受け、会社の密室の会議室の壁に肖像画スタンプとして飾られる。

模擬宇宙イベント「スターピースカンパニー『昇進記』」
※一部人名に表記揺れがありますが、原文ママです。

戦略投資部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

IPCの事実上の最強戦力、「不良債権清算エキスパート(十の石心)」を擁する。彼らは宇宙を駆け巡り、万界の癌によって発生した不良債権を積極的に清算している。IPCの中でも比較的若い部署。
IPCで2番目に長期的な利益を見据えている部門で、彼らの投資は短期的な収益に拘らない。
市場開拓部といがみ合っている。

「この肉体は弱いが、心は輝石のように硬い。そうでなければ『存護』の道は成り立たないだろう」
――「ダイヤモンド」、スターピースカンパニー。戦略投資部部長、P47

カンパニーには数多くの部署があり、その中の「戦略投資部」は眼界を担当している。彼らの投資は短期のリターンに固執しておらず、数十年、さらには数百琥珀紀をサイクルとすることもしばしばで、星系の完全掌握を目指しているのだ。ナヌークと星核により継続的にダメージを受け、部の多くの投資が損失を出したが、現在の部長「ダイヤモンド」が就任して以来、戦略投資部はめざましい成果をいくつも挙げている――

ガルンド星域の虫害を解決し、新しい生物圏の商業化を軌道に乗せた。
星核事件の後、ゴルカンダ鉱業世界連合体に投資し、カンパニーの建材輸送貿易に新たな鉱物供給源をもたらした。
連絡の途絶えた世界ヤリーロVIを改めて手中に収め、その復興プロジェクトに投資した。
ガーデン ・オブ・リコレクションと協力し、死にゆく世界の憶質回収計画を進めた。

これらすべての事件の背後では、「十の石心」と呼ばれる一団が大いに活躍している。
カンパニー内でのこのポジションの正式名称は「不良資産清算エキスパート」で、「ダイヤモンド」直属のエリートチームだ。メンバーの出自や職務はさまざまで、何度か人員の入れ替えが行われているという記録もある。唯一の共通点は、彼らは全員「ダイヤモンド」本人によって抜擢され、「基石」という身分の証を授かっているということである。

いくつかの信頼できる情報源によると、「十の石心」はある場面で信じられないような「存護」の偉大な力を発揮したことがあるらしい。その力がメンバー自身に由来するものなのか、それとも彼らの持つ基石に由来するものなのかは確かめようがない。しかし、「ダイヤモンド」はカンパニーで確認されている数少ない「存護」の使令であるため、その力はこのことに関係している可能性が高い。

「戦略投資部」と「市場開拓部」の過去のいざこざについては、カンパニー内ではもはや秘密ではなくなっており、人々は「十の石心」が実際にはダイヤモンドの私兵であると話している。しかし、彼らは純粋な「存護」の信徒であると話す者や、「自分たちの心を掘り出してクリフォトの石と取り替えた」と考える者すらいる。「十の石心」は一体誰に忠誠を誓っているのだろうか?これは現時点では答えられない問題である。

アーカイブ「十の石心」

十の石心

ダイヤモンド(P47、男性)
戦略投資部部長、役員会理事候補。「十の石心」の創設者。存護の使令。
結果を重視し、その過程にはあまり拘らない性格のようだ。ジェイド曰く、「ダイヤモンドには誰も会えない」らしい。

トパーズ(P44)
基石「徴収の黄玉」を所持。特殊債務ピケ部隊を率いている。
カブと共に銀河を巡りながら、カンパニーの事業拡大に影響を及ぼす様々な債権トラブルを調査している。ちなみにカブの一人称は「僕」なのでオス?(列車の訪問客登録簿にも「僕」と記載)

アベンチュリン(P45)
基石「博戯の砂金石」を所持。
人生をハイリスク・ハイリターンな投資と見なしている。

パール(P45、女性)
「模擬宇宙:黄金と機械」において、ヘルタに対して提携商談を持ちかけた人物。オムニック。アベンチュリンの懲罰会議において司会を努め、反対票に入れている。また、アベンチュリンのキャラクターストーリー上での会議において司会を努めていたのも彼女だと思われる。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

