#871さんに質問 2020年SS - part2
舞台監督/現場マネージャーの仕事の違い、「A&R」という仕事について。
なるべく端的にご説明しますので、多少の不足などお許しいただけるとです。
舞台監督
=コンサートなどで、舞台上での段取りや仕込み、または舞台設営・施工などの仕様や段取りなどを取りまとめる専門職
現場マネージャー
=いわゆるマネージャーさん、アーティストを中心とした業務全般の管理やサポートやケア、または日々の宣伝活動など、アーティストや稼働現場に帯同している事が多いお仕事
*現場マネージャーさんはその事務所やアーティストにより業務内容は異なります
肩書きだけで説明すると、上記のように根本的に役割が違います。ただ、いずれの仕事も「決められた役割」以上のサービス精神がある人が重宝されるポジションでもあるので、上記以上の役割を行う人たちも多いかもしれません。
A&Rとは「 Artists and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー)」の略になります。端的にいうとレコード会社・レーベルにおいて、リリースする作品を探して集めてきたり、契約を取り付けたり、契約しているアーティストのリリースプランを組んだり、とにかくレコード会社のリリース作品のカタログを(なるべく沢山)つくる人。となります。
ただ、昨今においては「A&R」という語感が良いのかレーベルにおける制作担当やアーティスト(宣伝)担当にも「A&R」という肩書きをつける会社もあり、その役割と語源に少し乖離を感じる事があります。
という流れで、人により(語源を把握せずに使っているケースがある為に)認識が違う、という僕の認識でした。
お答えになっていれば幸いです。
マネージャーと舞台監督の部分について。
質問の意図が汲み取りきれていない気もするのですが、アーティストから演出などの要望があった時に、具体的に考えるのが誰の仕事か?
であってますでしょうか。
その答えはライブスタッフ全員、かなと思います。
チームによりけりだとも思います。
ものすごい大雑把ですが、、、
舞台監督=舞台周りのまとめ
現場マネージャー=アーティストケア
だとしても、演出の打合せや内容・具現化するアイデアは各セクションが一緒に取り組んで「あれもできるこれもできる、あーでもないこーでもない」とアイデアを出し合います。
その結果、方向性がある程度定まったら、各セクションの責任における領域を分担しながら制作を進めていきます。
アイデアを出すのは、誰々の役割。というチームもあるかもしれないですが、肩書き=役割という単純なものではないので、メンバー・スタッフそれぞれの個性によりアイデアを出し合い、具体的に落とし込む方法を考え、現実にしていく、そんなイメージでしょうか。
肩書きは最低限の役割は説明できるかもしれないですが、肩書きに縛られない積極性とサービス精神を持ち合わせているスタッフが僕は好きです。
ふんわりのお答えになってしまいましたが、お許しを。^^
柔道整復師という資格を活かした音楽の仕事
https://jusei-sinkyu.com/judo/capacity/
こちらで柔道整復師の最低限の情報を確認しました。
主に怪我に対する治療を行える資格かと認識したのですが、あってますでしょうか。
「怪我をしたミュージシャンの治療」を専門に行うのは難しいかもしれないですね。
「バンドマンに恩返し」これがどういった形を指しているのか、少し解像度をあげてイメージしてみるのも良いかもしれません。
直接的に「一緒に仕事をして役に立つ」という事なのであれば「怪我をする」前提で役に立つのは難しい気がするので、その技能を一旦さておき考えるのが良さそうです。
ですが、それ以外に「バンドマンに恩返し」する方法は他にもあるようにも思えます。
バンドマン本人でなくても、大型フェスなどではお客さんに対しての救護室があったりもしますし、現場でなくとも、治療院でバンド好きな先生がいる(音楽を広めてくれる)というのもありがたいことです。
「恩を返す」とても良い言葉ですね。
「恩」はめぐります。
あなたが受けた「恩」はその本人に直接でなくとも、またあなたが誰かの役に立つ事で巡って、その本人に巡って返るのではないかなとも思います。
いろんな「恩返し」の形があると思うので、あなたなりの形が見つかると良いなと思います。
おそらく、生きてきた中での経験は全て役に立ってると思いますが、返答として雑すぎる気がするので少し考えます。
「学生時代」と縛るとするなら。。。
