スターピースカンパニー(IPC)という企業
スターピースカンパニー(以下IPC)は、ピアポイントに本拠地を構える巨大財団。宇宙で「会社」といえばIPCであり、通貨を発行し資源を独占する商業独裁組織。存護の星神・クリフォト(琥珀の王)を信仰している。
IPCの成り立ち
この「賢い者」とは、琥珀1357紀前後頃、クリフォトの後方支援隊として活動していたルイス・フレミングと東方啓行のことだ。
彼らは宇宙に「商売」を持ち込んだ。そして、星間通貨「信用ポイント」を発行し、琥珀1387紀前後頃、IPCを設立した。
(現在は琥珀2158紀、つまり開拓歴にして創立58,596~185,040年の会社)
つまり、IPCは琥珀の王のために創立され、文字通り「琥珀の王のために全てを捧げる」会社なのだ。
事実、IPCは今でも亜空障壁の建材をクリフォトに提供しており、クリフォトの周りの惑星はIPCが用意した建材(石材、木材、黄金、スーパーチタンなど)で埋め尽くされている。
だが、クリフォトがIPCの用意した建材を使用したことは一度もない。
クリフォトはあまり人間に干渉しない星神だからだ。
現在のIPC
IPCがどれだけクリフォトに何かを捧げてもクリフォトは何も言わない。
「クリフォトが何か口を出さない限りは」IPCの利益はIPCのものなのだ。そしてそんなことは起こり得ない。
結局のところ、IPCの根底には熱狂的な「信仰」があり、現在でもそれはしっかりと受け継がれているが、創立当初と比べるとかなり商業独裁組織の面が強くなってしまった派閥……といった感じだろうか。
今回はあくまで創作上必要そうな知見だけまとめるので、クリフォトや黄金と機械などの詳細については省略する。(黄金と機械で判明する過去の部門についても同様)
IPCのグレーディングシステム
スターピースカンパニーは「グレーディングシステム」を採用しており、社員のグレードは「PXX」の形式で表される。
以下は予想も含めた現段階で名前が出ているIPC社員のグレーディングシステム一覧。(斜線の名前は現在判明している地位から憶測したもので、確定ではない)
P50
クリフォト?
P49(創設者兼終身理事)
ルイス・フレミング
東方啓行?
P48(「七人取締役会」理事)
資材物流部部長 タラファン・キーン
業務強化部部長 スカー・アイ夫人
伝統事業部部長 在田
P47(各部門主務)
市場開拓部部長 オスワルド・シュナイダー
戦略投資部部長 ダイヤモンド
技術開発部部長 アポリ
人材奨励部部長 ムトユイン・ラジェ・ザザード
人材奨励部部長 閻世羅
P46(各部門副主務、高級幹部?)
戦略投資部 オパール
戦略投資部 オブシディアン
戦略投資部 ジェイド
P45(高級幹部?)
戦略投資部 パール
戦略投資部 アベンチュリン
P44(高級幹部?)
戦略投資部 トパーズ
P36~
本部社員
P40以上で信仰債権の購入ができる。
P35
支社マネージャー?
P25
支社チームリーダー?
P16
正社員
戦略投資部
IPCの事実上の最強戦力、「不良債権清算エキスパート(十の石心)」を擁する。彼らは宇宙を駆け巡り、万界の癌によって発生した不良債権を積極的に清算している。IPCの中でも比較的若い部署。
IPCで2番目に長期的な利益を見据えている部門で、彼らの投資は短期的な収益に拘らない。
市場開拓部といがみ合っている。
十の石心
ダイヤモンド(P47、男性)
戦略投資部部長、役員会理事候補。「十の石心」の創設者。存護の使令。
結果を重視し、その過程にはあまり拘らない性格のようだ。ジェイド曰く、「ダイヤモンドには誰も会えない」らしい。
トパーズ(P44)
基石「徴収の黄玉」を所持。特殊債務ピケ部隊を率いている。
カブと共に銀河を巡りながら、カンパニーの事業拡大に影響を及ぼす様々な債権トラブルを調査している。ちなみにカブの一人称は「僕」なのでオス?(列車の訪問客登録簿にも「僕」と記載)
アベンチュリン(P45)
基石「博戯の砂金石」を所持。
人生をハイリスク・ハイリターンな投資と見なしている。
パール(P45、女性)
「模擬宇宙:黄金と機械」において、ヘルタに対して提携商談を持ちかけた人物。オムニック。アベンチュリンの懲罰会議において司会を努め、反対票に入れている。また、アベンチュリンのキャラクターストーリー上での会議において司会を努めていたのも彼女だと思われる。
ジェイド(P46)
基石「貸付の翡翠」を所持。
ダイヤモンドの代理としてアベンチュリンに現在の地位を与えた。
オパール(P46、男性)
アベンチュリンの懲罰会議において、最後の一票で反対票に入れ、アベンチュリンを十の石心に再び迎え入れた。目的のためなら多少の犠牲は厭わない性格のようだ。
オブシディアン(P46、女性)
アベンチュリンの懲罰会議において、アゲートから石を預かっており、同時に懲罰賛成に投票している。
アンバー(女性)
アベンチュリンの懲罰会議において、中立を守り反対票に入れている。
アゲート(男性)
アベンチュリンの懲罰会議において、オブシディアンに石を預けており、オブシディアンからは「死んだのでしょう」と言われている。