ジェイド(P46)
基石「貸付の翡翠」を所持。
ダイヤモンドの代理としてアベンチュリンに現在の地位を与えた。

厳しいらしい
ちなみに彼の双子の弟ヴェリットはアルジェンティの同行クエストに出てくる

オパール(P46、男性)
アベンチュリンの懲罰会議において、最後の一票で反対票に入れ、アベンチュリンを十の石心に再び迎え入れた。目的のためなら多少の犠牲は厭わない性格のようだ。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

オブシディアン(P46、女性)
アベンチュリンの懲罰会議において、アゲートから石を預かっており、同時に懲罰賛成に投票している。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

アンバー(女性)
アベンチュリンの懲罰会議において、中立を守り反対票に入れている。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

アゲート(男性)
アベンチュリンの懲罰会議において、オブシディアンに石を預けており、オブシディアンからは「死んだのでしょう」と言われている。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

スギライト(男性)
アベンチュリンの懲罰会議において、賛成票に入れている。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

サファイア
アベンチュリンの懲罰会議において、「基石は命と同等に扱う」という誓いを重視し、賛成票に入れている。

【崩壊:スターレイル】 千の星を巡る紀行PV 「誓環の石心・天秤の両端」

技術開発部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)
よく見るとDr.レイシオが映っている

別名、「商業研究開発部」。
IPCの内部では、この部門の主な仕事内容は博識学会の研究成果を受け取り、その中で商業的価値の高いプロジェクトにより多くの経費を支払うだけだと笑いものにされている。

アポリ(P??、女性)
技術開発部部長。博識学会の実質的な支配者。

「アポリは有能だが、部下は素人の集まりなんだ。野心的で情熱に満ちてはいても、いかんせん頭が足りない。せいぜい原始人レベルといったところだな」——Dr.レイシオ

開拓クエスト・幕間「凡人の空騒ぎ」

主な開発品

共感覚ビーコン

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)
刺して接種する(痛そう)

一回接種し、中枢神経の位置でビーコンに適切な処理を施せば、誰でも遠く離れた世界の謎の言語を母語のように理解できる。
天才クラブ#56 イリアスサラスがプロトタイプとして作ったものを、IPCの命令により博識学会が復元した。
※復元したのは博識学会だが、当時提携していたのは技術開発部ではない

「文明を築く生物の思考活動は主に内的な言語で現れる。自覚はなくとも、文字を読む時には脳内で黙読し、考えの道筋を成すように。

伝達過程をスキップし、互いの知覚を直接リンクする、一方が発信する内的言語のコードを変換し、相手の言語認知システムに自動で還元させる。これが実現できれば、コミュニケーションの障害は一掃される。」

——『交流と意思疎通の芸術に関する考えをまとめた手稿』自序、イリアスサラス

アーカイブ「共感覚ビーコン(科学技術)」

共感覚ビーコンは、物理的な動き、光の点滅信号、音の振動、におい分子の変化など、あらゆるものに反応する——意味を持つすべての信号は、思考インパルスに変換され、理解可能な言語に転換される。こうして、コミュニケーションの第一関門が突破された。共感覚ビーコンを基礎に、「スターピースカンパニー」は膨大なデータベースを構築し、1億近い言語と文字がストックされ、言葉はもはや神秘ではなくなった。

書籍「ヘルタの手稿」

ハイテク防具

超距離輸送
千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」にて共感覚ビーコンとともに説明されているが、詳細は不明。

漫遊指南全知袋使い捨て防護壁
博識学会との関わりが見られるが、IPC技術開発部との関連性は不明。


市場開拓部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

市場開拓部はより多くの星系に向かい、クリフォトより与えられし使命を広めることに力を注いでいる。同時に、新たな世界をIPCの信用システム体系に引き入れる役割も担っている。
やり方がかなり強引で、別名「信仰熱狂部」と呼ばれている。

今まで市場開拓部が信用システムに加えた惑星の一部?
タリア、スノーランド、シスラダン集落合邦、ハイアイー連邦、クリムト立憲国
「タリア」はおそらく
盗賊公国タリアのこと
千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

オスワルド・シュナイダー(P47、男性)
市場開拓部部長、役員会理事候補。
キャリアは浅く、存護の狂信者で、拡張主義者。
元ナナシビトであり、今でもなお強烈な「開拓」の意欲を持っている。
ツガンニヤ-Ⅳの案件を含む3つの問題を解決したことで名をあげており、現在「七人取締役会」理事の席をかけて戦略投資部部長ダイヤモンドと争っている。

