我が子が与えてくれた育休期間ー女医の育休記録ー
*新年あけましておめでとうございます*
**本年もどうぞよろしくお願い致します**
改めまして、こんにちは。
精神科ママ女医のyumeです。
明けましたね、2025年。
育休を経て仕事に復帰して、ここにいたるまで、バタバタでした。
毎日を乗り切ることに精一杯だったので、すぐに思い出せる記憶がないのですが(^^;
少しずつ昨年を振り返って書き起こしてみたいと思います。
昨年は、ざっくり言うと、多くの日を子どもとずっと一緒に過ごしながら、子どもと一緒にやりたいこともできた一年でした。
人生のなかで、この子とこんなに一緒にいる期間はもうない。
私は、育休が始まったときから、そのことを意識して過ごしていました。
おかげで、本当に充実した1年間になったと思います。
育休開始~生後3か月ごろ・・・”もとの生活への移行期間”
育休が始まってからは、とにかく授乳、哺乳、おむつ替え、寝かしつけ。その合間に寝る。これの繰り返しで日々が過ぎていきました。
最初のほうはご飯や洗濯といった家事はほとんど母がやってくれていたのですが、自分の家に戻ることを考え、少しずつ家事もやるようになり。
里帰りをしていたところから、徐々に外泊のような形で土日は自分の家に戻り夫と育児をして、慣らしていきました。
そして3か月になる頃には完全に自分の家に戻り、日中ワンオペの日々が始まりました。
3ヵ月までのところで良かったことは、体調が回復するまで母に家事を任せて育児に専念できたこと、ワンオペを見据え徐々に外泊や家事の練習ができてある程度自信がついたこと、慣らし期間を設けたことで夫の心の準備もできたことです。
一般的にはおそらく長いと思われる里帰り期間も、私には必要な期間だったので、そこも前々から母と相談し準備できていたのはよかったと思います。
(↓妊娠前にした準備についてはこちらの記事をご参照ください)
生後3ヵ月~半年ごろ・・・”心とからだの回復期間”
自分の家に戻ってからは、日中夫が仕事で不在のため基本ワンオペでしたが、慣らしを十分にできたため、スムーズに移行でき、そこまでキャパオーバーになることなく家事・育児ができました。
ある程度子どもの生活リズムも整ってきたので、自然と私のリズムも整ってきて、少し楽になりました。
そして夫の理解もあり、仕事をしながらも毎日の入浴と寝かしつけはやってくれていたので、本当に助かりました。
この時期には、育児・家事をしながら、自分の心と体の回復に努めました。
具体的には、まず骨盤矯正を始めました。
もともとの行きつけの整体院に定期的に通い、骨盤の位置を正しい位置に戻してもらったことで、腰痛は軽減し、抱っこや家事が楽になりました。
また、時々ヨガにも通うようになり、少しずつ体を動かす練習をしていきました。
想像以上に体は固まっていて、特に抱っこで背中が丸まって巻き肩になっていたのが、ヨガをやることで胸を開くことができ、深い呼吸もできるようになり、気持ちもリフレッシュできました。
首が座ってからは子どもと一緒にお出かけもできるようになり、自然を感じながら散歩をしたり、車で少し遠くの牧場に行ったり、伝統行事を見に行ったりしました。
この時期に心とからだの回復に努めたことで、育休後半に子どもが重くなってきても体が対応でき、またやりたいこともやりやすくなりました。
生後半年~復帰まで・・・”今しかできないことをやる”
生後半年がたった頃には、だいぶ心身の状態も回復してきていました。
そのため、育児や家事をしながらも、気持ちの余裕が生まれ、残りの期間でできることはなにかを考え始めました。
まずは体型を妊娠前に戻すことを目標としました。
体重も妊娠前+3kgくらいになったところで、自宅から近いジムに通い始めました。(週1~2回)
パーソナルトレーニングにも何回か通い、正しい筋トレの姿勢や効果的なトレーニング方法を学びました。
そのおかげか、月に0.5kgくらいの無理ないペースで、筋肉を保ちながら減量することができました。
今は妊娠前の体重に戻っており、体の調子もまずまず良いです。
復帰までに妊娠前体重に戻すという目標を達成でき、さらに心身ともに健康になれて、いい気分で復帰することができ、満足しています。
そして、子どもと今しかできないことをたくさんやりたいな、と思ったので、夫や祖母が休みの日には一緒にいろんな場所に出かけました。
