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iTunesカードの売買で消費税はかからない理由やその他の税金を徹底解説

iTunesカードを買うときは、消費税がかかるのか?

こうした疑問は、多くの人が感じたことがあるでしょう。

結論を先に言うと、iTunesカードを買う時には、消費税はかかりません。
しかし、iTunesカードで何か商品やサービスを購入するときには、消費税がかかります。

なぜ消費税がかからないのか。
その理由と、iTunesカードをもらう / あげる時の「贈与税」や「所得税」などもあります。こうした様々な税金に関しても、この記事ではわかりやすく解説していきます。

※ iTunesカードは、2022年以降はアップルギフトカードに統合されました。ですが、本記事の内容は、アップルギフトカード、GooglePlayカード、Amazonギフト券にも変わらず、共通の内容となっています。
(税理士監修済み、2024年6月現在)

iTunesカードなど電子ギフト券の購入に消費税はかからない

iTunesカードを購入しても、購入する「とき」には消費税はかかりません。
その理由を見ていきましょう。

消費税がかからない理由:二重課税の回避の原則

消費税がかからない理由は、もし消費税がかかると、「二重課税」となってしまうからです。

ちょっと耳慣れない言葉ですが、要するに:
①:iTunesカードを購入する時、
②:iTunesカードで商品やサービスを買う時、

それぞれ①~②で、10%の消費税がかかったら、合計20%も消費税がかかりますよね。

そのため、iTunesカードを購入するときには(=①)、消費税をかけるのをやめよう、ということになっています。

iTunesカードで買い物するときは消費税がかかる

iTunesカードを購入するときには消費税はかかりません。
しかし、購入したiTunesカードで、何かアプリを購入したときなどには、消費税がかかります。

このような扱いとなっているため、現金で買い物をするときと同じように、iTunesカードを買って使う場合でも、消費税は1回しかかからないことになっています。

ある意味、iTunesカードを購入するという行為は、現金を、現金に交換しているようなものだとも言えます。

現金を現金に交換しても、消費税なんてかかるわけはありませんよね。最終的を商品やサービス購入するときにだけ消費税はかかる、という風に覚えておけば大丈夫です。

ちなみに、これは、iTunesカードなど電子ギフト券に限った話ではなく、商品券、金券、プリペイドカードなどでもすべて同じです。

ちゃんと国税庁のHPでも解説されていることです。さらに詳しく知りたい人は以下リンク先の国税の情報も参考にしてください。

(参考)国税庁HP:商品券やプリペイドカードなどについての説明

中古のiTunesカード買う時には消費税がかかる?

中古のiTunesカードを売買するときの消費税の扱いはどうでしょうか?

この場合も、消費税はかかりません。
二次流通(チケットショップ、メルカリなど)の場合でもギフト券には、消費税はかからないことになっています。

しかし、収入印紙、切手などを中古で買う場合は消費税がかかることになっています。(郵便局などで購入するときにはかかりませんが)

iTunesカード│税金関連のケーススタディ

iTunesカードを買っても消費税はかからないことがわかりました。

しかし、税金には、贈与税、所得税などもあります。
iTunesカードのプレゼントなどで、贈与税、所得税などもかかることはないのか、具体的なケース別に、見ていきましょう。

ケース1:自分が誰かにプレゼントする場合

iTunesカードを誰かにプレゼントするとしましょう。

このとき贈与税など気にする必要があるのでしょうか?

▼このときのポイントは:

  1. 贈与税の非課税枠110万円を超えてるかどうか

  2. 贈与の対象者が扶養義務のお相手かどうか
    (お子さんや結婚相手など)

上記の2点が主なポイントとなります。

誕生日プレゼント、お付き合いを開始した記念日、クリスマスなど、プレゼントをあげる、もらう機会は頻繁にありますよね。

このとき、プレゼントした商品の合計金額が年間で110万円を超える場合は「贈与税」がかかってきます。110万円を超えてプレゼントをもらっている場合は、確定申告と納税の義務が発生します。

