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871ンスタライブ #024(w/シロナカムラくん)

#871ンスタライブ #024
2021年1月7日(木)

テキスト:宙組

主催:柳井貢(以下:871)
ゲスト:シロナカムラ(以下:シロ)

(871) こんばんは!

(シロ) お疲れ様です!…この配信って気楽な気持ちでやっていいやつですよね?

(871) いいよ!配信をやる上で結構幅広く思うことがあるから、これを発信します!みたいなのは自分の中で定まりきってないんだよね。誰か呼んで喋る時は単純にその人の魅力が伝えられたらいいなとも思うし、一人で喋る時は裏方の話もできたらいいなぁと思うし。

(シロ) なるほど。でも柳井さんが今まで学んできたこととか、裏方関係の中で生み出した解釈とか美学みたいなものって、為になる人絶対いっぱいいると思います。客観的に観ててこれ無料なのめちゃめちゃやばいと思いますよ。

(871) あ、ほんと。でも“柳井担当あるある”みたいなのって担当されたメンバーでしかわかんないじゃん?(笑)そういうのも面白いかなって思ってるけどね。アレンジとかの歌詞の細かい所とかは全然口出さないし、なんだったら聴いてますか?みたいな雰囲気あるのにも関わらず、アルバムのタイトルだけは全然OK出さない、みたいな(笑)


バンドの「まだ何者でもないストーリー」を伝えられる時代

(シロ) はは(笑)でも確かに、ユレニワの中での決め事が一通り決まって「じゃあ柳井さんに伝えるか!」ってなった時に、萎縮してるとかじゃないけど、皆「柳井さん何て言うかなー」ってなります(笑)「今回はなんて言うだろう〜、一周回って“良いじゃん!”って言いそう!」みたいな(笑)

(871) ははは(笑)1回予測ゲームすんのね(笑)しかもユレニワは、メンバー4人に役割分担とかがそこまで無いというか、結構皆フラットに尊重し合うよね。

(シロ) 良くも悪くもですね。議論してく上では、4人が皆意見を言える環境ってスムーズにはいかなくて。

(871) せやねん。ユレニワの打ち合わせは4人で喋るか、4人で黙るかやねんな(笑)

(シロ) ははは(笑)ほんとそうっすね。

(871) だから、効率は…良くないよね。でもだからといって悪いことばかりとも全然思ってないし、効率が良かったら良いものが作れるかって、全くそんな事ないから。

(シロ) でも課題の一つだとは思ってます。

(871) 凄く仲が良くて4人とも凄くバンドに真剣だから、凄く主張もする代わりに凄く配慮もするっていうね。勝手な予想だけど、例えばシロが、「これに関してはこうしたい!」みたいなので議論が平行線になったとして、「まあ、シロがどうしてもそうしたいって言うんだったらいいよ」みたいなテンションのことがあったとしたら、「いや違う。それだとしたらそうじゃない。俺が求めてんのは」って言いそう(笑)

(シロ) そうですね(笑)「来いよ、来いよ」ってなっちゃう(笑)

(871) 青春を地で行ってる感じがして好きですよ。

(シロ) 「青春してんなー!」っていう感じはあんまりしないけど、そういう類のこと言われることも結構あるので、まだ若いですけど、若々しさをできる限り持っていきたいですね。

(871) MASH A&Rでグランプリ取ってから事務所のバンドと横並びになったり、レコーディングの費用を事務所が出したりっていうのがあるとはいえ、自分たちの評価としてはまだ何者にもなっていないというか、思い描いてる存在と比べるとまだまだ全然な訳じゃん?俺が「まだまだ」って言ってるわけじゃなくて、自分達の評価としてね。でもそういう過程を、そのまんま料理せずに出せるって面白い時代だなと思う。一昔前だったら、何者かになってから情熱大陸とかで振り返って見れるけど、今シロのことを見てくれてる人はシロが何者になるかわからないけど、今一緒にその過程を見てる。だからこそ俺は、今ユレニワに付いてくれているお客さんのことむちゃくちゃ有難いなって思ってるし、その人達に何者かになるストーリーを見せてあげてほしいなと思う。