動物園や水族館、温泉旅行など、近場から少しの遠出まで、いろんなところに行き、子どもと同じものを見て、一緒の時間を楽しみました。
また支援センターのイベントや図書館のお話会、子どもが集まるイベントなどにも積極的に参加して、子どもが五感をはたらかせて楽しめるように心がけました。
復帰したら仕事で疲れてしまって気軽に出かけるのも難しくなるかなあと思ったので、たくさんお出かけ出来て写真にも残せて楽しかったです。
それから、同じように子供がいる友達にも会いに行く機会をつくりました。大きい子がいる友達からは助言をもらい、逆に我が子よりも小さい赤ちゃんがいる子にはいろいろ聞かれることも多く、いろんな交流ができました。
これから先も家族ぐるみで定期的に会いそうだなあという感じがするので、育休中につながれたのはよかったなと思います。
あとは、昔学生時代にやっていたスポーツを再開しました。
昔お世話になったコーチと偶然再会し、一緒にやろうと声をかけてもらい。
さらに子どもをチームのメンバーが交代で見てくれるという。(神過ぎる)
身体をある程度鍛えていたおかげで割とスムーズに勘を取り戻すことができて、学生時代のようにスポーツを楽しむことができました。
子どものこともメンバーにかわいがってもらえて、癒しの雰囲気も生まれ、相乗効果でいい時間になっていました。
この時期は子どもを通じた周囲との交流や自分のやりたいことを、育児に差し支えない範囲で楽しむことができました。
まとめ
私の育休期間はこんな感じでした。
振り返ってみると、1日の多くの時間は育児と家事をしていて、しんどいこともあったけど、その合間に時々こういう楽しい時間があって、周りの助けを借りることができたので、総括すると育児を楽しめたと思います。
逆に、私ひとりで育児していたら、こんなふうに育児を楽しむことはできなかったと思います。
これから育児をする人に私がアドバイスできるとしたら
・第一に子ども、第二に自分の心身の回復を
・辛い時は、はやめに周りにヘルプを出す
・”ちょっとお願い”ができる環境をたくさん作る、整える
この三つですかね。
とにかく人の手はたくさんあったほうが良い!
そして意外とこどもに関わりたい人はたくさんいます。
私は育休期間を通して、思ってたより世間は優しいなと思いました。
(これは私が地方在住であることや、実家や夫の協力が得られることの影響も大きいかもしれませんが。)
子どもと一緒に出掛けると、いつも周りの人が優しい声をかけてくれました。エレベーターから降りるとき、荷物が多いとき、子どもが泣いているとき、たくさんの場面で気配りをしていただきました。
都会では考えられないと思うのですが、お隣のおうちに挨拶に行くと、子どもをあやしてくれて、「スーパー行きたいときは見てるから預けていってね!」と言ってくれるのです。「泣き声も全然気にならないよ」と。
神ですか?(2回目)
もちろん本当にお世話になるのは緊急事態の時だとは思うけれど、そういっていただけるだけで心が救われるというか。
周りにもあたたかく見守ってもらえているんだなと思いながら子育てできています。
これ、本当に大事で、周りからのプレッシャーがあればあるほど子どもにきつく当たってしまうのではないかと思う。
”子どもは泣くものだよね”って周りが理解してくれてあたたかい目でみていてくれれば、お母さんの緊張は緩和されて子どもにも優しくできると思う。
子どもが子どもらしく育つには、社会のあたたかいまなざしが必要だなと、改めて実感した育休期間でした。
若者の地方離れが進んでいますけど、都会の子育て事情を聞く限り、個人的には都会よりも子育てしやすいんじゃないかなと思います。
仕事の都合もあるだろうから簡単には言えないけど、都会に出て育児がしんどくなったら、地元に戻る選択肢を持っていてもいいんじゃないかなと思いました。
とりあえず結論!
一人で子育てを抱えない!子どもはみんなで育てよう!
我が子よ、すばらしき育休期間を与えてくれてありがとう。あなたとの時間を最大限に楽しめたし、それに加えていろんなことに気づかされる育休期間でした。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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ではまた(^_^)/~