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オーロラを見にロヴァニエミへの旅⑥~オーロラの余韻、ルオストからフランクフルトへ~
オーロラを見にロヴァニエミへの旅⑤~Luosto(ルオスト)のオーロラに魅せられて~の続きです。
北欧の冬、オーロラの余韻とクロスカントリー
ロヴァニエミからバスに揺られること約百キロ。
前日到着したルオストのでオーロラに感動した翌日は、クロスカントリーに挑戦することにしました。
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Santa's Hotel Auroraのすぐそばがルオストスキーリゾートで、ここはクロスカントリースキーやスノーボードが楽しめます。
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もうかれこれ三十年以上もスキー板なんて履いていないけれど、動けるうちにもう一度くらいは雪の上を滑りたいと、心のどこかで思っていたのです。
クロスカントリースキーはやったことがなく、まさかフィンランドでスキーと名のつくのもをするなんて思ってもいませんでした。
突然の娘の「クロスカントリースキーやってみる?」という誘いに、迷うことなく「やる!」と即答しました。
娘は還暦間近の私が怪我でもしたらどうしようと 少し心配していたみたい。
クロスカントリーのインストラクターの方も、若い参加者に混ざった私を見て、最初は「ゆっくりでいいから」と、少し戸惑った顔をしてました。
初めて履くクロスカントリーのシューズは、アルペンスキーのブーツとは違って足首が自由に動き、私には動きやすかったです。ストックも長くて、なんだかアルペンよりも楽に滑れそうな気がして、シューズを合わせながら、少しばかりわくわくしました。
テレビでクロスカントリーの競技を見たことがあるので、頭の中にはスケートのようにスキー板をV字にしてスケートみたいな感じで滑ったり、膝を曲げて直滑降したりするイメージが、たくさん詰まっていました。
いざ、シューズと板を付けて外に出てみると、久しぶりの雪の感触に少し戸惑いました。
でも、足首が自由に動くので、思ったよりもずっと動きやすい。スケートみたいに左右に体重移動すると、あら、思ったよりもできてる?かも。
三十年前のスキーの記憶と、頭の中のイメージを頼りに、そろりそろりと足を動かしていると、あらあら、なんだか思ったよりもいい感じ。
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ツアーのインストラクターの方が、笑いながら「ママ、OKOK!」と声をかけてくれて、いつの間にか私が先頭になって、若い人たちを率いて滑っていました。他の若い人たちは、楽しそうに滑る老女の姿を見て、笑っていました。
スピードの出るアルペンスキーは、きっと30年ぶりだと怖かったと思います。けれど景色を楽しみながら、それほどのスピード感がなくても大丈夫なクロスカントリーは、今の私にちょうどいいみたい。またひとつ、楽しいことを見つけてしまいました。
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日中は 雪景色の中を歩いたり、小さなお店をのぞいたりして、ゆっくりと過ごしました。夜は オーロラアラートが鳴るたびに、ホテルの外に出て、空を見上げました。
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予定を詰め込まなかったので、フィンランドの雄大な自然を、昼も夜もゆっくりと感じることができました。
あっという間に三日が過ぎ、名残惜しい気持ちを抱えながら、ルオストを後にしました。
感動のルオスト滞在を終えて、次はフランクフルトへ
帰りの飛行機は、フランクフルト経由。
ホテルからバスに乗って、ロヴァニエミ空港へ向かいます。
バスの本数が少ないので、事前に予約しておくと安心です。
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ロヴァニエミ空港は小さな空港なので、搭乗手続きに少し時間がかかります。早めに空港に着いて、ゆっくりと過ごすのがおすすめです。
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飛行機への搭乗は、タラップから。
ゆっくりとした旅の締めくくりに、タラップ搭乗はなんだか嬉しい。
ヘルシンキを経由して、フランクフルトには夕方に到着しました。
翌日は、夜20時出発の便までフランクフルトでのんびりと過ごします。
まずはドイツビールとソーセージ。香辛料の利いたソーセージがとてもおいしい。
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1泊でもフランクフルトを楽しむ
翌朝は早起きして、街を散策。
フランクフルトも、三十年ぶり。
見るもの、食べるもの、すべてが新鮮です。
ドイツはキッチン雑貨やインテリア雑貨のデザインが素敵なので、雑貨屋さんやデパート巡りも楽しみにしていました。
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まるで絵本から飛び出してきたような、おとぎ話の世界のようなレーマー広場。この雰囲気大好きです。
朝早いこともあり、レーマー広場はまだ人通りも少なく、静かで落ち着いた雰囲気でした。
石畳の道をゆっくりと歩きながら、中世の建物を眺めていると、時間がゆっくりと流れているように感じます。
ロヴァニエミの大自然とはまた違った、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
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開店前のHenri Willigのお店。
オランダのチーズだけれど、こんな光景を見たら買わずにはいられません。自分用のお土産にと開店時間を待ちわびましたが、残念ながらその日は定休日でした。
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フランクフルト大聖堂の周辺も、少しだけ散策してみました。大聖堂の周りには、古い建物が静かに佇んでいて、時間がゆっくりと流れているようでした。
その後は雑貨屋さんを巡り、あっという間に午後に。
ホテルに戻り、荷物をまとめて空港へ向かいます。
帰りの飛行機は、プレミアムエコノミー。
隣の席も空いていて、とても快適でした。
あっという間の八日間。いつかオーロラを見に行きたいという夢が、やっと叶いました。
人生は、本当にあっという間。
まだ行きたい場所はたくさんあるけれど、行けるかどうかは、わからない。でも、いつかまた、旅に出られたらいいな、と思っています。
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