(シロ) そうですね。正直なところ、事務所入って時間も経ってきて、思い描いていた理想よりもうまくいかないことが無い、と言ったら嘘にはなるんですけど、やっぱり俺も感謝してますね。今の時代って生の声をより身近に聞ける環境じゃないですか。それを耳にしたり目にしたりすると、また頑張ろうっていう気持ちになるし。感謝してますね。

(871) バンドをやる上でのモチベーションの中に、動員数を増やしたいとか、自分の音楽で感動させられる人が少ないよりは多い方がいいじゃんっていう気持ちはあると思う。でも勝手な俺の思いとしては、量の大事さもあるとはいえ、一人の感動量とか深さの大事さもあるじゃん。“どこどこのワンマンがソールドアウトしたぞ”っていう喜びもあるけど、自分が満身創痍で歌ってる時にふと目に入ったお客さんの泣いてる顔を見てこっちが泣きそうになる、みたいな感動も、ちょっと別ものだったりするよね。

(シロ) そうですね。どちらもなんともいえない喜びがありますね。

初の全国流通盤アルバム『ピースの報せ』について

(871) オーディションでグランプリを獲ってから間もなく2年経つんだっけ?

(シロ) 2年経ちますね。

(871) 2年経ちました、おめでとう!(笑)

(シロ) ありがとうございます!(笑)個人的に2020年はコロナ禍によって悩まされた1年間だったので、ライブの数も減ってるしリハーサルの数も減ってたので、結構あっという間に過ぎた感じがします。空白の1年みたいで、もう2年経っちゃったんだ、って思います。

(871) コロナがない状態の2年とは全然違うよね。皆が、配信SG『Birthday』もそうだし、『ピースの報せ』を聴いているのか気になるよね。俺の読みではさ、『ピースの報せ』を引っ提げて各地をライブでドサ回りして、手売りで1000枚売ってくるみたいな、そういう1年の予定だったんだけど(笑)「『ピースの報せ』むっちゃ良いアルバム出来たー!コロナきたー!ライブ一切できませーん!」みたいな(笑)

(シロ) ははは(笑)そうですね(笑)俺も、今柳井さんが言ったような理想像を思い描いてたんすけど、全然思い通りに出来なくなっちゃいましたね。

(871) 『ピースの報せ』名盤なんだけどなぁ。

(シロ) めちゃめちゃ良いですよね。まだ聴いてない人は本当に聴いて欲しいな。

(871) 凄い失礼なこと言うけどさ、見た目がカッコよくてスタイリッシュで爽やかで、オシャレでなんとなくカッコイイから聴いてみる、っていうバンドではないじゃん。

(シロ) そりゃそうです(笑)だって、そこを柳井さん達も買ってくれてるわけじゃないじゃないですか。俺らも頑張ってもそういう風には売れないし(笑)

(871) 別に一切感じてないわけではないけど、そこを売りにしようと思ってないよね。

(シロ) 絶妙な若々しさが出てるけど、ただ全力疾走で汗かいて―みたいなイメージだけじゃない感じが、ありのまま出せた気がするので、俺はそういう意味で名盤だなと思うんですよね。
今、全く同じアルバムは作れないです。1年だけでも全然違いますね。

最近ムカついたこと

(871) 基本的には、自信を持って前向きに活動していこうっていう気持ちだと思うんだけど、敢えて、悔しいこととか憤ってることとか思うようにいかないことの話を聞きたいかも。

(シロ) それは何に対してですか?

(871) 主に音楽活動のつもりで聞いたけど、全然プライベートでもいいよ。

(シロ) プライベートは不満ばっかりですけど、音楽に関して、“もうちょっとこうだったんだけどなあ〜”っていうのは結構すぐ忘れてるんですよね。その時はめちゃめちゃ真剣に腹立ったり、落ち込んだりしてるんですけど、割とケロッとしてるんです。思春期の頃とかは、1個1個に対してすぐ頭使ってロジカルに考えてたりしてて、一喜一憂が激しかったんですけど、ある瞬間から何も考えないようにしたんです(笑)そしたら結構生きるの楽になって、その癖が良く作用してるんじゃないかなって考える時はありますね。

(871) ちなみにムカつく時は何にムカつくの?(笑)

(シロ) 1番最近ムカついたのは、アルバイトの店員同士の指摘、っていうか。「中村くん、ちょっとこれ、こういう風にしなさいよ。」「もうちょっとこうじゃないと、どうだからね?」みたいな(笑)「細けえことでいちいち愚痴愚痴言いやがって!」って(笑)アルバイト先が言葉遣いにめちゃめちゃ厳しいところで。例えば、「お会計4500円になります!」って元気よく言ったらめちゃめちゃ怒られて、「4500円で“ございます”にしてくれるかな。」って言われるんすよ(笑)

(871) えー!