スギライト(男性)
アベンチュリンの懲罰会議において、賛成票に入れている。
サファイア
アベンチュリンの懲罰会議において、「基石は命と同等に扱う」という誓いを重視し、賛成票に入れている。
技術開発部
別名、「商業研究開発部」。
IPCの内部では、この部門の主な仕事内容は博識学会の研究成果を受け取り、その中で商業的価値の高いプロジェクトにより多くの経費を支払うだけだと笑いものにされている。
アポリ(P??、女性)
技術開発部部長。博識学会の実質的な支配者。
主な開発品
共感覚ビーコン
一回接種し、中枢神経の位置でビーコンに適切な処理を施せば、誰でも遠く離れた世界の謎の言語を母語のように理解できる。
天才クラブ#56 イリアスサラスがプロトタイプとして作ったものを、IPCの命令により博識学会が復元した。
※復元したのは博識学会だが、当時提携していたのは技術開発部ではない
ハイテク防具
超距離輸送
千の星を巡る紀行PV「スターピース案内:選別、計画と好機」にて共感覚ビーコンとともに説明されているが、詳細は不明。
漫遊指南、全知袋、使い捨て防護壁
博識学会との関わりが見られるが、IPC技術開発部との関連性は不明。
市場開拓部
市場開拓部はより多くの星系に向かい、クリフォトより与えられし使命を広めることに力を注いでいる。同時に、新たな世界をIPCの信用システム体系に引き入れる役割も担っている。
やり方がかなり強引で、別名「信仰熱狂部」と呼ばれている。
オスワルド・シュナイダー(P47、男性)
市場開拓部部長、役員会理事候補。
キャリアは浅く、存護の狂信者で、拡張主義者。
元ナナシビトであり、今でもなお強烈な「開拓」の意欲を持っている。
ツガンニヤ-Ⅳの案件を含む3つの問題を解決したことで名をあげており、現在「七人取締役会」理事の席をかけて戦略投資部部長ダイヤモンドと争っている。
銀河ビッグロッタリー、星間ビッグロッタリーを販売している。
業務強化部
新世界と市場開拓部が外交関係を結ぶと、後続の商業事務は業務強化部へと移される。
IPCの超距離輸送ネットワークの統括、各世界の特産物資の点検や値段設定、IPC傘下の施設および貨物リストの長期的な維持を担っている。
IPC最大の部門で、全体社員の45%が業務強化部に所属している。
スカー・アイ夫人(P48、女性)
業務強化部部長、役員会理事。
左目に1筋の傷がある。
資材物流部
資材物流部はIPCで最も歴史ある部門であり、その前身は「琥珀の王後方支援隊」。この部門はルイスが頭角を現した後に再編を経ている。
クリフォトに建材を送るという神聖な任務を担っている。
タラファン・キーン(P48)
資材物流部部長、役員会理事。存護の使令。
非「存護」信仰者である可能性が挙げられている。
抱えていた面倒事をダイヤモンドに解決してもらい、理事の席の一票を戦略投資部に投じた。
人材奨励部
人材奨励部はIPCのために人材を募集、育成し、各部門に送り込んでいる。
同時に、数多ある星系を跨いだプロジェクトのコミュニケーションの媒介となっている。
一流の社員には一流の福利厚生を。クロススペースワーク対応、社員の「信仰生活」に配慮、ペット同伴OK、福利厚生充実、スナック&ドリンク食べ飲み放題、定期的な星間旅行など。
ムトユイン・ラジェ・ザザード(P??、女性)
人材奨励部部長。
閻世羅(P??)
人材奨励部部長。
仙舟同盟出身だが、仙舟同盟に対する態度は不明瞭。
伝統事業部
多くの産業の栄枯盛衰とともに、IPCの貿易体系における各産業の地位もアップダウンしている。汎銀河貿易版図の中で一つの産業が占める比率が一定値を下回ると、業務強化部から伝統事業部の主務、在田に渡される。
在田(P??)
伝統事業部部長。役員会理事。引退している?
ピアポイントについて
IPC本部「ピアポイント」の施設について。
キリロフィッシュレストラン
IPC子会社・傘下について
IPCにはいくつかの傘下組織、もしくは子会社が存在する。
明記しているもの以外、所属部署・管理者等は不明。
スターピースデンキ
ヤリーロⅥにて登場するチャーリー(ホーム用探索器「リチャード」・Ver.0.63・専門型・デラックスエディション)が開拓者にスターピースデンキへの持ち込み修理を提案する。
また、開拓者のスマホにスターピースデンキからのスパムメールが届く。
スターピースラジオ
星穹列車のラウンジにあるラジオ。調べると聞くことができる。
世界観を把握する上でかなり有用なので是非聞いてほしい。
スターピースフィルム
スターレイルの予告番組やイッテ星穹はスターピースフィルムの番組。
ミスターフク郎が所属している。
スターピースネットワーク
ライブ配信サービス。エーテル戦線の「星間決勝フェスティバル」を配信していた。
スターピースエンターテイメント(伝統事業部)
かつて難破船の港だけがあったタイキヤン星を再開発し、スポーツ競技「タイキヤンモーターボール」の聖地へと変貌させた。
スターピースツアー
スターピース銀行
IPCの製薬会社
スターピースショッピングセンター