871ンスタライブ #005(一問一答)
#871ンスタライブ #005
2020年12月2日(水)
テキスト:宙組( https://note.com/soragumi_com )
主催:柳井貢(以下:871)
(871) こんばんは。
前回は自分のプロフィールについて話したんですけど、そこで色々質問を貰ったので今日は答えられる範囲で答えていきたいと思います。
Q マネージャーになる前からパソコンの作業はできていたのですか?
A.僕は学生時代からイラストを描いたりデザインをしたり、友達のDJイベントのチラシを作ったりしていたので、主にデザイン関係のアプリは使っていました。あとは大阪のclub STOMPで働いていた時に出納帳の計算をExcelでやってました。WordはHIP LAND MUSICに入ってから使うようになりましたね。
Q 先日、地方創生の仕事にも関わってると仰ってましたが具体的にどんなお仕事をされていますか?
A.兵庫県豊岡市の行政が行っている「ミュージシャン・イン・レジデンス豊岡」(以下MIR豊岡)というプロジェクトをやっています。(MIR豊岡についての詳細→ https://tonderu-local.com/category/mir )
「MIR豊岡」の1番大きい目的は、豊岡市の人口を増やすことなんです。その中で僕が参加しているプロジェクトは、ミュージシャンが豊岡市に滞在して音楽や作品を作り、それを通じて豊岡市の魅力を発信するというお仕事でした。キッカケは『bonobos』だったんですけど、やればやるほど色んな事を考えるんですよね。『Saucy Dog』の「しまね移住プロジェクト」もそうですし、(しまね移住プロジェクトについての詳細→ https://www.teiju.or.jp/image-movie/ )
山形県寒河江市のホールでライブをするお仕事にも関わっています。どの町も関わると良いところが沢山見えてきて、役所の人や町の人とコミュニケーションをとっていると、その町が栄えると嬉しいなっていう気持ちもあります。
でも、日本の人口は現実的に減っているのに町の数は減ってない。そんな中で、町同士が競争する構図になってしまっているんですね。都心部と地方も競争だし、地方同士でも競争になっている。ふるさと納税とかわかりやすいですよね。"他の都市よりも我が町に!"っていう心理状況や構図はもう逃れられないよな、という気持ちもありつつ、本当に地方創生で町同士が競い合ってるっていうだけでいいのかな?っていう疑問も抱えています。でも皆とてもいい人だし、何か役に立てることがあるなら!関わっていく中で自分も勉強できたら!と思って関わらせてもらっています。
Q 柳井さん自身が"人の役に立ちたい"と思ったきっかけや背景はありますか?
A.全然あります。皆さんも自分の存在意義とか生きる意味を考える場面があると思うんですけど、やっぱり自分以外の人がいて初めて自分が生きていると感じられると思うんですね。例えば、自分たった1人になった環境があったとしたら、好きなように出来るし誰からの干渉もない。でも自分以外の人がいなかったら喋れることも役に立たないし、何かを好きな気持ちも共有出来ない。そういうことを考えていくと、結局他人と関わる中で自分の存在を見出してくことが重要だなと思います。
でもこの話で僕の哲学やポリシーとかを掘り下げていくと、ダークな話も出てくるのでいつかゆっくり話していきたいと思います!
