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【モンハンライズ猟虫】猟虫基本データ

モンハン操虫棍の固有ギミック「猟虫」について詳述していく連続記事、今回は猟虫の基礎データを挙げてまいりたいと思います。


1.ステータス一覧 with 猟虫激化

猟虫激化を採用してパワーが1.8倍された状態のステータス表です。
クリア後用の百竜装飾品なので、通常型を除いた猟虫Lv13~15のみ抜粋しています。
熟練操虫棍使いの方はここだけ参照していただいて、他は読み飛ばして頂いてOKです!

猟虫Lv13~15のステータスwith猟虫激化(通常型以外)
Lv14でパワーが最大になるものが多い。

2.全ステータス一覧

こちらは猟虫激化適用前の全ステータス一覧です。
グレーアウトしている部分は、その時点では購入不可だったり、里守武器のお陰で触れる機会のない猟虫Lvになります。

共闘型
2色取り攻撃は終盤になってもスピード・スタミナ回復に不安が残る
粉塵型
スタミナをガンガン使うが、スタミナ回復も高いのであっという間に再出撃可能になる
速攻型
スピードが長所だが、エキス取得なら15もあれば十分なのでイマイチ活かしきれない
通常型
実はそこそこの水準のステータスは持ってる。問題は猟虫ボーナスのほう。

3.ステータス各項目の解説

Worldでは猟虫ステータスの実数値はマスクされていました(ゲーム中の表記はあくまで目安)が、Riseでは実際の数値がそのまま表記されています。

高ければ高いほどええんやで!という理解でも特に問題ないですけど。

パワー

猟虫の物理攻撃(肉質無視を含む)はこの値が使われます。
猟虫はスキル補正がかからないので、大抵の場合は
パワー × モーション値 × 肉質  が物理ダメージとなります。
モーション値はそう簡単に上げられるものではないので、パワーが物理ダメージに直結すると言って良いでしょう。
あくまで参考値ですが、共闘型で四連印斬を連打する場合、パワーが50上がればダメージ総量は1.5%程度上がりました。
百竜スキル「猟虫激化」はこのパワーを1.8倍にします。

スピード

猟虫を飛ばしたり、戻ってくる際の速度に影響します。
鉄蟲糸技・共闘攻撃・操虫斬りの猟虫移動は速度固定ですが、その後手元へ戻る動作はスピードに準拠した速度になります。
最低値のスピード6ではハンターの歩きとほとんど変わらず、最高のスピード20のではボウガンの貫通弾並の速さになります。
ある程度の速度がないとモンスターからのエキス回収がしづらく、使い勝手に影響します。
ちなみにスピードによる有効射程の増減はありません。

回復

手元にいる際の猟虫スタミナ回復速度です。
秒間スタミナ回復値がそのまま記述されています。
スタミナ総量は150ですので、これを回復で除算すればスタミナ回復に要する時間を計算できます。
猟虫激化で消費が増えたとしても地上戦でスタミナが不足することはあまりないこと、また終盤は所要時間(秒数)への影響が小さくなる(このステータスは除数なので)ことから、重視されずらいステータスです。
操虫斬りは猟虫スタミナを3割以上消費する大食らいなので、空中戦主体だと少し重要度が上がります。

【回復ステータスによくある誤解】

名称こそ回復ですが、Riseで緑エキスが廃止されたので体力回復量には一切影響しません
通常型のエキス回収による体力回復も、回帰猟虫による体力回復も、回復粉塵による体力回復も影響ありません。
このステータスは「秒間猟虫スタミナ回復値」以上の意味はありません。
ワールドで既に「体力回復に影響するのは緑エキスだけ」って言われてたのに、大手の情報サイトでもこのデマ継続中なんですよね。
猟虫記事をまとめようと思った動機の一つです。

4.猟虫入手方法

猟虫の育成・強化要素はRiseで完全に廃止されました。
鍛冶屋で完成品(完成虫?)を購入し、武器と組み合わせて使います。
Rare1 初期から所持&購入可能(150z)
Rare2 HR2 または 里クエスト★3開放(750z)
Rare4 HR4(4500z)
Rare7 MR3(9000z)

鍛冶屋のメニューに「猟虫の購入」がある。
ハモンさんって、モンジュに「高い所が好きだな」と言ったらしい。意外と辛辣っすね…。

5.猟虫の種類・猟虫ボーナス

攻撃系統 切断/打撃

斬撃属性の切断系統と、打撃属性の打撃系統があります。
これは速攻型などの型とは別系統の区分なので、実際には「速攻型・切断系統」というように分類されます。
切断系統は武器についている属性(状態異常除く)を虫自身に写し取って攻撃してくれます。この属性にはスキルは乗らず、武器傀異錬成&百竜強化は乗ります。
一方の打撃系統はスタン値・減気値をもっており、適切に頭に当て続ければスタン(と減気ひるみ)が可能です。こちらもスキル(KO術など)は乗りません。
属性がある分ダメージに優れた切断系統、スタンが可能な打撃系統という理解で問題ありません。
具体的なダメージ比率は切断:打撃で4:3ぐらいです[ver16実測値]

