【英語(英文法)】関正生『入試につながる本当の基礎力 大学入試 入門英文法の核心』
お疲れ様です。
Dattaです。
今回紹介したいのは、関正生先生の『入試につながる本当の基礎力 大学入試 入門英文法の核心』です! いわゆる英文法の入門書になります。
参考書キャッチコピー(datta個人による)
『英文法の分かりやすさを限界まで追求!』
【この参考書のオススメ対象者】
・中学英語をマスターしている方(※必須条件)
・(河合模試の)偏差値が55以下の方
・上記の偏差値以上でも、英文法・語法問題が苦手な方
※中学英語に不安のある方は「肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本」や「大岩のいちばんはじめの英文法」がオススメです。
【読了後の予想到達点】
入試の文法問題(4択形式で語彙問題を除いた純粋な文法問題)で、日東駒専7割・MARCH5割の正答率を目指す。
※関先生ご自身が本書に記載していました。
【超個人的なレビュー】
スタディサプリの超人気看板講師・関先生による英文法の入門書になります。信者もたくさんいます。
信者の中には、スタサプ画面上の関先生に向かって、関先生渾身の参考書『真・英文法大全(926ページ!)』を手に「先生、10周しましたよ!あははは!」と異様に目を輝せて話しかける方もいるそうです。その想いが届いたのか?たまに目があって、関先生が直接語りかけてくれるそうです。
……話が横道に逸れました。戻します。
関先生は「これは決まりだから覚えて」的な丸暗記を減らしたいお考えなので、しっかり理解させる内容になっています。目から鱗が落ちる(ハッとなる)ことが少なくなく、記憶に定着しやすいことが本書の特徴です。
特に『冠詞(aやthe)』、『文型(自動詞・他動詞、SVOC等)』、『完了形』は抜群の分かり易さです。
例えば自動詞と他動詞。区別するのが難しいのですが、ある方法を用いて簡単に区別する方法を教えてくれます。ただ、例外が意外と多い。関先生は例外があることを認めた上で、「実際の入試ではその例外が問われます」と説明し、20弱の単語と熟語を表にまとめていました。
ちなみに、他の参考書では見分け方を教えてくれないどころか、入試で出るのはこれだ!と言い、50以上の単語と英熟語をリスト化していました。いや、キツすぎますって。。。
ただ、それはまだマシな方で「辞書で一つ一つ調べましょう」と書かれた参考書もありました。「英語をマスターするのは地道な努力が必要不可欠なのです。日本史の暗記が追いつかなくなる?ーーお捨てなさい。過去ではなく未来を見つめるのです」と言われた気になりましたよ。
……愚痴が長くなりました。改めて話を戻します。
同著書は分かりやすいだけでなく、上述の通り、暗記せざるを得ないことでも、その数を減らすようにしてくれています。
また、構成が素晴らしくて非常に読みやすいです。350ページ弱あるものの、1ページに文字がギッシリ書かれているわけではないので、周回(繰り返し読むこと)するのが苦じゃありません。
強いて欠点を挙げるなら、例文が若干少なめな点でしょうか(表にはまとめてくれていますが)。逆に、全て例文化にしたら、ページ数が大幅に増えるので、あえて配慮した可能性もあります。
英文法の入門参考書と言えば、「肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本」や「大岩のいちばんはじめの英文法」が有名ですが、今後、本書もそのジャンルの代表的な1冊に加わると思います。
※どんなに優れた参考書でも、当然、合う合わないがあります。ご購入前に、上記に添付されたリンクより本書のページに移動し、「サンプル」をクリックの上、内容の一部をご確認下さい。サンプルが無い場合は、できる限り書店にて内容をご確認下さい。合わなかった場合の責任は一切取れませんので……。
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