Q.お仕事を変えられていく中で変わったことや変わらないことってありますか?考え方とか。
A.基本あんまり変わってないんですよね。大学時代にclub STOMPで働き始めて、25歳で辞めて。それからHIP LAND MUSICに入って担当するミュージシャンが変わったり、行政のお仕事をしたりデザインの仕事したり、イベント制作の仕事したりって色んな事をしてますけど、変わったことはあんまりないです。でも細かいことを気にしなくなったのと、感情的にならないように努力してますね。あとは、誰かの役に立ちたい、自分が関わることで周りの人のプラスになりたいっていう想いはどんどん強くなってます。
こういう仕事してると、"AB論"みたいな場面が結構あるんです。例えばMVを撮るのはどっちの曲にする?とか、リード曲どれにする?とか。色々議論もするし、自分はこっちの方がいいかなって思うことも結構あります。でも【判断にかける時間】と【判断してからそれを良い結果に結びつけるためにかける時間】ってどっちの方が重要かは結構絶妙で。【判断にかける時間】に関してはイーブンだったり、好みによる場面もあると思うんですけど、【判断してからそれを良い結果に結びつけるためにかける時間】ってかなり重要です。だから日々判断は早くなってる気がします。勿論、材料集めはしっかりしますよ。でも材料が集まったなと思ったら判断しちゃって、判断した後に時間を使うようにしてます。
Q 前まで"自分が不幸でも周りが幸せならいい"って思ってたけどそれは違うと友達に言われました。周りの幸せだけ願ってはダメですかね。
A.1番の理想は、周りの幸せと自分の幸せが結びついてることかな。例えば誰かにプレゼントをする時って、物やお金の価値を得ているのはプレゼントを貰った方ですが、あげている側も「僕はあなたに対してポジティブな気持ちや応援してる気持ちがありますよ」ってプレゼントしますよね?自分が好意を持ってる相手にプレゼントをする為の時間や、買う為に働いてる時間って結構ポジティブだと思うんです。
だから、周りが幸せなのに自分が幸せじゃない状態って、所謂生き物係をクラスで押し付けられる状態とかですかね?皆は自由に遊んでるけど、自分は皆がやりたくない作業してる状態がそれなら、人間関係やコミュニケーションの問題な気がします。ただ、例えば飲食店の仕事をしていて、誰もやりたがらないトイレ掃除を自分が率先して毎日していたとしたら、それを嫌だなぁと思いながらやっていたとしても、トイレ掃除をしてることはむちゃくちゃ自分の評価に繋がると思うんですよね。その間、周りのバイト仲間は遊んでて鬱陶しいなって思うかもしれないけど、お客さんは、トイレが綺麗だと嬉しいじゃないですか?だから、バイト仲間に対しては幸せを共有できてないけど、お客さんに対しては幸せを共有できている。そういう考え方もあるのかな。
Q 柳井さんみたいな裏方の人は、こういう風に表立って自分の仕事について話すことはあまりないと思うのですが、何で柳井さんはこういうこと(配信)をしているのですか?
A.それは何個か理由がありますね。すごい確信的な目的がある訳ではなく、色んな事を試しています。"とにかくやってみる"っていう感じです。
今、楽曲ってYouTubeでほぼ無料で聴けるしサブスクリプションで定額制でお金を払ってくれたら聴ける。CDに対して1,500円や3,000円を払うことが減ってきてますよね。じゃあ、どこに価値があるか?と考えるとアーティストの背景や、何でこういう事してんだろう?この楽曲は何を伝えたいんだろう?という部分の価値感がこれまで以上に生まれる可能性もあると思っていて。だから楽曲をリリースする時に、ただ情報をアウトプットするだけではない告知をしたい気持ちがあります。ただ、それは演者も演者でやるべきなので、僕は最近ミュージシャンに、「あなたの一番のプロモーターはあなただよ」みたいな話をよくするんです。例えばオーラルで言うと、僕が「(山中)拓也ってこうやって考えて、こういうところが凄いんだよ!だから次のライブ絶対来てね」って言うより、拓也自信が「こういう気持ちでこういうこと考えてるので、ライブをやろうと思いました。だから来て下さい!」っていう方が絶対説得力あるんですよ。
SNSが発達していく中で、僕らの間接的なプロモーションや伝える力が弱くなっているから、本人がどんどんやるべきだっていう気持ちはあります。勿論、ミュージシャンは色んな人がいるので、全員それが得意かっていうと、違う場合もあるのでそれぞれ得意な形でやって欲しいなと思ってはいます。そんな中で、聞かれないと答えづらい話ってあるじゃないですか。このインスタライブだって、皆が質問してくれて色んな話ができてる。雑誌のインタビューやラジオのゲスト出演では答えづらい部分や尺が足りなかった部分を、僕がアーティストに色んな質問をしたり、話を振ることで伝えられたら良いなと思ってます。まだまだ色んな伝え方があると思っているので。
あとは、僕らの仕事の求人活動も結構大変になっているので、マッチング精度を上げていきたいのもあります。僕がこういう発信をすることで、「自信はないけど柳井さんの考えに共感する、一緒に仕事をしたい!」と思ってくれる人がいるなら、それもそれでありがたいなと思うし。そんなこんなで、まずは自分が動いてみよう!って感じでこの配信を始めましたね。
本当はずっと、色々考えてたんです。
例えば、見に来てくれる一人一人の相談に乗る時間を #オンラインライブハウス_仮 を使って1時間いくらとかで販売したら相談しに来てくれる人いるかも?とか。ラジオで業界人と対談するとか、Web媒体で自分のインタビュー連載するのもいいなぁとか。色んな事を考えてる中の一つが、このインスタライブっていう感じです。
あとは、何かと自分の情報やプロフィールが表に出てた方が自分も楽だなって思い始めてるんです。コンタクトが遠いと機会損失する可能性もあるので。例えば、僕の下で仕事をするスタッフがいたら、「公開されてる僕のプロフィールや経歴を読んできてもらっていい?」っていう方が早いんですよ。スタッフが新しく入る度に説明するよりも。変な話、新卒の面接をした時に「柳井さんのインスタライブずっと観てました」って言われたら「あ、この人俺の考え方は分かってくれてるんだ」ってある種バリューになる。だから考え方とかプロフィールはオープンな方が得するなって思いますね。自ら表に出ていこう!っていう事ではなく、隠さない、みたいな感じですかね。
Q ミュージシャンの近くにいると、努力では太刀打ちできないような才能を感じることはありますか?