通常型

【通常型・追加回復】Rare1
"エキスを回収した際に"体力が固定値回復する猟虫です。
"猟虫を回収した際に"ではないので、操虫斬りwith赤エキスでは回復しません。
回復量は固定値なのでステータスの"回復"によって回復量が増減することはありません。(体力回復量UPスキルの影響は受けます)
他タイプのほうが魅力的なため、一般的には最序盤でのみ採用されます。

ステータスの”回復”で回復量は変わらない。

共闘型

Riseで新登場したスタイルで、イメージとしてはフェリシアのキティ・ザ・ヘルパーのような自動追随攻撃です。
トリプルアップ状態かつ猟虫が手元にいる際に共闘攻撃として設定されているモーション(下記)を行うと、猟虫がスタミナを消費しつつ穂先の少し外側に沿うように動き追加攻撃します。
共闘攻撃は地上技中心ですが、別に空中戦と相性が悪いわけでもありません。
ダメージ出力に優れており、2色取りでエキスも回収しやすい優秀なタイプですが、共闘型の最大のメリットは意識を立ち回りに集中できることです。

【共闘攻撃】
飛円斬り/四連印斬、飛び込み斬り/突進回転斬り、強化二段斬り、強化回避斬り、降竜
それぞれモーション値やHit数、軌道が異なります

  • 【2色取り(防御)】Rare2
    エキス採取時に2つのエキスをとります。
    橙部位→白橙エキス、白部位→白橙エキス、赤部位→赤橙エキス

  • 【2色取り(速度)】Rare4
    エキス採取時に2つのエキスをとります。
    橙部位→白橙エキス、白部位→赤白エキス、赤部位→赤白エキス

  • 【2色取り(攻撃)】Rare4
    エキス採取時に2つのエキスをとります。
    橙部位→赤橙エキス、白部位→赤白エキス、赤部位→赤白エキス

  • 【強化エキス粉塵】Rare7
    上述の共闘攻撃+自動攻撃を当て続けると強化エキス粉塵が発生し、これに触れるとトリプルアップになる/延長されます。
    強化エキス粉塵の仕様詳細は別記事にします。

カエル腹前にあるピンクの霞が強化エキス粉塵
マルチで他人から見えないため、知らない人もいるらしい。

使いやすい猟虫ですが、実はエキス(トリプルアップを除く)の持続時間が短くなっています。赤エキス40秒、白エキス70秒、橙エキス100秒となっています。(通常型・速攻型より-20秒)
共闘型はトリプルアップしないとギミックが動き出さないこともあり「トリプルアップが前提のタイプ」と考えて良いでしょう。

赤エキスの持続時間は40秒。体感ではかなり短い。
エキス消えた後の画面だから証拠になってないな……

粉塵型

MH Worldスタイルの猟虫で、イメージとしてはガンダムシリーズのファンネルのような遠隔自立型です。
印をあてると猟虫がその位置へ飛んでスタミナを消費しながら自動攻撃&エキス採取します。自動攻撃の持続時間は20秒未満 [猟虫激化込み] でかなり短いため、"自動"といいつつもそれなりに手を加えてやる必要があります。
自動攻撃した空中に猟虫粉塵を残し、これが自分や味方の攻撃(猟虫自身を除く)に反応して割れることで、多様な状態異常や回復を撒き散らします。
この猟虫粉塵ありきの性能で、粉塵以外の攻撃性能は他に及びません。
空中戦との相性は、操虫斬りで自動攻撃が終了してしまうこと、2色で動き回る=白橙耳栓の恩恵を受けづらいことからイマイチな印象です。

  • 【スタミナ消費速度減少】Rare2
    自動攻撃のスタミナ消費速度が減り、自動攻撃できる時間が1.5倍近くの約27秒に伸び、Hit数も12Hit程度が期待できます。[Steam版Ver16 猟虫激化込み]
    単なる滞空時のスタミナ消費速度へは影響しません。

  • 【待機時スタミナ回復速度UP】Rare4
    通常3.4秒ほどで満タンになるのが、2.6秒ほどへと短縮されます。[Steam版Ver16 猟虫Lv15の回復44]
    言い換えるとステータス"回復"を1.25倍します。

  • 【自動攻撃頻度UP】Rare4
    自動攻撃の間隔が短くなることで攻撃頻度が増えます。
    印当てからだと11Hitぐらいを見込めます [Steam版Ver16 猟虫激化込み]