・有り余る時間を余らないようにやれる事(やるべき事)を探した。遊びも含めて。
・大学三回生でクラブ・ライブハウスで働いた
・誰かに自分の生活を保証してもらう(委ねる)事を諦められた。(=新卒の就職活動をしなかった)
・学業としては学校に全く専念しなかった事で、親に対して感じた後ろめたさを、何とか別の形で返そうと思った
・その中でも実家に住まわせてもらえて、色々な活動をさせてもらえた。
ばっと思いつく事をお答えしてみました。
あと「学生であること」は結構なブランディングの材料になります。
学生のうちに何をできるか、どんなプロフィールを作れるかが、その後何をするにも自分の糧となると思います。
有意義な学生生活を送ってもらえると嬉しいです。^^
照明オペレーターになりたい、かつフリーランスで活動した上で、フェスの会場オペレーターをしたい、という内容であってますでしょうか。
少し意地悪かもしれませんが「フェスで働きたい」と「照明オペレーターになりたい」は中々両立が難しいかもしれません。
というのも、ある程度以上のフェスなど大型イベントに出演する演者さんは照明オペレーターさんをフェスのスタッフにお願いする形ではなく、自分たちのチームの照明さんを連れてくることがほとんどだからです。
「フェスの照明(設営)プラン/デザインを仕事にしたい」の場合は、フェスなど大型イベントに照明機材と設営・人材を提供している照明会社で働くのが近道です。
「フェスで出演者の照明オペレーターをしたい」の場合は、フェスより出演者チームの照明オペレーターになることを目指す方が正解だと思います。
またそれらにおいて「フリーランス」であることがどれくらい重要で、その目的がどこにあるか、も道のりを考える上で大切かもしれません。
今は学校も始まらない状況で色々想像の範囲で膨らんでいるものもあるのかな、と僕も想像しておりますが、学校が始まらなくとも、照明会社を検索してみたり、フリーランスの照明さんのインタビューを探して読んでみたり、今でも出来ることは探せばあると思います。
ご自身の最良の選択が出来るように、また考えすぎて行動が遅くなってしまわないように、リラックスしながら、自分のイメージの解像度をあげて、道のりを検討してみてもらえると嬉しいです。
またいつか現場でお会いできたら。
お互い頑張りましょう。
性格に関しては、多種多様な人がいる方が色んな考えや価値観が生まれて良いと思います。
とはいえ、音響さん含めライブスタッフさん全員に言えることは「みんなで1つの作品を作る姿勢」を共有できるかどうか?という事がとても重要になると考えています。
いわゆる学校的な協調性ではなく各々が作品に敬意を持った上で、客観と主観を両方持った自己主張と議論を重ね、各々の持つ技術を最大限に発揮する。
そういった仕事ができる人は素晴らしいなと思います。
お答えになっていれば幸いです。
確かに「音楽に関わる仕事をしたい」という夢は少し漠然としていますね。
もう少し自分にとって「仕事とは何か」という議題について解像度をあげて考えてみると良いかもしれません。
「レコード会社に就職する」という事も、目的としてしまうと少し不安を感じます。
「レコード会社の仕事」って実際どんな仕事か。
・音楽(音源・録音物)を作るお手伝い
・その音楽の宣伝をするお手伝い
・その音楽の商品を購入するための、複製・製造・販売するお仕事
このどれかに、あなたにとっての仕事であるべき事が含まれているかどうか。必ずしも「やりたいこと(やりがいを感じられること)」は「好きなもの(コト)」と同一とは限りません。
否定しているわけではないです。
解像度をあげて(より詳しく具体的に)想像してみては良いかもしれませんね。また「レコード会社に就職するためにしておくべきこと、磨いた方が良いスキル」の返答ですが、レコード会社のお仕事って、怒られるかもしれないですが、、、大半が「特殊な仕事」ではないと思います。
言い換えると、何の仕事をしても活躍できる人、が活躍しているように思えます。
もちろん音楽的な知識が豊富で、譜面が読めて、演奏もできる、というような音楽プロデューサーを兼ねられるディレクターさんは別ですが、多くの制作・宣伝・営業担当のできる人は「特殊なスキル」ではなく「一般的なスキルが高い」人が大き気がします。
「音楽業界」と捉えると特殊な仕事のように思えるかもしれないですが、洞察力・会話力・企画力・営業力、などの総合職的な側面が大きい業種だと思うので、自分の得意なことを活かしてチャレンジしてみてもらうのが良いと思います。
地味な返答になってしまいましたが、、、
お互い頑張りましょう!!