(シロ) 日本のバイトがなんとなく生み出しちゃった敬語って結構あるし、コンビニとかでもなんとなく聞いてるから一般社会でも耳馴染み良くて使っちゃってるのって結構あって。俺もそれでつい言っちゃってるんですよ(笑)それを指摘されて、2日、3日キレてました(笑)

ロボットに置き換わらない“人間味”の重要性

(871) どっかでも話したことあると思うんだけど、今後、コンビニのレジとかでベーシックなことを完璧に効率よくできる能力よりも、TwitterとかYouTubeとかでたまに流れてくるような謎に超ハイテンションなコンビニ店員さん、みたいな能力の方が、今後需要がある気がして(笑)「いらっしゃいませー!!はい、これ何円です!!今日もありがとうございましたーっ!!」みたいな人、俺、大好きでたまらなくて(笑)鬱陶しいっていう人もいると思うけど、確実にロボットには置き変わんないじゃん。空気読む力さえあればさ、「あ、この人はそれが嫌な人なんだな」ってトーンダウンすることもできるし。最低限のマナーとかTPOはあるけど、そのTPOの中で自分だからできることを出せる人は、食いっぱぐれないだろうなって思う(笑)

(シロ) 俺、百貨店でバイトし始めてすぐの時は、ポイントカードがうんたら~とか、色々言わなきゃいけない最低限のベーシックを固めてたんすね。で、俺元々演技するのすごい好きなんで、慣れてきてからは“百貨店で働く店員の役”みたいなのに入り込んでめちゃめちゃ一人で盛り上がってます。

(871) それもう一歩行ってみよ!(笑)まずは百貨店の店員さんとして自然なところ。名脇役みたいな超馴染んでる感じ。で、超馴染んでるところを1回クリアした上で、一癖二癖入れていくっていう。

バンドマンとかマネージャーもそうかもしれないけど、完璧にできるか否かで図れることっていつかロボットとかサービスに置き変わっちゃうんだよね。わかりやすいので言ったら、駅の自動改札機が開発された瞬間、恐らく世の中の駅員さんが半分ぐらいになった訳じゃん。切符切らなくて良くなったわけだから。でもそれまでは、すごい速度で完璧に切符を切る駅員さんが評価されてたのに、自動改札機になった瞬間その駅員さんの評価どっかいっちゃう。だったら切符切るのは凄い遅いんだけど、すごい元気に挨拶してて、なんかすごい覚えられてて、トラブルがあった時にその人が出て謝ったら許してもらえるみたいな。そういう能力というか人間味みたいなものって重要だよなぁと思うね。

(シロ) 確かに。でもそういう素質を持って生まれた人もいますよね。もしかしたら顔の雰囲気とかもあるんじゃないっすかね?理屈じゃ語れない顔の優しさっていうか(笑)

(871) でも絶対勇気はいると思うよ(笑)勇気もね、先天性なことと後天的なものと両方あると思う。先天的なものは持ってたらラッキー、持ってなかったらしょうがないだけど、後天的なものは意識してできるなら、そうしたいなぁと思うけどね。

(シロ) 今の響きます。俺、結構喋りかけにくいって言われるんです。風体の問題なのかわかんないですけど、喋りかけにくいとか、怖いとか、機嫌悪く見えてるみたいなんですよ。だから後天的に頑張ろうって。

(871) ギャップ!これ正しいと思ってアドバイスしてるんじゃなくて面白いから言うだけだけど、ずっと話しかけられやすくしておこうと思うと結構体力も使うじゃん。でも、ベーシック愛想悪いと思われてる人の方が俺は得もすると思うんだよ。ずっと頑張んなくてもどこかのポイントで「おはようございますっ!」って言ったらさ、皆「え?!」ってなるから(笑)
「あれ、この人、俺が思ってた印象な感じじゃないんだ!」みたいな。そのギャップでグッと掴めるから、ずっと頑張ろうとするよりそのギャップをコントロールする方がキャッチできる気がするけどね。