A.それは無いかも。努力せずに才能やセンスで勝ち続けてる人っていない気がする。努力が見えるところでされてるのかっていう違いはあるかもしれないですけど。やっぱり共感を得ている人って努力しています。ミュージシャンは僕にできない努力を凄くしてる。仕事に反映されない遊びに1日の大半を使っているのに、才能だけで結果を出して共感を得ている!みたいな人は見たことないかも。努力の方が大きいなと思う日々です。
Q 視野を広げたくて転職を考えているのですが、今の安定を捨てられない自分もいます。柳井さんならどう考えますか?
A.今の安定のレベルにもよる気がしますね。例えば、仮に今28歳・年収450万だったとします。それはきっと一般的にみたら貰ってる方だけど、60歳の時も450万かもしれない。むしろ下がるかもしれない。そう考えていくと、"今"や"安定"の定義をどう捉えるかですね。もう1つ例えると、今トヨタの営業を年収400万でやっていて、日産の営業から年収500万のオファーが来たから、っていう転職もいいと思うんですけど…。これからは福祉がくるから、って新しく福祉の資格をとって月給18万からリスタートするっていう転職もある。
だから結構状況によりますよね。所謂A社からB社に転職するっていう以外の方法論は全然あると思ってます。週5日、残業含めて1日10時間とか12時間、それを月23日っていうお仕事をしていたとして。働いてない時間は何をしているのか。働いていない時間を次の仕事に繋がる何かに充てればいきなり急ハンドルを切らなくてもいいですよね。その時間で勉強したり、副業で経験を得たり、ノウハウを学んだり。色んなことが出来ると思います。だから転職したい人は、まず転職するっていうより転職する為の時間の使い方を考えてみるのもいいなって思います。
Q 先輩と仕事のやり方が合わず周りの雰囲気がギクシャクします。柳井さんが思う後輩像とかはありますか?
A.後輩像~!う~ん…。
あ!僕、この話したいなって思ってたんですけど、皆もそういう経験あると思うんですけど、「何か(自分に)できることありますか?」っていう質問って絶妙だなって思うんです。
例えば、自分が2年くらいコンビニでアルバイトしていて、ある程度の経験はあったとします。そこで新人のアルバイトちゃんが、「何かできることありますか?」って聞いてきたとします。「いや…あなたに何が出来るかが僕はわかってません…。そして何ができるか分からない人に、何をしてもらおうか考えている時間が勿体ない…。あ、お客さん来たので、レジ打ち行ってきますね。」っていう場面、結構あると思います。アルバイトとか何か新しいことを始めた時って、手持ち無沙汰になるし何もしていない時間が不安で仕方ない気持ちも凄く分かるんですけど、特に若手の方は新しい環境に行った時に、"自分は何をできるのか"を自分で把握する。そしてできることを提供する中で新しいことを勉強させてもらう、っていう意識は結構大事だと思います。
なので、後輩に対して"こうあってもらえると嬉しいな"という気持ちや、お互いの出来ること・得意なことは把握した上で効率よく、相手の時間を奪わないように、自分の時間を有効に仕事やプロジェクトに向けて投資する関係性が大切。その為のコミュニケーションをとれる仲間でありたいです。後輩に限らず皆に対して思いますね。
Q 仕事に余裕が無くても、余裕があるように周りから捉えられてしまうのが悩みです。淡々と文句を言わずに働く=余裕と思われること、は普通の捉えられ方なんでしょうか。
A.なるほど!現状、余裕にこなせてる雰囲気でやってるけど、実はキャパシティーぎりぎりでテンパりながら何とかこなしてるっていうことですよね。でも余裕があるように周りに思われてるの結構良くないですか?新しいことをどんどん投げてもらえるってことですよね。