高校生さんぽいですね。
僕はデザイナーになりたくて芸術系の大学に進学し、早々に挫折し、仲間とイベントをしたり、その繋がりで仲良くなったお店で働いたり。のらりくらりしてました。
ひとつ今思えば「自分を求めてくれる環境や仲間にはできる事はやる」という感じで日々の選択をしてきたのかもしれないな、と思います。
僕が好きな事は「誰かの役に立てる事」なのかなと思っていて。
単純に、褒めてもらったり、ありがとうと言ってもらえるの、嬉しいし、生きていて良いのかもしれない、と思えるので。笑
そうこうしているうちに、今の仕事だったというのが現時点での自己分析です。
そのまま参考になるかは分からないですが「好きな事=趣向や作業」だけではなく、いろんな言葉に置き換えて、自分にあったしっくりくる仕事をする意味・動機にそって選択をしてみるもの良いのかなと思います。
お返事が少しでもお役にたっていたら幸いです。^^
ライブハウスのアルバイト採用事情に関して。
具体的に把握はできていませんが、そもそもの経営・運営が困難な状況なので、今すぐには難しいでしょう。
ただ、お店の営業ができる時期に来ると、スタッフさんが減っているというお店もあると思うので、もしかするとアルバイト希望の方は歓迎される可能性もあるかもしれないな、と思います。今すぐには難しくとも、状況が落ち着いたら、動いてみるのが良いと思います。
ライブハウスでのアルバイト、見つかると良いですね。^^
「ライブハウスで働く必要」はないと思います。
あなたの思う道のりで一直線に目指すのが一番最短です。
身につけるべき(であろう)能力を伸ばすのも良いと思いますが、あなたが持てる(他人の役にたてる)であろう能力を見極め、その実践を積んでいく事の方が、手応えを得られると思います。
また、少し差し出がましい気もするのですが「〇〇の仕事をする(仕事につく)事が目標」という表現が少し心配に感じてしまいました。
僕の私感ですが、仕事とは肩書きではなく、何をできたか(誰の役にどう立てたか)が仕事だと思っています。
言い換えると「なった先のこと」を目標に、「なること」はあくまで手段として、イメージして日々の活動や生活を積み重ねていってもらうのが良いのかなと思いました。
偉そうですみません。
活きるマーケティングを勉強してもらい、いつか音楽を盛り上げる仲間になれたら嬉しいなと思います。
業界内転職って言うんですかね。
めちゃくちゃ多いですよ。
むしろ中途採用の8割くらいそれな気がします。
という端的なお返事で大丈夫でしょうか。。。
もし、より具体的に聞いて頂ければ可能な限りお答えいたします!
ライブハウスのアルバイト、楽しみですね。
照明を未経験でも担当させてもらえるかどうか、お店によると思いますが、ただアルバイトをする以上の努力と勉強は必ず必要になってくると思います。
照明卓(照明を制御・コントロールするもの)の勉強を1から10までは教えてくれないと思います。
それだけを勉強したいのなら「専門学校に行ってください」となると思います。アルバイトは、あくまでお店側がお金を支払って働いてもらう取引です。
バイト代以上(最低でも同等)の価値(ないし労働)をお店に提供した上で、さらにお店に貢献するという信用を得られれば、空き時間に照明卓を触らせてもらうチャンスも巡ってくると思います。その時に独学で勉強できる範囲で、その卓の最低限の知識をもっている事はマナーになると思います。
少し厳しめの表現になってしまいました、すみません。
ライブハウスでのアルバイト、頑張ってください。
またどこかで!期待しています。
マネージャーやライブのイベント企画の仕事をするにあたって、イメージしているのは、強いていうと以下2つのどちらでしょうか?
