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#871さんに質問 2018年SS - part2

871さん_1

ご自身の所属される事務所ですか?
自分が信頼できる人や環境を求めることが良いと思います。あとそれよりも自分が求められる存在であれるとより良いでしょう。
ウチの会社は様々なクリエイターともお仕事していますが、基本的に事務所が「仕事」を提供する事はありません。キッカケは作れますが仕事を掴むのはご本人の力だと思います。

なるべく沢山の現場に出向き、自分に撮れる写真を研究して頑張ってください。あとライブカメラマンもライブのスタッフです、チーム内で良い空気を作れるキャラクターがある人は割と重宝してもらえます。写真が良い前提ですが。
またどこかでご一緒出来ると良いですね!^ ^

871さん_2

音楽に関わる何をしたいのか考えながら、まだやってみないとわからない事ばかりだと思います。何をしたいのかがハッキリしている場合は進学せずにその業界に飛び込むのが一番近道です。
まだこれから時間をかけて音楽の何に関わりたいのか、考えながら勉強するのでしたら、自分が得意な事を勉強するのをお勧めします。何か秀でたモノを持っていると、他の何にも応用が利きますし、自分の強みになると思います。
僕は高校までサッカーばかり、大学はインテリアの学科に入ったものの、図面が苦手でイラストばかり描いてました。その中で出会った仲間といろんな事をしているウチに音楽の仕事にどんどん近づいていきました。
ゆっくり自分を見つめながら、頑張ってください。

871さん_3

各社、各人、やり方はそれぞれだと思いますが、自分の周りを見る限り、ライブをやられている方にお手伝いできないかお声をかける時にライブを見にいくケースはまだまだ多いと思います。ただ、そこにいく手前の方法としてインターネットやSNSがが活用されているケースは多いと思います。

871さん_4

コネの実態を考えてみると良いと思います。いわゆる親や親戚、先生の繋がりは自分で作った関係値ではない分、リスクが伴います。(2世タレントさんの活躍の難しさもそうですね)
ただ、僕らは社会の中にいて、何かを判断する時に、それまでの経験値や信頼をひとつの物差しにする事も多いでと思います。(どっちの美味しい料理店行くか迷った時に、どちらかに友達が働いていれば、そっちに入る事、あると思います)

自分で作ったコネは自分のものです。ただコネを作ろうと思って立ち振る舞うと、透けて見えるモノも出来てしまうと思うので、ひとつひとつ目の前のコト、ヒトを大切にする事が大事だと思います。
ちなみに、僕の親戚周りに音楽の仕事をしている人はいません。親子で活躍している裏方の友人もいますが、彼らと僕が仲良い理由は親子だからではありません。というお答えでひとまず。

871さん_6

・まず学生さんのうちはご自身の興味が向くままに好きな事を追求、研究するのが良さそうな気がします。
何か得意なコトを持っているのは、その後の糧になると思います。
ただ、余裕があれば、その好きな事の裏側に目を向けられると尚良しだと思います。そこにどういった人達がどういう関わりをしているのかが想像出来ると、将来ご自身がどうその一部になれるのか、が見えてくる可能性は高まると思います。

・僕はヒップランドミュージックに属しており、MASH A&Rの仕事も兼務しています。主な仕事は演者のマネージャーです。
マネージャーの仕事の定義は様々だと思いますが、僕の思うマネージャーは演者の健康・精神を気遣い、その人達それぞれの考え方に合わせて計画と実行のお手伝いをする事、だと思っています。

871さん_7

高卒さんと専門卒さんの違いはそこまで感じた事はありません。
目の前の事に真面目に取り組む意識があれば高卒で即現場に出るのも、専門学校で知識を養うのも良いでしょう。
僕の体感では、現場に出ている人の方が活躍するまでの時間は短い気がします。
(↓同じ方の質問が続きます)

871さん_8続き1

「雇う」の形によると思います。いわゆる求人に対する応募、という形では高卒は不利になる事が多いとは思います。ただこの仕事は「仕事ができる(できそう)」であれば高卒でも雇用のチャンスはあると思いますし、独立する事も可能だと思います。僕の友人にも沢山いますよ。