ただそれが、さっきの生き物係の話じゃないですけど、雑務や誰がやっても同じようなことひたすら投げられまくる場合…まぁそれも、極端に言うと"効率よくこなせる"とも言えますね。1時間に10件こなせる人と30件こなせる人って、30件こなせる人の方が評価は高いと思うんです。評価を給料だと仮定した時に「皆が1日で10件こなす中で、私は30件こなしてるんですけど、これってどうなんですか?」って言える。淡々と文句を言わずに働いていて「あの人余裕だよね」って思われてることは、それが能力ってことなんじゃないかな?そこが自分の強味だと思ってどんどんやっちゃうっていうのはどうですか?悲観的にならなくて良いような気がします。
ただ、雑にモノを頼まれたりするとムカつきますよね。「あんた余裕なんだから全然まだいけるっしょ?」って言われたら「はあ?」ってなるしね(笑)そこはコミュニケーション上の問題もあるとは思うんですけど、状況としては、余裕なく結構必死にやってるのに、余裕があるように見られるっていうのは結構得意技の部類なんじゃないかって思いました。
Q 自分が本当にやりたいことって自然と見つかるものなんですか?自分が進みたい道がよくわからないです。
A.僕も本当にやりたいことなんてわかんないです。音楽の仕事がやりたくてしょうがなくてやってる!っていう感じでもないので、見つからなくていいのかな?例えば、本田圭佑さんと同じぐらいサッカーに対する"好き"という気持ちに出会ってる人はいっぱいいると思うんですよ。だけどそれをお仕事としてやり続けられるだけの体力・努力・才能・運動能力が追いつかなくてサッカー選手を諦める人って沢山いて。僕もそうでしたけど。
だから【自分のやれる事】と【やりたい事】がどっちが先に来るか?と言うと、どうしても【自分のやれる事】が先に来る方が多い。自分がやれることの中で、没頭できること。没頭できる=努力できる=上達する=経験値が貯まるっていう仕組みもあるので。やりたいことを探すっていうのは奇跡的な出会いを探す作業ではない気がしてます。目の前にあることの中で、得意なこととか没頭できることを考えたり、あとはそれを一回やってみて、やりがいを感じたり、誰かにありがとうって言ってもらえて"これで役に立てるなら悪くないかも"みたいなことが、楽しくなるといいなと思います。
Q これから新しい職場に移るんですが、柳井さんが普段から人と接する時に気をつけていることはありますか?
A.人と接する時に気をつけることは、"言葉の力を信じすぎない"こと。これは常々思ってるんです。僕は言葉の持つ不安定さに日々不安を感じながらコミュニケーションをとっていて。話を聞く時は、自分の概念より広い考えがあるかもしれないっていう気持ちで聞くし、喋る時は自分の思ってる言葉の定義じゃないところで伝わる可能性もある、っていうのを前提にコミュニケーションを取るようにしてますね。
あと学校入ってすぐとか、新しいアルバイト始めてすぐって自分の居場所がない期間があると思うんですけど、その期間をいかに短くするか?っていうことが結構大事だと思っています。やっぱり居心地が悪い場所で発揮出来るパワーって凄い限られていて、それこそ「何かできることありますか?」って言う精神状態になっちゃう。だから少しでも"ありがとう"って言ってもらえたり、おはようって大きい声で挨拶するとかでもいいんですけど、コミュニケーションを柔らかく取ることで自分の居心地感が増してくるので、まず新しい環境に行った時に、あ!この場所、自分がいてもいい場所なんだ!って思えるところまでいかに効率よく持っていくかは結構意識してます。
Q 沢山の人と会う機会が多いと思いますが、初対面の人と会う時に柳井さんが気をつけていることはありますか?
