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待ち時間なし!

昼メシを求めてほか弁屋へ。

「生姜焼き弁当をください」
「生姜焼きですと20分くらいお時間いただきますがよろしいですか?」
「んー、じゃ早いやつは何?」
「のり弁とかですね」
「のり弁は何分くらい?」
「10分くらいでしょうか」
「じゃのり弁で」

のやりとりの後、椅子に座って、スマホを立ち上げようとしたところ、
「59番のお客様!」
ん?俺の番号だな…。
カウンターに行くと、袋に入れられたのり弁が用意してある。
「随分と早い10分だね」
とバイトと思しき女の子に言うと、リアクションに困った表情を見せつつ、ここは寿司屋かと思えるほど元気な「いらっしゃいませ!」で迎えてくれた女の子は、蚊の泣くような声で「ありがとうございました…」と送り出してくれた。
というわけで、待ち時間1分にも満たずにのり弁をゲット。

日曜の昼時、お客は俺だけだったが、予約が立て込んでいたのだろう、カウンターには今今持ち出されるように整った弁当群が。
お嬢さん、わかってるよ。
その予約をこなしていたら、たまたま予約ののり弁が出来上がっており、取りに来る時間にはまだちょっと間があったからそれを俺に流してくれたんだよな。だって、ちょっと冷めてたんだもの。
でも、たまに食うのり弁は美味かった!

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