871さん_8続き2

一旦、マスタリングエンジニアになりたい、という趣旨だと定義してお答えしますね。
エンジニアは何と言ってもまず技術です。経験と知識を積んで、技術や耳を鍛え、その技術に需要がなければいけません。そういう意味では学歴は役に立たないと考える事も出来るでしょう。

ただ、なりたい物がマスタリングエンジニアで本当に正解なのか?から考えてみると、少し違った見え方がするかもしれません。
マスタリングとは、ここ二、三十年はCD複製用のマスターを作る技術者、としての認識が一般的だと思われます。
これから未来のメディアはどうなっていくか、、、

871さん_9

すみません。僕の勉強不足で、カラーマーケティング、と言う言葉にピンと来ていないのですが、それに近い事は日々(意識レベルの高い・低いはさておき)触れている気がします。
ジャケットやアー写、グッズの制作において視覚的なモノには大体「色」が関わります。ぼくは「視覚のデザイン」という様なイメージで携わる事が多いですが、その捉え方がカラーマーケティング、であればそれは役に立つの事だと思います。

871さん_10

訴え続けることも意味はあると思います。ただそれにお応え出来るかは、そのお相手それぞれの考えによると思います。僕が普段思うのは、ディズニーランドやUSJは、そこに行くのが楽しみで年1くらい行く、けどたまにあるディズニーなどの地方公演に行く人って比率で考えると多くないですよね。
公演を行うにあたり、その地域にある会場、そのキャパシティや環境、その地域の人口、アクセスの良さ、その辺りを加味して実施の如何を検討します。
行いたい、と思う次には、適切な会場があるか、またその公演に割くスケジュールが効率面で適切なのか、その辺りを慎重に検討する必要があります。
47都道府県ツアーを行う人達もかっこいいです。
見たい人全員が(スケジュール、経済的に可能なら)見れるキャパシティで公演を行う人達もかっこいいです。

その思う演者さんの公演スケジュールには、その演者さんの目指す形、思う狙い、現実的な事情が隠れているはずです。

そんな事を想像しつつ、、、
でも自分の住む街に好きな演者が来てくれると喜んで貰える事も演者さんはみんな知っています。
無責任に、想いは必ず届く、とは言えませんが、その気持ちは演者さんの糧になっているはずだと思います。^ ^

871さん_11

僕自身、芸術系(超弱小)の大学を出ている身でもあります。
その為、他のマネージャーさんやディレクターさんに比べて具体的なリクエストを出してしまう傾向があります。
その際いつも意識しているのが「デザインとアートのバランス」です。そこに明確な境界線は無いと僕は考えています。

僕自身が多少アートディレクションの領域に片足突っ込んでる傾向にあるので、その具現化に協力してもらう方には柔軟なデザイン能力を求めている気がします。
ただそれだけでは面白みが足りない時も多いので、自分には想像出来ないアート感覚を持っている人と仕事をするのも楽しいです。

学生さんのうちには、とにかく自分の興味を持てる事を探求して貰うのが良いのかな、と想像します。

時間は有限です。
やった方が良さそうだな、と思える事に存分に時間を費やして貰えると嬉しいです。^ ^

871さん_12

音楽に関わる、何のお仕事をしてみたいのか、そこから考えると少しヒントが見えてくるかもしれないですね。

僕は学校での勉強が苦手でしたので、学校で「あれ教えて貰って、今の仕事にめっちゃ役立ったな〜!」という具体的な事はあまり感じていないです。
もし、就職活動などで採用試験を受けられるのでしたら、良い大学を卒業していて損はないと思います。
どうしても新卒採用は良い大学から選ばれる傾向は強い気がします。(低学歴は面接に呼んでもらえないケースも多いと思います。それは単純に確率と効率の問題だと思います。)

