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locofrank アルバム「READY?」おかわりツアー in 鈴鹿answer

みんな知ってるんな

5月12日、鈴鹿が激情の音楽で沸きました。鈴鹿のライブハウス、鈴鹿ansewにロコフランクが久しぶりに参りました!ロコフランクというと 、90年代からメロコア、パンクシーンをリードするバンドの1つ。

後で知ったのだがロコフランクは結成から25周年にもかかわらず、客層は結構若い人がいる。男も女も半々ずつぐらいかな?若い女の子に関してはよくこうゆうバンドを知っているな、と関心を寄せてしまう。

もちろん年配の方もいて、ボクももう42歳で90年代から音楽を聞いてきたわけですが、多分 同じ類なんだろうなーと思いながら見ていました。対バンであるヒーローコンプレックスの演奏が終わり登場。

実はボク、ロコフランクというバンドを古くからは知っていましたが、あまり聴き込んだことはなく、この日はほとんど予習なしで参加させてもらいました。なのでセトリとか全く分かりません。雰囲気だけで語っていきます。

さて、のっけからパワー全開!スピード全開!アクセル全開!で迫ってくるロコフランクの方たち。オーディエンスも負けじとモッシュにダイブにガンガンアタックしまくりです。ライブハウスの本来の姿、熱狂の渦に巻き込まれます。改めて思いますが、若い子たちが本当に多く全然みんな知っているんだなと思っていました。

頼れる兄さん





終始、全力疾走でメロコア が駆け抜けます。曲の合間にボーカルベースを担当している木下正行さんがMCを入れます。その口調はずっとタメ口。僕らオーディエンスに向かって「お前ら」と呼びかけます。

でも決して嫌ではなく、なんだか頼れるお兄さんといった感じ。共感しかありません。
鈴鹿にきたのは3周年目とか、違うよ、2周年だよとかファンに訂正されていました。ヒーローコンプレックスとは、8年ほどの付き合いがあるのだそうです。ヒーロー コンプレックスがバンドを始めた頃、コピーしていたのはロコフランクだったそうです。

時代は移り、技術は継承されて若い人がシーンに立っているのは、すごくいい 絵面だなと思って聞いていました。ロコフランクの楽曲を全く予習していなかった僕は、このMCの間にロコフランクが新しいアルバムを出していて「READY?」 というツアーということを初めて知りました。しかもツアーのさらに追加のおかわりツアーだということでした。

ではでは、ここからが多分「READY?」からの曲だと思うんですが、オーディエンスはノリノリなんだけど、なんとなく大人しいといった印象。

帰ってきたロック


ボーカルベースでおそらくリーダーを担う木下さんが言います。「お前ら新しいアルバムのこと知らんやろ」「新曲知らんやろ」「俺と目が合ったらすぐに、ゆうすけのかっこいいギターコーラスに目が行ってるやんけ」なんて言ってましたね。

何度も言いますが、ボクはロコフランクをあまり予習せずに来たんで、大人しくしておりましたが、確かにみんなも同じだったと思う。序盤のモッシュとライブは何だったんだろうと思っていました。そして兄さんは続けます。「俺たちは 25周年になっていろんなことがあったけども、みんなもそうやと思う。みんなもいろんなことがあると思う。その時は俺たちの所に来てくれ。絶対に笑かして帰らすから」しびれる!!「 震災があって、変なカゼが流行って、色々あったけどやっぱり俺たちが俺たちの音楽を、ライブハウスをやっているんだって思う」そう!俺たちのロックが復活しつつあるんだ!ラストの曲が始まります。

ロコフランクは全曲、駆け抜けた後、我々オーディエンスから拍手喝采のワンモアを受けます。結構長い時間だったんだけど現れてくれました。結局かましてくれます。ありがたくも、その1曲を披露した後にバンドははけていくんですが、メロコアを知り尽くしているオーディエンスたちはまだワンモアコールします。

どのぐらいの時間があったのでしょうか、ワンモアコールが鳴り止みません。やがてスタッフの人たちが現れ楽器を回収し始めたので、本当に終わりと受け入れます。

僕の言いたいことは90年代から活躍しているバンドは、現代ではそうそういなくて、こういったシーンで活躍しているのはすごいなと思いました。

僕たちの音楽、ライブハウスが帰ってきました。ダイブしてくる全員を受け止めて、両肩が痛いんです。でも痛みを感じるたびに、あの鈴鹿ansewでの興奮を思い出し、心地のいい痛みになります。


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