新潟県長岡市山古志視察に向け平デジタル大臣記者会見(令和6年11月5日)
山古志視察の概要
平大臣は、新潟県長岡市山古志の視察について、令和6年11月6日に予定されていることをデジタル庁の公式YouTubeチャンネルで会見を開き、発表しました。山古志地域では、NFTアートを使った町おこしや、マイナンバーカードを用いた暗号通貨決済の「マイナウォレット」など、デジタル技術を活用した先進的な地方創生の取り組みが行われています。今回の視察を通じて、これらの現状と課題を直接確認することを目的としています。
山古志では、錦鯉NFTを購入した「デジタル村民」が地域を支援する仕組みを取り入れ、国内外からの注目を集めています。この取り組みは、デジタル技術を使って地方を支援する先進的なモデルであり、平大臣はこれを他地域の手本として考えています。また、マイナンバーカードを利用して簡単に暗号通貨で決済する「マイナウォレット」の取り組みも注目しており、地方のデジタル化の進展についても詳しく確認したいとのことです。
翌日の夕方のNHKの記事には視察の模様が取り上げられました。
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マイナンバーと免許証の一体化に関する質問
記者会見では、保団連の記者からいくつかの質問がありました。特に、マイナンバーと運転免許証の一体化についての質問があり、平大臣は免許証との一体化はあくまで任意であり、従来の運転免許証も利用可能であると説明しました。一方で、保険証についてはマイナンバーカードと一体化され、従来の保険証は廃止される方針です。この違いについて、大臣はマイナ保険証の運用が既に3年前から開始されており、状況が異なることを強調しました。
さらに、マイナ保険証の利用登録解除手続きについても質問がありました。記者からは、解除の手続きが十分に周知されていないとの指摘がありましたが、平大臣は厚生労働省やデジタル庁のホームページに詳細な案内を掲載していることや、フリーダイヤルでも対応していることを説明しました。
こちらのQ3に保険証利用解除についてが書かれています。
デジタル技術と地方創生の結びつき
朝日新聞の記者からは、山古志視察の理由と視察の内容に関する質問がありました。平大臣は、山古志を選んだ理由として、デジタル技術と地方創生を結びつけた最先端の取り組みが行われている点を挙げました。特に、NFTアートを活用した村おこしや、マイナンバーカードを使った「マイナウォレット」の導入などは、地方創生における新しいモデルとして注目に値するものであり、これらの成功例から多くを学びたいとのことです。
さらに、「角突き」という伝統的なイベントをデジタル技術でどのように価値を最大化し、集客に繋げられるかという点についても考えていると述べ、デジタルとアナログの共存を通じた地方創生の重要性を強調しました。
AIハッカソンについての期待
TBSの記者からは、AIハッカソンに関する質問がありました。平大臣は、AIハッカソンを複数回開催し、行政の現場での困りごとをAI技術でどのように解決できるかを探ることが目的だと述べました。AIの導入によって行政の効率化が期待されており、今後、労働力不足が深刻化する中でAIを積極的に活用することが日本の成長戦略において重要だとの認識を示しました。
今後の展望と課題
最後に、保団連の記者からマイナ保険証の利用率が低いことについての再質問がありました。平大臣は、マイナ保険証の利用率がまだ低いことを認識しつつ、利用者の不安を払拭するための改善を進める意向を示しました。また、制度変更により利用者に不便が生じないよう、周知徹底を図りつつ、デジタル技術の導入を進めることを強調しました。
まとめ
今回の記者会見では、デジタル技術を活用した地方創生や行政効率化の取り組みについての現状と課題が共有されました。特に、山古志の取り組みはデジタルと地域社会の融合を象徴するものとして注目されており、平大臣はこの視察を通じて他の地域にも広める手がかりを得たい考えです。
私も山古志の幽霊デジタル村民ですが
今後もこの取り組みに注目していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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