この瓶に入っている神秘的な液体は、環境に反応して色を変えることができる。社会に揉まれた人間も同じことができるようになる。
「あなたは、カメレオンです。オスワルド、この意味がわかりますか?」
「カンパニーには、カメレオンは必要です」

消耗品「迷彩ペンキ」

全ての星がスターピースカンパニーの商業帝国を歓迎しているわけではない。拡大し続ける銀河の中で、カンパニーの好意を拒否するごく少数の例外はいつもある。「ありがとう」と彼らは言った。「私たちは信用ポイントはいらない。自分たちのことは自分でできる」とも言った。上記のような状況に直面したとき、カンパニーの代表は肩をすくめ、その星の金融システムの根幹を軽く破壊する——それは、往々にして黄金である。

模擬宇宙 奇物「分裂金貨」

銀河ビッグロッタリー星間ビッグロッタリーを販売している。

スターピースカンパニー市場開拓部が販売する銀河ビッグロッタリー。その営業方針はオスワルド・シュナイダー本人のように、激情と熱血に溢れている。コイン1つで幸運を望める、誰でも大富豪になれる夢、星間商業体系に加入する道…オスワルド・シュナイダーの営業の下、このような誘惑に抗える世界は少ない——彼らは自世界で銀河ビッグロッタリーを展開する資格を得るため、先を争ってスターピースカンパニーの商業体系に加入した。

模擬宇宙 奇物「銀河ビッグロッタリー」

ビジネスモデルを持続させるにはどうすればいいのか?銀河ビッグロッタリーが好評を博した後、スターピースカンパニーの業務強化部はオスワルド・シュナイダーの商品に対する先見性を引き継ぎ、星間ビッグロッタリーを発売した。彼らはそれも同じように成功することを願い、86もの関連産業チェーンを作って一緒に普及させていった。カンパニーが作り出したイメージキャラクター、「ビッグロッタリーの女神」ベラス・メリーは後に謎の死を遂げたが、それでも多くの信用ポイントがスターピースカンパニーに流れ込んできたのである!

模擬宇宙 奇物「星間ビッグロッタリー」

スターピースカンパニー「信仰熱狂部」のビッグロッタリー発行人が現れた!
「ダブルロッタリーの体験とは何か知っていますか?」彼は小さな声でささやきながら、「あなたに…ダブルロッタリーを提供できます…えっと、あなたが『オスワルド・シュナイダー』の選挙に投票してくれればですけど」と言った。
彼は期待するような目でこちらを見ている。

模擬宇宙イベント「ダブルロッタリー体験」

業務強化部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

新世界と市場開拓部が外交関係を結ぶと、後続の商業事務は業務強化部へと移される。
IPCの超距離輸送ネットワークの統括、各世界の特産物資の点検や値段設定、IPC傘下の施設および貨物リストの長期的な維持を担っている。

IPC最大の部門で、全体社員の45%が業務強化部に所属している。

スカー・アイ夫人(P48、女性)
業務強化部部長、役員会理事。
左目に1筋の傷がある。

スターピースカンパニーの役員会理事「スカー・アイ夫人」が目の前に座っている。彼女の左目には1筋の傷があり、あなたは自分が彼女に観察されているのを感じる。きっと、手ごわい女性なのだろう。

彼女の強大な抑止力によって、あなたはここに座っている。あるメイドがシャンパンを持ってきて、夫人の手の甲にキスを落とした。

「エイブリー星が金融危機に瀕している」夫人は言う、「星の困難を乗り越えるため、業務強化部は天使型謝債発行機で手助けするわ。あなたには拒否できない条件を提示するつもりよ」

「カンパニーの債権を購入し、この大混乱が過ぎ去るのを待てば、カンパニーは何十倍ものお返しをするわ」

夫人の傍の召使いが翼の生えた機械の天使を押してきた。「天使型謝債発行機、あなたは定期的にお金をこれにあげる必要がある。これはあなたの投資を記録する。そして投資サイクルが終了すると、数十倍のフィードバックが行われるわ」

