雪がとけたら…大人になったら…
むかしむかし、
『雪がとけたら、何になる?』
の問いに
『春になる』
と、書いた解答に❌がついた話が
ありました。
正解は
『水』
理科のテストだったからですよね。
『大きくなったら何になる?』
大人は、簡単にそう聞くけど。
私は、それに答えるのが難しい子どもだった。
漠然と、死ぬ時に『いい人生だったと言って死にたい』
それが叶う仕事って何だろう?
そもそも小学生の頃は、職業と認識する数自体が少なすぎた。
先生から出された課題に、目をキラキラさせながら、はっきりすっきり答えられる人を尊敬した。
改札を出るはずが、間違えて乗ったエスカレーターから見えたのが、この広告看板だった。
自分軸を確かめたくて、急遽決めた東京行き。慌てて携帯を取り出し、エスカレーターで下りながら写メした。
『大きくなったら、何にでもなれるよ!』とは、私が言わない言葉の一つだと感じた。その答えが、その下の一文なのかも…。
最近『こどもがなりたくなる大人に※にとう』さんという方をnoteに見つけました。
大人になったら
『こどもがなりたくなる人になる』
そう掲げた方は、どんな方なのかしら。
プロフィールを拝見すると、勝手ながら、私とかなり似たようなお仕事のように感じられた。
noteの記事を楽しませていただきます。
で、
『大きくなったら、何になる?』
凸凹の穴を埋めるより、飛び出しているステキなところに気付かせ、伸ばすサポートを心がけている。
まだ出ていないけれど、小さな芽吹きが感じられたら、それを摘み取らないようにそっと育んでやりたいと思っている。
将来何になるかは知らないけれど、
『今のあなたはこんなところがキラッと光ってるね』
日々の関わりの中で、そう言い続けるようにしている。
何にでもなれるからこそ、知らぬ間に誰かの願いを代わりに叶える人になってしまわないように。
誰かの願いを自分の願いだと勘違いしないように。
大きくなったらいきなり何かに変身するわけではなく、道は続いているのだから。
今のあなたがあなたでいられることを積み重ねていけるように。
ただ、あなたの魅力をそっとつぶやく人でありたい。
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