(シロ) 確かに!ギャップ萌えって言葉もありますもんね。

(871) そう。最近そうでもないけど、わりかし柳井はさ、見た目っていうか立ち振舞いとかを生身とか映像でみると結構カジュアルなタイプじゃん。だけど仕事で初めてやり取りするメールとかを、むっちゃくちゃ丁寧にするの。スーツ着てるタイプのマネージャーさんかな?って思われるぐらいの。

で、そのメールをやり取りした上で打ち合わせとか現場とかで会うと大体気付かれない(笑)それの逆もあるけどね。先に生身で会ってて、「なんかチャラチャラしてんなー」とか「カジュアルなやり取りしてくるやつだな」って思われても、その後ビシッと社会人っぽいメールきたら向こうも、「あ、ちゃんと返さなきゃ!」ってなってくれるっていうか。

(シロ) 確かに!ギャップの魅力、結構面白いな。

(871) 百貨店のアルバイトで演技してる感じで、何かやってみたらいいんじゃない?

(シロ) 音楽活動の面でも?

MCにおける感情表現について

(871) そうそう。 今「めっちゃ丁寧なMCするとかですかね?」ってコメントが来てて一個話したい話があるんだけど。固有名詞は出せないんだけど、お客さんのハートを掴むのが凄く上手な人がいて。その人はMCの時に、一人称とお客さんの呼び方を、一個のライブの中で変えるのよ。前半と中盤はずっと「僕はこうで、僕はこうで、僕はこう思います」って喋ってんだけど、最後の最後で、「“俺“はなぁ!」みたいな言い方をするっていうコントラストを駆使してて。
技と言えば技なんだけど、それも感情表現の一種の方法っていうか。その人の立ち回りをみてて、いい意味で凄く研究してるなと思うし、自分のイメージを他人に伝える手段として、もちろん言葉とかセンテンスも研究するんだけど、テンションの乗せ方みたいなことも重要だなってすごい思ったね。シロもナチュラルでもあるでしょ?

(シロ) 結構MCに関しては紆余曲折してましたけど、今ある形が1番自然体だと思います。語弊があったらあれなんですけど、変なことを喋っちゃう時もあるんですよ(笑)言いたいことと違うなぁ、じゃないけど。

(871) 思ってることとか気持ちが言葉にならないみたいな感じ?

(シロ) そうですそうです。全アドリブ派なんで。後で見返したら結構わけわかんないことを言ってたりするんですけど、でも一番自分という人間を表に出せてるなって思います。突っかかって訳わかんないことになっちゃってるのも含めて、これが俺の限界値やなって思う時も結構ある。と思いつつ、あとはブラッシュアップしたいなって。さっき言ってたコントラストとかもそうですし、例えばすごく情熱的な想いでやってて、ずっと「おい!!俺はな!!!」みたいなMCをやってても確かに面白くないですよね。何が伝えたいのか分かんないし。

(871) そうだね。今、コメントで「シロさんはそのままがいいなぁ」ってのと「それって本人は意識されてるのか?それとも感情が昂ってるのかな?」「MCも作品として奥深い」ってあって。俺さっき、技術的なこと、スキル的なことっぽく喋っちゃったけど、例えばさ、OasisがFUJI ROCK FESTIVALで日本に来て「Hello!」っていうのと、「コンニチハ!」と言ってくれるのとでは、確実に日本人としては「コンニチハ!」って言ってくれる方が嬉しいわけじゃん。
その違いってやっぱり、自分は今どういう場所でライブをしてて、どういう人達が目の前にいて、その人たちにちょっとでも伝わりやすいことをやろうとするか否か、の気持ちじゃん。で、海外との比較でいうとわかりやすい部分があるんだけど、じゃあシロが大阪にライブ行った時にわざわざ、「広島のもみじ饅頭がうまかったんだけど」っていう話をするんだったら、お前たこ焼きの話せえや!みたいなとこあるやん(笑)っていうフェーズがあって、それをもうちょっと込み入って考えた時に、お客さんにどうすれば伝わるのか、っていう感情表現を試行錯誤してみるのは、自分を取り繕うとかではなくて、伝える方法を自分で探求してる、っていうことな気はするよね。