模擬宇宙イベント「謝債発行機(1)」

スターピースカンパニーの役員会理事「スカー・アイ夫人」が目の前に座っている。彼女の左目には1筋の傷があり、あなたは自分が彼女に観察されているのを感じる。

「戻ってきたのね。こうなると思っていたわ」彼女はこちらを見ると、両手を顎の下で組み、少しも意外じゃなさそうに言う。

「天使型謝債発行機、定期的にお金をこれにあげる必要がある。これはあなたの投資を記録するわ。そして投資サイクルが終了すると、数十倍のフィードバックが行われるのよ」

模擬宇宙イベント「謝債発行機(2)」

資材物流部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

資材物流部はIPCで最も歴史ある部門であり、その前身は「琥珀の王後方支援隊」。この部門はルイスが頭角を現した後に再編を経ている。
クリフォトに建材を送るという神聖な任務を担っている。

タラファン・キーン(P48)
資材物流部部長、役員会理事。存護の使令。
非「存護」信仰者である可能性が挙げられている。
抱えていた面倒事をダイヤモンドに解決してもらい、理事の席の一票を戦略投資部に投じた。

「売り惜しみ?その単語は嫌いだな。私が言うには、買い値が高い人が買えるのは当たり前だろう。金が足りないのはこちらの問題ではなく、そちらの問題だ」――タラファン、スターピースカンパニー理事

依頼「見えざる手(信用ポイント)」

人材奨励部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

人材奨励部はIPCのために人材を募集、育成し、各部門に送り込んでいる。
同時に、数多ある星系を跨いだプロジェクトのコミュニケーションの媒介となっている。

一流の社員には一流の福利厚生を。クロススペースワーク対応、社員の「信仰生活」に配慮、ペット同伴OK、福利厚生充実、スナック&ドリンク食べ飲み放題、定期的な星間旅行など。

ムトユイン・ラジェ・ザザード(P??、女性)
人材奨励部部長。

閻世羅(P??)
人材奨励部部長。
仙舟同盟出身だが、仙舟同盟に対する態度は不明瞭。

ムトユイン・ラジェ・ザザードと閻世羅は共同で全銀河を包み込む情報ネットワークを掌握している。彼らの使者は銀河各地を行き来し、様々な勢力と関係を結び、まだカンパニーに加入する意思を持っていない人材と友情を培っている――そういった外部の者は、IPCが表立って行動したくはない、あるいはできない状況において、重要な価値を示す。

アーカイブ「スターピースカンパニー」

伝統事業部

千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」より)

多くの産業の栄枯盛衰とともに、IPCの貿易体系における各産業の地位もアップダウンしている。汎銀河貿易版図の中で一つの産業が占める比率が一定値を下回ると、業務強化部から伝統事業部の主務、在田に渡される。

在田(P??)
伝統事業部部長。役員会理事。引退している?

スターピースカンパニーはバラエティ番組のレコードを大量に制作したが、思ったよりも売上が振るわなかったため、伝統事業部に引き継がれることになった。各「介護星」の埠頭輸送チームによると、伝統事業部の親切で優しい引退幹部の在田は、その中の『ボサ頭探偵』が大好きで、63システム時間も繰り返し再生していたという。在田は作品に登場する才能あふれるバラエティ探偵の大スターに若い頃の自分を重ねているのだろう、と社員たちは考えている。

模擬宇宙 奇物「『ボサ頭探偵』」

真っ黒な部屋の中にいる。目の前のテレビが通販番組を映している――スターピースカンパニー伝統事業部のものだ。

「熱帯夜の都通販番組です。番組の始まりに、視聴者からの不確定の匣に関する苦情にお答えいたします。皆様に知られているように、不確定の匣が正確に測定できるならば、それは確定の匣と呼ばれるべきです…ザー……」

古いテレビは徐々に砂嵐交じりになる、電波の強度が弱まっていく。そしてすぐに、音が全く聞き取れなくなった。

「続いては、スターピースカンパニーによる銀河を越えた商品です」
「賞味期限が切れたドーナツでございます。熱帯夜の都は既に第Ⅳ紀に入っており、食べ物の賞味期限はほぼ永久となりました。公民の皆様は賞味期限の切れた食べ物がどんな味かに興味を持っています」
「誕生日ソングを歌う蓮の花でございます。同じ子供時代の記憶として、これは何度も夢の中に登場しましたね」
「機械の箱でございます。200年売りに出していたけど、売れなかったように見えますね」