  • 【粉塵集約】Rare7
    近くのフィールドに漂う猟虫粉塵を集めて爆破する粉塵集約(ZR+X+A)が使えるようになります。
    火力は粉塵型でダントツ、全猟虫でも"理論上は"トップと言えるでしょう。

複数の粉塵を吸い込んでいく粉塵集約。
2000ダメoverも狙えるが、実戦では2個集約の700ダメをこまめに当てていくほうがベター

エキス(トリプルアップを除く)の持続時間は最も長く、赤エキス90秒、白エキス120秒、橙エキス150秒となっています。
(通常型・速攻型より+30秒)
この長さと猟虫粉塵にはトリプルアップ不要なことから、粉塵型のエキスに対するスタンスは
「赤エキスを含む1or2色で立ち回りつつ、自動攻撃でじっくりエキス回収して赤延長。トリプルアップはしてもいいし、しなくてもいい」という自由度の高いものになります。

赤エキスの持続時間は最長の90秒。共闘型の倍以上。
赤白(or赤橙)で立ち回り、赤を継ぎ足すか三色で繋いでいく。

速攻型

クラシックなスタイルの猟虫で、サブウェポンとしての飛び道具がイメージに近いです。
猟虫が手元に5秒居るとチャージ状態になり、その状態で猟虫を飛ばすと猟虫攻撃のモーション値が約3倍(属性補正も3倍)に強化されます。
操虫斬り(と覚蟲撃)でチャージ攻撃が発動できる一方、溜め時間がリセットされるという面もあります。
マニュアルなので操作が増えますが、挙動が素直で使いやすくもあります。
操虫溜め以外はヒットした時点で猟虫が止まるため、乱戦… 例えばダウン中に小型が群がってきたりすると思うように当てられないことがあります。

  • 【トリプルアップ時間延長】Rare2
    トリプルアップの持続時間が90秒から108秒(1.2倍)に延長されます。
    強化持続スキルがある場合、当ボーナス適用後108秒に対して強化持続の倍率が乗算されます。

  • 【溜め短縮】Rare4
    手元でのチャージ時間が5秒から4秒に減少します。

  • 【溜め時連続攻撃】Rare4
    チャージ猟虫攻撃が5Hitする連続攻撃になります。
    切断・打撃どちらでも攻撃能力が大きく向上します。
    連続攻撃の後半4発は少しだけ時間がかかり、それまでにモンスターが動くと外れることがままあります。

  • 【操虫溜め】Rare7
    手元チャージに加えて、空中 約3.7秒の操虫溜めが追加されます。
    操虫溜め攻撃はモンスターを貫通して複数Hitします。
    操虫溜めのモーション値は通常の約1.6倍=手元チャージの約半分ですので、3Hit以上すれば高ダメージが期待できます。
    溜め時連続攻撃とは逆で、モンスターが動いたほうがHit数が増えやすい傾向です。
    また、操虫溜めを手動チャージする操作(ZR+X+A)も追加されます。

印の位置で貫通は止まるが、その場合でも大抵2Hitはする。
実戦での猟虫攻撃はコンボの締め=モンスターが次の攻撃動作を開始するタイミングなので、
動きに強い操虫溜め+印はよくマッチしている。

エキス(トリプルアップを除く)の持続時間は標準的で、赤エキス60秒、白エキス90秒、橙エキス120秒となっています。

赤エキスの持続時間は標準的な60秒。これは通常型も同様。

6.どの猟虫を選べばいいか

一応順位付けしましたが、1~3位ならどれ使っても強いです。

【1位】共闘型・強化エキス粉塵(サルヴァースタッグ、グランツビートル)

サルヴァースタッグ(左・切断)、グランツビートル(右・打撃)

ある程度殴り続けるだけの腕前があるならば、強化エキス粉塵が鉄板でしょう。使い易い共闘型で、最高のパワーを持ちながらもスピードと回復まで平均以上という強キャラっぷり。それに加えて四連印斬や突進回転斬りを振り回してれば強化エキス粉塵でトリプルアップが事実上永続します。
唯一の死角は、空中戦では共闘攻撃が降竜しかないため強化エキス粉塵の発生に期待出来ない点です。

【2位】共闘型・2色取り防御(アルマスタッグ、ザミールビートル)

ザミールビートル(左・打撃)アルマスタッグ(右・切断)