「ライブのMCはヘタクソでも、言葉が詰まってもそのままの言葉が…」っていう“そのままの言葉”ってなんだろう。

(シロ) ライブを観てくれてる皆さんの感性にもよると思うんですけど、例えばMCで話してる内容を、文章として、文法に従って国語的に理解してっていう段取りで捉える人と、もっと客観的に外側から見た“MC”っていう大きな塊を眺めてる人、っていうので結構違う気がするんですよね。分かりやすく言ったらめちゃめちゃ興奮しまくってる時の『サンボマスター』のMCみたいな。MCを塊として見てる人も国語的に見てる人も、どちらにもグッとくるっていうのが、自分の中ではいいMCだなと思う。だからその感性の違いっていうのも結構あるのかなってふと思いました。

(871) そうだね。色んな話が出来そうなテーマだね。何か、ワーッ!!!って(叫びながら)言うのも一個のMCと言えばMCじゃん。感情が昂ってとにかく何かを発したい!!!っていうのは勿論そうなんだけど、でも本人はさ、ワーッ!!!って言ってる自分をちょっと客観的に見てたりもするじゃん。「俺、ワーッ!って言ってるわー!これあと何秒言おう!」みたいな。

(シロ) ははは(笑)確かに(笑)

(871) コミュニケーションってやっぱり受け手と発信側があって、言いたいことと伝わってほしいことが必ずしも一緒じゃなかったりとかするから、ありのままでいて欲しいんだとしたら、Oasisが「コンニチハ」って言ったら、「お前日本語喋れねぇくせにこんにちはとか言ってんじゃねーよ!」みたいな話になっちゃうじゃん。「いつも通りHelloって言えや!」みたいな(笑)でも、そうじゃないよね、っていうコミュニケーションの妙みたいなところは、何が正しい、何が間違ってるっていうことではなくて、凄く奥深いなって喋りながら悩んじゃった(笑)

(シロ) 結構難しい問題だと思います。

(871) 永遠に考えられるし、永遠に語っていられるテーマではあるよね。
シロが好きな他人のMC名言とかあったりしないの?

(シロ) あ〜…俺全然ないっすね(笑)

(871) 無いんかー!俺、生で見たわけじゃないんだけど、凄い好きなのがあって。甲本ヒロトさんが野音でライブをやった時に、当時暴れちゃう人とかが多くて座席指定で警備が厳重だったのね。で、その客席の状況を踏まえて甲本ヒロトさんが、一言一句覚えてるわけじゃないんだけど、「俺たちのライブ来てくれて、ロックンロール好きなやつはこんな風に管理されなくても、自分達で自分達のこととか、仲間達のこと守れるよな?」みたいな、「それがロックンロールだろ?」みたいなことを挟みつつ「まぁでもおれたちはどんどん行くよ」みたいな、その“どんどん行くよ”っていう、とにかく淡々と音楽やりますよ、みたいなことを添えるMCに、俺結構“わあ、すごいなぁ”って思っちゃって。
蘊蓄を言うわけでもないし何かを説明してるわけでもないんだけど、“今日は俺達音楽でコミュニケーションとろうぜ”っていうのがその「どんどん行くよ」に込められてた。その雰囲気を覚えてて、それがすごい好き、っていう自分の思い出話を語って…1時間経ったな。

(シロ) お、もう1時間!

配信SG『Birthday』について

(871) シロ、最後に宣伝しよう。

(シロ) 昨年末、12月から1月2月3月、と4ヶ月間で一曲ずつ新曲をデジタルリリースする運びとなっています。その12月のリリースが『Birthday』という楽曲です。

明日この871ンスタライブに出る熊谷涼花さんが監督として撮ってくれた『Birthday』のMVがYouTubeに公開されてます。
1月、2月、3月とあと3曲残ってますが、まず『Birthday』を聴いてもらってよかったらどんどん広めてもらえたらいいなぁと思います。よろしくお願いします!

(871) お願いします!今年、暖かくなったらコロナが落ち着くことを期待して、そうなった時にはガンガンライブやってこ。

(シロ) 頑張ります!皆で頑張りましょうっていう感じですね。皆辛いしね。

(871) 今日はありがとうございました!

(シロ) いえいえ!楽しい時間でございました!ありがとうございます。どうもお疲れ様でしたー!

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