模擬宇宙イベント「テレビショッピングチャンネル」

ピアポイントについて

IPC本部「ピアポイント」の施設について。

ピアポイントの見た目(次元界オーナメント「汎銀河商事会社」より)

キリロフィッシュレストラン

ピアポイントで最も可愛いキリロフィッシュレストランに入った――それは、巨大な魚眼気泡で構成されている建物。曲面のガラス越しに亜空障壁が見える。午後の心地よい太陽を楽しむ、これはあなただけの時間。

客たちは超音魚波の脳筋膜マッサージを楽しんでいる。あなたは一口で皿の中の*魚眼*を呑み込み、社会性の夢の世界の到来を感受する――ピアポイントは発展の黎明期を迎え、定期的に星間通貨が空から降ってくる。あなたはカンパニーが発行した債券を握る、幸せが増額していく。

胃粘膜が魚の目玉を完全に消化し、あなたは夢から覚める。仕事に行く時間だと気付くけど、あなたはまだここを離れたくない…

模擬宇宙イベント「社会性の夢」

IPC子会社・傘下について

IPCにはいくつかの傘下組織、もしくは子会社が存在する。
明記しているもの以外、所属部署・管理者等は不明。

スターピースデンキ
ヤリーロⅥにて登場するチャーリー(ホーム用探索器「リチャード」・Ver.0.63・専門型・デラックスエディション)が開拓者にスターピースデンキへの持ち込み修理を提案する。
また、開拓者のスマホにスターピースデンキからのスパムメールが届く。

スターピースラジオ
星穹列車のラウンジにあるラジオ。調べると聞くことができる。
世界観を把握する上でかなり有用なので是非聞いてほしい。

スターピースフィルム
スターレイルの予告番組やイッテ星穹はスターピースフィルムの番組。
ミスターフク郎が所属している。

スターピースネットワーク
ライブ配信サービス。エーテル戦線の「星間決勝フェスティバル」を配信していた。

スターピースエンターテイメント(伝統事業部)
かつて難破船の港だけがあったタイキヤン星を再開発し、スポーツ競技「タイキヤンモーターボール」の聖地へと変貌させた。

「伝統事業部」はスターピースエンターテインメントのスポーツ専門家を招集し、彼らにあらゆる野蛮な要素を取り除き、タイキヤンの「地下法則」を「金に生る競技」に改造するよう求めた。

材料の専門家たちは率先して「モーターボール」を設計し、需要を満たそうと試みた——それは直径3センチ、重さ約30キロの炭素繊維とステンレスを混ぜた科学技術的な鉄球である。ボールは常に位相霊火の変換を追い、不規則な移動によって試合の意外性を高めた。スポーツ装備の専門家はその後に続いて、モーターボール基準の推進防具を開発した。機敏な動きをしやすく、医療企業は企業の素質を示すことができ、安定した収入と安全な競技の継続を可能にした。

こうして、タイキヤンモーターボール協会は正式に成立し、『タイキヤンモーターボール試合ルール』の初版を制定した。7人ずつの2チーム制もこの時に確立されたのである。

次元界オーナメント「星々の競技場(タイキヤンのアークトラック)」

スターピースツアー

乗客の皆さま、スターピースツアーをお選びいただき、ありがとうございます。皆さまの安全のため、旅行中は以下の事柄について了解ならびに順守していただきますようお願い申し上げます。

1
本装置はスターピースカンパニーが開発ならびにメンテナンスを行っているシャトル装置です。技術的な原理は機密事項ですので、外部の方に旅行の具体的なプロセスを漏らさないようにご注意ください。技術開発部は本条項の最終的な解釈権を有しています。

2
本シャトル装置は安全性が高く、正式に運用を開始してから現在に至るまで重大な事故は起きていません。星間ネットワーク上で中傷目的で意図的に流されている不正確な情報を信用しないようお願いいたします。故意に流言を拡散した場合、スターピースカンパニーは『星間名誉保護法』に基づいて責任を追求する権利を有します。