エキス回収が苦手なので少しでも楽にしたいとか、空中戦が多めなので強化エキス粉塵では永続できないという場合は2色取り防御がお勧めです。
操虫斬りは赤エキスをとってしまうとエキス回収できなくなるため、それを防ぎながらエキス回収する白橙エキスが優秀です。白橙エキスは初手咆哮無効化も可能です。
ステータス的にはLv13,14はパワーが同じで、Lv15でパワー上がるタイプです。Lv13(サムドラ=ダオラなど)でも差がないとも言えますし、Lv14でも強化エキス粉塵とパワー2段階の差があるとも言えます。

切断と打撃 どちらを選ぶべきか
ソロであればダメージの切断系統/スタンの打撃系統でお好きなほうを選べばOKです。
マルチの場合、打撃系統でスタンはとれますがタイミングは他武器よりも遅めです。スタンをとれる武器種がいたり、雷やられでスタンしたりすると無駄になるため、そうした場合は切断系統でダメージを稼ぐのが良いでしょう。

【3位】粉塵型・粉塵集約 (オスパーダドゥーレ 爆破/回復)

オスパーダドゥーレ(爆破/回復粉塵・切断)

共闘型で操虫棍に慣れて操作が増えても問題なくなったら、満を持して粉塵集約に手を出しましょう。
猟虫激化で集約のダメージが跳ね上がり、肉質無視大ダメージを与えられることもあります。マルチでは猟虫粉塵が割られまくるのでそう簡単にはいきません。
粉塵集約でダメージを出すための前提知識は3つありまして……
 ①:爆破粉塵を含む2つ以上を集約すると高ダメージ
 ②:粉塵発生直後は攻撃を当てても破裂しない
 ③:自動攻撃中に印が更新されると即粉塵発生する
   (それまでの攻撃間隔を無視する)
要するに「印更新を使って一瞬のうちに粉塵を2連続発生させて即集約!」が最適解になります。これを実現するコンボとしてモンハン大辞典では、四連印斬→強化突き→印当て→粉塵集約が紹介されています。コレが決まれば共闘型よりも1割以上高い総ダメージを叩き出します。
実戦で考えると、これほど長いコンボはダウン時かマルチで他人にタゲがいっている時にしか狙えません。自動攻撃中に 印当て→粉塵集約 とか 印弾→粉塵集約 とかも織り交ぜてこまめに集約するか、あるいはその時間を使って距離を詰めて殴りにいくか、状況に応じた判断をしていくことになります。

【選外猟虫の寸評】

共闘型・2色取り攻撃(モナークブルスタッグ、ケーニヒゴアビートル)
Lv14のスピード9が致命的に使いづらく、スタミナ回復にもかなり不安があるので、評価は低いです。赤エキスを必ず得るので対小型クエストに。

共闘型・2色取り速度(レジナヴォランテ、フィルカーノ)
2色取り防御とほとんど同じですが、白部位の翼(操虫斬りで狙いやすい)からとれるのが白橙ではなく赤白というのが運用の幅を狭めてしまっています。2色取り防御だと赤が取りづらい相手に使う他、MR3までは最もスピードが高い共闘型なので攻略用途にも向いています。

粉塵集約 (アムルマリキータ 回復/麻痺)
もし4位をつけるならコレ その1。
粉塵集約のダメージがオスパーダドゥーレより大分見劣りするので無視されがちですが、実は粉塵集約された麻痺粉塵は通常よりもかなり高い麻痺値を与えているようで、しっかり麻痺をとってくれます。
サポート目的なら十分に採用できる性能です。

粉塵集約以外の粉塵型
ぶっちゃけ粉塵集約に立場を奪われてて出番がないです。ダメージ目的ではオスパーダドゥーレには敵わず、サポート目的ならアムルマリキータの壁が厚すぎます。

速攻型・操虫溜め(シナトオオモミジ、ヴァルフリューゲル)
もし4位をつけるならコレ その2。
速攻型では最も使いやすく強いため、速攻型を使う際には第一候補になるでしょう。

速攻型・溜め時連続攻撃(オオシナト、メイヴァーチル)
速攻型のロマン担当。操虫斬りで溜め時連続攻撃を押し付けたりできます。前回記事の集中スキルの項目も参考にしてください。

速攻型・トリプルアップ時間延長 & 溜め短縮
猟虫ボーナスに魅力が薄く、速攻型を使うとしても選択肢に上がりません。

通常型・追加回復(クルドローン、マルドローン)
回復エキスでスリップダメージ対策だ!というのは誰もが一度は思いつくと思いますが、実際に使ってみると向いていません。伏魔や狂化(被弾前)なら他にいくらでも対策手段がありますし、狂化(被弾後の高速スリップ)を回復しようとすると手数が減りすぎてしまいます。

7.終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます。
初回が「スキル適用の有無」という変化球記事(下記リンクから飛べます)だったため、ベーシックな基本情報にするつもりだったのに、何の因果か七千字近くになってしまいました。基本情報とは一体……


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