あとは、贈与の対象者が、自分の子供や結婚相手など、扶養義務がある相手かどうか、がポイントです。

子供に衣服や食事を提供したり、習い事の学費を払ってあげたり、野球のグローブを買ってあげたりなどは、課税されません。これは贈与の対象者が扶養義務を持つ相手であれば、通常必要とされる範囲のものであれば贈与税はかからないことになっているからです。

贈与の対象者が結婚相手(妻/夫)であっても同様に考えることができます。

ケース2:自分が誰かからもらう場合

自分が誰かから、iTunesカードをもらう場合も、あげるときと同じように考えれば大丈夫です。

やはり、
①:年間110万円の非課税枠を超えてしまわないかどうか、また、
②:贈与の対象先が扶養義務を持つお相手かどうか、
の2つがポイントになります。

ケース3:懸賞に当選した場合

最近は、SNSなどで、iTunesカードなどの電子ギフト券が賞品となっている懸賞も多いですね。

このような懸賞に、当選した場合はどうでしょうか。

一言でいってしまうと、当選した金額が50万円以下であった場合は、特に確定申告などする必要はないでしょう。

当選した金額は「一時所得」と呼ばれる、扱いをうけます。

「一時所得」=当選した賞品の金額 - 応募にかかった費用 - 控除金額50万円

「一時所得」の計算には、控除50万円が適用され、さらに応募にかかった費用なども差し引きができます。

他にも副業や個人事業主の人なら、自分の稼ぎ(事業所得)があるでしょうから、それらと「一時所得」の合計金額が、合計で年間20万円を超える場合は、確定申告が必要となってきます。

ケース4:報酬としてギフト券をもらった場合

何か仕事を手伝って、対価としてiTunesカードをもらったとします。この場合はどうでしょうか?

仕事の対価としてiTunesカードを受け取った場合は、貰い手側は、個人事業主なら事業所得、会社なら売上の扱いになります。逆に、あげる側としては、費用としてカウントできます。

個人事業主の事業所得として取り扱う場合は、経費や控除など差し引いたうえでの最終所得が20万円を超える場合は、確定申告が必要になります。

仕事の対価ではなく、単純に、贈与という場合ならば、贈与税が関係してきます。この場合は、与える側は、費用として計上することはできません。

仕事の対価として支払う場合のみ、費用化することが可能です。

ケース5:iTunesカードを買えば全部経費にできる?

iTunesカード、Amazonギフト券を、購入しさえすれば、経費にできると考えている人がいますが、これは誤りです。

経費を計上する場合は、最終的な使用方法が重要になります。

つまり、itunesカードやAmazonギフト券を購入して、費用としてすべて計上していたけれど、実は、私的に楽しむためだけにゲームアプリなどの購入のあてていた、という場合は、税務署からは否定されるでしょう。

(運営している事業が、ゲームに関連していて、研究のために購入したといえるなら、可能性はありますが…)

iTunesカードの購入時には消費税がかかりませんが、それを使って商品やサービスを購入する際には消費税が課されます。

この取り扱いは二重課税を避けるためであり、iTunesカード購入時には消費税を徴収せず、商品購入時にのみ課税することで、消費税が1回しかかからないように設計されています。

また、中古のiTunesカードの取引でも消費税はかかりません。

さらに、iTunesカードを贈与する場合、年間の贈与税非課税枠を超えなければ税金は心配ありませんが、金額が大きい場合は超えると贈与税が発生する可能性があるので注意しましょう。

iTunesカードと消費税に関してのよくある質問

1.iTunesカードはどこで買えますか?

→コンビニ、Amazon、楽天市場、アップル公式サイト、itunes Store、App Store等で販売しています。

▶関連記事:Appleギフトカードの買える種類や値段を徹底解説

2.iTunesカードを売れる場所はありますか?

ゲオ(GEO)や、大黒屋では売れません。iTunesカードやアップルギフトカードを専門に買取をするサイトがあります。こうしたサイトを使いましょう。

▶関連記事:iTunesカードはゲオで買取してもらえる?

3.iTunesカードを買うときの支払い方法は?

コンビニの場合は、現金、オンラインならクレジットカードでの支払い方法ができます。

4.iTunesカードは何に使える?

iTunes Storeで、人気の音楽や、電子書籍(本)などのコンテンツの購入に使えます。

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