3
シャトル装置には座席を設けておりません。旅行の途中で揺れや、目まいを感じた場合は手すりにつかまり、重心を低くしてください。わずかな体の不調でクルーを混乱させないようご配慮ください。ご質問がある場合はご署名いただいた『免責に関する声明』をご確認ください。

4
技術的な特性により、シャトル装置にはトイレ、喫煙室を設けておらず、食事も提供いたしません。旅行開始までに個人的なニーズを適切に処理し、旅行中は水分の摂取、または食事をしないようにご注意ください。

5
必要な場合を除き、キャビン後方の非常口を開かないようご注意ください。緊急時には、操作員が非常口を開放します。その際はクルーの指示に従い、脱出手順を順守してください。脱出時は個人の財物に執着しないようお気を付けください。
スターピースカンパニーの従業員は統一された制服を着用しています。他の服装を着用した不審者がスタッフになりすまして話しかけてきた場合は、彼らの指示に従わず、ただちにクルーにご連絡ください。

6
皆さまの旅行体験のために、目的地となる惑星の環境、文化などの関連情報を事前に確認し、現地の人々との衝突や環境への不適応が起こらないようにしてください。スターピースツアーは、旅行の過程に関係ないトラブルについては一切責任を負いません。

安全注意事項に関する内容は以上です。ご旅行をお楽しみください。

書籍「カンパニー出航安全マニュアル」

スターピース銀行

あなたは青いラグーンの前を散歩し、アラセイトウが咲きほこる庭園を抜け、象牙の白い石でできた殿堂を迂回し、金色に輝く階段を上り…「スターピースカンパニー支社銀行」の看板の前で立ち止まった。

模擬宇宙イベント「カチャッ──スターピース銀行!(1)」

金色に輝くドーム型天井は忘れられない。さまざまな星系の輝かしいコレクションに囲まれている中…再び「スターピースカンパニー支社銀行」にやって来た。手をポケットに入れ、準備を整えた。

模擬宇宙イベント「カチャッ──スターピース銀行!(2)」

IPCの製薬会社

あなたは暖かな毛皮をしっかりと体に巻き付け、雪原を歩く。ある男性に遭遇した――彼は赤い髪の毛で顔にそばかすがあり、痩せて背が高く、革靴を履いて、猟銃を持っている。

彼は遠くの球形の建物を指さす、「スターピースカンパニーの製薬会社がスノーランドで生物素材を捕獲し、珍しい薬を制作するためにハンターを大量に募集してるんだ」

「これは機密情報だ。S級募集――雪原深部のヤク、かなりの高額の報酬がでる。でもここがこんなに寒いとは思わなかった、お前の毛皮を貸してくれないか?」彼の胸元についている「スノーランド動物保護協会」のバッジに目が留まる…

模擬宇宙イベント「賞金稼ぎ」

スターピースショッピングセンター

あなたはフライアン機械連盟の停泊港を訪れた。ここには大きな埠頭があり、様々な受付ロボットが配置されている。

1体の受付ロボットがあなたを階段に案内した時…ふと、その階段が1本1本のロボットアームによって支えられていることに気が付いた。それから前に進み続け、港から出ると、「スターピースショッピングセンター・機械支部」と書かれた看板が見えてくる。

ここの内装はとてもカンパニーらしい雰囲気だ…あなたはカウンターの前に進み出た。

「私たちは商品を売っていますが、港で買ったほうがお得ですよ。伝えたいことはそれだけです」機械のスタッフは面倒くさそうに言うと、あなたに自分で商品を選ぶよう合図した。

模擬宇宙イベント「スターピースショッピングセンター・機械支部(1)」

あなたは再びライアン機械連盟の停泊港を訪れた。1体の受付ロボットがあなたを階段に案内した時…ふと、その階段が1本1本のロボットアームによって支えられていることに気付く。その上を揺れながら進んでいくと、「スターピースショッピングセンター・機械支部」と書かれた看板が見えてくる。

この光景には見覚えがある…あなたはカウンターの前に進み出た。

「こちらは機械支部です。何かいいものがありましたら、ここでアップグレードできますよ」機械のスタッフは面倒くさそうに言うと、あなたに自分で商品を選ぶよう合図した。

思わずその頭に強烈な一撃を加えたくなる…しかし、あなたは我慢した。

模擬宇宙イベント「スターピースショッピングセンター・機械支部(2)」