①いわゆる新卒で就職活動、ある程度以上の規模の会社に就職したい。
②とにかく早く関連する仕事で経験をつみ、その仕事に近づきたい。
①の場合、4大にいくのが良いと思います。
②の場合、アルバイトでも良いので関連業種に飛び込むのが良いと思います。
専門学校は「専門的な知識・技術」を学ぶ場なのかな?と思っています。マネージャーやイベント企画は総合職なので、ホンイキの経験を積むなら仕事を始めた方がより早く経験値と能力を学べると思います。
とはいえ「本気で仕事をはじめるまで学生の時間も経験して色々考えながら経験も積みたい」という気持ちがある方もおられますよね。
その場合も4大で良いと思いますが、何か興味のある(真面目に打ち込めそうな)分野があれば専門学校も良いと思います。
ただ周りのモチベーションはそこまで高くないと思った方が良いと思います。(気持ちが固まりきっていない人たちも通っているので)
自分の目指すものにどれくらいのスピードで進んでいきたいか、甘えられる環境なのか、切迫しているのか、そのあたりも加味して判断してもらうのが良いかもしれません。
それぞれの人生において選択は自由であり、自己責任です。
自分と自分の時間を大切に。
お互い頑張りましょう!
すごくざっくり答えてしまうと「なるべく何でもできる人」を求めているような気がします。
「何でも楽しさや、やりがいを見出して頑張れる人」とも言えるかもしれません。
僕が思う、この仕事のひとつの考え方として「(作業面での)何をするか?したいか?」という事はあまり重要でないと考えているような気もします。
マネージャーが「やるべき事」は、そのマネージャーの特性を活かして、ミュージシャンやタレントの価値をあげたり広めたりする事、という風に考えられる側面があります。
その特性がミュージシャンやタレントご本人の求めるものと合うかどうか、それは相性でもあるし、対応範囲が広ければ、そのマッチングの可能性も広がります。
どんな人?何をしたい人?何を求めている人?
それによりマネージャーに求められる能力や作業も変化するので、一概に「これができればOK!イイね」という事が言いづらい職業かもしれません。
とはいえ今後、世の中の変化のスピードがどんどん早くなっていってる中、確実に求められるのは柔軟な思考・考察能力や、検証・予測・経験値に基づいた実行力、などがあげられるとも思います。
少し難しい話になってしまった気もしますが、、、
お互い頑張りましょう!!^^
前向きメンタル
面白い言葉ですね。
僕は毎日「まだまだ寝たい、仕事したくない」と思っている自分と戦ってます。
いくつか思い浮かぶ事を箇条書きしますね。
・やろうと思った事を他人に話して責任(やるといった事実)を作る
・「ありがとう」と言われてる自分を想像する(=そうなりたいから頑張る)
・少しだけ(自分の実力の105%くらい)見栄をはる
・ダメな時は無理しない
・頑張れる時は無理してもやる
恥ずかしいので、ここらでお許し頂けると。^^
「タイミングは大事かどうか」難しい質問ですね。
答えになっていないのは自覚していますが「状況によりけり」ではないでしょうか。
すぎぶちと僕の配信を見て「すぐ転職活動をしたい」と思った理由や目的が大きく関係する事(=状況次第)だと考えてもらって大丈夫だと思います。
目的が「音楽関係の会社の求人に応募して、転職活動をする」であれば、今は得策ではないと考えられます。単純に仕事が不安定な状況で新規採用をする会社は少ないからです。
「今(だからこそ)自分が役に立てる(事が想像できる)仕事に転職する」であれば、すぐに動くべきだとも思います。
自分の中でのタイミングを計っているのか、周り(他人)とのタイミングを図っているのか、それによっても変わってきそうですね。
自分の中のタイミング、に関しては思った(モチベーションが高い)時に動くべきでしょう。周りのタイミングに関しては客観的判断が必要だと思います。
タイミングとは、、、
もしかすると「あぁ、あの時はこういうタイミングだったな」という結果論(言い訳めいたもの)のような気もしますし、難しいですね。
どんなタイミングであったとしても、時間が経過した時にご自身が納得できそうなアクションをして頂けると嬉しいな、と思いました。^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?