A.これは、この人と仲良くなりたい!この人との仕事の機会を設けたい!って思う初対面の人と、どこの誰だか分かんないけど時間が欲しいと言われた初対面の人、では全然モチベーションが違いますね。
僕、偉い人とか有名な人に用事がないのに挨拶行く、っていうことをしないんです。挨拶だけしても意味なくない?って思っちゃうんですよね。その人に提供できることや、自分と関わることでプラスになることが見えていれば、僕と関わったらこういうメリットがありますって言えるんですけど、それが思い浮かばない相手には"今じゃないんだな"って思って挨拶に行かないんですよね。時間の使い方の効率みたいな事を考えちゃうので、「色んなお仕事のご提案ができると思うので1度対面でアポイントいただけますか」みたいな営業メールは結構ドライに返しています。この1時間をその人に使うんだったら、メンバーとの打ち合わせに使った方がいいんじゃないか?とか思っちゃう。だから「具体的にどんなお仕事があるのか、箇条書きで頂いて良いですか?」って結構冷たいことを言っちゃったりします。
Q 現在大学3年生の息子を持つ母です。これから就活を始める息子には自分がやりたいことをやってほしいと思っていますが、ご両親に言われて就活を頑張る糧になった言葉はありますか?
A.就活…全然わかんない…。でも僕、両親には「あいつは好き勝手やってるから心配だけど、ほっとくしかねぇなぁ」って思われていたと思います。
でも自分の子供はなるべく外に出したいなと思っていますね。犯罪めいたこととか、いじめとかしない限りは放ったらかしたいなって思っています。でもずっと家にいて何やってんのか分からないとかだったら確かに不安だし、何か言いたくなる気もするけど、じゃあずっとゲームやってるなら、ゲームを仕事にする方法とかあったりするんじゃない?みたいなことも言っちゃいそう。僕自身、親に対しては何も言われなかったことに感謝していますね。
Q 親に反対されて全然関係ない専門学校に入ったのですが、1度きりの人生だしやっぱりMASH A&RかHIP LAND MUSICで仕事したい気持ちも残ってます。
A.チャレンジする気持ちは凄い賛成です。ただ、対象がMASH A&RかHIP LAND MUSICで、っていうことに少し心配もあります。例えばMASH A&RかHIP LAND MUSICに入れたら何でもいいのか?というと違うと思うんですよね。じゃあその事務所でマネージャーをするのか、プロモーターをするのか、出版管理をするのか、デスク業務をするのか、経理をするのか。事務所の中でも色んな仕事があって、それぞれ得意分野を活かして仕事をしてる。入るだけで窓際行っちゃっても意味ないと思うから、少し解像度を上げて自分がMASH A&RやHIP LAND MUSICに入って何をしたいのか?何ができそうなのか?を考えると、MASH A&RかHIP LAND MUSICじゃなくても果たせる会社や組織、場面が結構あると思うんですよね。僕が親だったらそこをプレゼンしてほしいかも。
「音楽の仕事したい」っていうより、「私はこういうことが得意で、没頭できて努力ができる。その努力を続けることで、こういう人達の役に立ちたいから、こういう仕事がしたい!」っていうプレゼンテーションを子供にされると「うわぁこいつ意外と考えとんな」って思っちゃう気がします。
Q どうしたらチーム一丸となってプロジェクトを進められますか?今、自分も配信ライブを学校で企画してるのですが周りのモチベーション上手く上げられなくて困っています。
A.自分でぶっちぎりましょう!楽しそうにそれをやる。部活の時によく思ってたんですけど、学校の部活ってやりたいって入ってきてるのに練習しない事の意味がわかんなくて。当時はすぐ腹立ってたんで、「練習しないんだったらやめればいいんじゃない?」みたいな事をずっと言ってましたね。
だから自分は兎に角やる!っていうことですね。勿論、その中で色んなサポートも必要だし、1人で出来ないことも沢山あるから助けてくれる人もいないといけないんですけど、責任を求めるよりも、楽しいよ!っていうことを如何に伝達するか。その方が効率もいいし、モチベーションも上がるんだろうなって思います。あなた自身が積極的に楽しんでガンガンやっていると、頑張れない人は淘汰されていくし、楽しそうな雰囲気に引っ張られて着いてきてくれる人もいる気がします。
Q 仕事とプライベートで自分を使い分けたり、それぞれの場面で気をつけていることはありますか?
A.そもそも仕事とプライベートがそんなに分かれてないですね。シンプルにいうと家族か、それ以外か。それ以外に当たるのが仕事ですね。仕事は目に見える達成すべきことがある。でも家族との営みはゴールなんてないし、こうじゃなきゃいけないってこともないですよね。
時間がきてしまったので、今日はこれにて終わろうかな。
答えられなかった質問はまたやります!
ありがとうございました!
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