僕はむしろ、大学生活は、単位を取りながら、ありあまる時間をどうやりたい事に費やすか、それをどう将来に結びつけるか、を学外でばかり実験していた気がします。

とはいえもし、学んでみたい興味の持てる分野があれば、その学問に没頭する事も、学生時代だからこそ出来る事だとも思います。
何か特化した分野での知識は、法律も、経済も、文学も、語学も、何でも役に立つと思いますし、将来のあなたの力になってくれると思います。
ご自身の興味の矛先と丁寧に相談してみるのはいかがでしょうか。^ ^

871さん_14

「こんな私」に何が出来るか、何を出来るようになりたいか、考えてみましょう。

まずは、誰かの役に立てそうな事を実行してみる事をお勧めします。
その中で「こんな私」に出来ることが見つかるキッカケを得られる気がします。^ ^

871さん_14

ライブ制作、と一言で説明するには無理がある位、その作業や関わりは多岐に渡ります。ツアーを一緒に周る事が目的ならマネージャーにチャレンジするのが良さそうですね。

ライブ制作(演出寄り)の方はツアーが始まって、無事に演出が歓声していれば、ツアーには同行しないケースも多々あります。

人脈とは、その人を信頼してくれている人達との関係性だと思います。そういう意味でいうと、必要な人脈は、仕事をする(就職する)為ではなく、仕事を実行する為に必要な事なのかもしれません。

871さん_15

本当にご自身が、選ぶべき道が、志望する会社に属する事なのか、そこから自問自答をしてみるのも良いかもしれませんね。

871さん_16

周囲の環境が及ぼす力、それはかなりのモノだと思います。偶然あるモノ、求めたモノも含め、産まれてこの方、他人が関係していない事の方が少ないですよね。例えそれが映像や本などであっても、その向こうには他人がいます。
今おっしゃられるのは学校、クラス、部活、アルバイト先、などのグループを指して「周囲の環境」と呼ばれているかと察しますが、まずその定義が、自分の思考にあっているかを検討してみるのも良いかもしれませんね。

どのグループに属するか?も、ひとつの選択ですが、グループに属した上で自分の身をどう置くかも選択です。複数のグループに属する事も可能でしょう。また、グループには属さない、という手もあるかと思います。

自分の人生をどう生きたいか、誰のため、何のために活かしたいか、自分と向き合えると良いですね。

就職における学歴は、受ける会社にもよると思いますが、面接までの確率、程度なのかな?と思います。
(僕自身、就職活動をした事がない&低学歴なので、、、説得力はない気がします。^ ^)

871さん_17

音響(知識経験含め)以外で、PAさんに求める(求められるであろう)事を想像の範囲で過剰書きしますね。

・会話力
・場の空気を読む力
・空気を良くする力
・計算能力
・他人を動かす力

モノを運ぼうとする気持ち、行動は大事だと思いますが、持てないものは手伝ってくれるはずです。^ ^

871さん_18

質問が「HIP LAND MUSIC」に向いている為、返答に社員としての責任が伴うので、あくまで「志望する会社」として、僕個人の考えを述べますね。
(弊社への具体的な質問は採用情報からお問い合わせ頂けると助かります。)
まず「志望する会社に入るのが夢」という表現に少し不安を感じます。会社なり学校なりそのグループ、組織の性格や実態は属してみないと分からない事だらけです。

例えば「名前も知らないけど、入ってみたらそこそこ給料と休みがもらえて、とにかく明るい会社」と「名前は知ってるし商品も有名だけど、給料は上がらないし、休みもないし、殺伐とした会社」を単純に比べた時、僕なら前者の会社で働きたいと思います。
でも、それは入ってみないと分からない。

そこで、僕が必要だと思う事は、やっぱり自分がどうあれるか、だと思うんです。
会社はあくまでグループであって、そこには、その会社を形成する人が存在します。
そして、会社に入る(就く)というのは、その形成する内の一員になるという事です。
志望する会社を目指す事はとてもよい事です。是非チャレンジしましょう。

でも、会社は沢山あります。会社に入らずに仕事をする事も可能です。
どうか答えを絞り過ぎずに、自分が誰かの役に立てる事、それが活かされて自分も喜べる事、を頭の片隅で意識しながら日々努力を出来るとよいですね。^ ^

(part3に続きます)

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