例えるならそれは白米、当たり前の日々に感謝したくなるBL「今日も明日も、君と」と、若気の至りじゃないぜ学園寮で3カップル爆誕BL「若葉寮で、君と」感想
皆さんはどんなお話が好きですか?私はちょっと薄暗い、主人公が不幸な目にあって救われたいのに救われない、藻掻いてる、みたいな話が結構好きです。あと、BLでなくても、熱血なアツい話も大好きです。◯ャンプとか、他にも。(「◯しおととら」を高校の時に読んでたなあと思ってアニメ見て、気になってた「から◯りサーカス」読んで打ちのめされたりした)
今回ご紹介する作品(佐久本あゆ先生原作)、「今日も明日も、君と」と「若葉寮で、君と」は、誰も死にませんし、魔法も使えませんし、怪我もしませんし、性別が6つあるわけでもなく、会社の社長でも、アイドルでも、社会の裏の稼業でも、ホストでもありません。もちろん、世界は滅びません。
ただただ、日常の中で好きになった人と暮らしている毎日が続くような、ほっこり温かいBL作品です。
毎日食べるご飯に飽きる人ってあまりいないと思うのですが、そんな白米みたいに当たり前にそこにあって、必要な心のエネルギーを供給してくれるみたいな、優しい気持ちになれる作品です。
そして、先日も別な記事で紹介していますが、なんとお話はYouTubeで無料で楽しむことが出来ます。まだBLを聴いたことがない方には、ボイスコミックという漫画のイラストと併せて楽しむものなので、気軽に楽しめます。
ちるちるさんではボイコミの詳細がないので、原作の方の情報です。
お試しではなく、ちゃんと聞ける動画はこちら。
(「若葉寮で、君と」はまとめられていないので、再生リストのリンクです)
まず、ちょっとだけ説明。
「今日も明日も、君と」は2021年に漫画が出ている作品で、先にボイコミになっているので私はそちらから聞きました。ただし、この作品の主役2人が正式に付き合う前のお話が2015年に出ている「若葉寮で、君と」なので、実はスピンオフ作品なのです。もしもまだ未視聴なのであれば、先に「若葉寮で、君と」を聴いてから「今日も明日も、君と」を聴くのが良さそうです。
私は聞く順番が逆でしたが、普通に前日譚だ〜と楽しんで聴けたので、まあ、どっちでも大丈夫です!!
聴いた順に感想をしたためたいと思います。
まず、ネタバレない感想。
「今日も明日も、君と」は、興津さんが年下カメラマン(21歳)と、野島健児さんが年上真面目男子(26歳)のカップルのお話です。私は結構聞き返しています。理由は二人の声が落ち着くから。実年齢でも野島さんが興津さんより4歳差くらいなので、何ともちょうどいい感じのバランスです。お二人ともベテランですから、興津さんの若者っぽさと、野島さんの落ち着いた眼鏡くんな話し方がすごくソフトリーで、耳に優しい感じ。
あと、まだまだ私はBLCDについては学が浅いので詳しく分からないけど、ここのボイコミのマイクの録り方なのか、声が近い感じがします。興津さんも野島さんも、二人とも声の輪郭に独特の優しい感じがあるのですが、モノローグとか、内心で相手の顔が浮かぶ時のちょっとしたコマの表現なんかが聞き取りやすい気がします。
こちらの作品は、ポケドラでカットされたシーンを補完したものが聴けます。えっちなシーンは短いけど、私は満足しました。
「若葉寮で、君と」は、メインのカップルが3組。古川慎さん×峯田大夢さん、福西勝也さん×河西健吾さん、最後が、興津さん×野島健児さん。
古川さんは、落ち着いた真面目キャラなので、低すぎず高すぎずな声です。古川さんて、色々な声でも表現がナチュラルにできるからすごいなあって思います。お相手の峯田さんは、フレッシュな演技でした!10年くらい前に峯田さんがでていたとある舞台の映像を観てたことがあって、なんだか感慨深かったです。
福西さん、河西さんペアは安定感。というか、2024年の春アニメでやってた某怪獣◯号っていうアニメがあってですね(以下略
福西さんの演技、私は結構好きです。高校生のときに、ちょっとあごひげ生えてる同級生みたいな感じの子いたなあっていう。ちょっと達観してて周りよりオトナなところがあるっぽい感じ。河西さん、育ちの良い心の綺麗そうなおぼっちゃん感が可愛いです。
そして、興津さんと野島さんペア。ここの聴きどころは、ちゃんと声が若返ってるところ。「今日も明日も、君と」のころと聴き比べても、どちらもしっかり声を変えていて流石だなあ…となりました。
アンジェンテさんの動画は、最後に「せーの、アンジェンテ」とふたりで言ってお互いに役の声で告知するのが毎話あるのですが、聴き比べるとしっかり違いが分かります。こうしたことを楽しめるので、好きなのかもしれません😊
では、ネタバレありの感想。
朝、一緒に寝ている2人、桐野晃さん(CV興津和幸さん)が仕事にいくところからスタート。職場で同僚から合コンに誘われ、恋人に聞いてみるということにして、恋人の話に。恋人は嶋千尋さん(CV野島健児さん)だけど、さすがに同性なので「年上、真面目、ツンデレ系」と濁します。
(そして眼鏡なので、私の好みのど真ん中でした)桐野さんは、人当たりもよくて年上にも可愛がられるような社交的なタイプ。興津さんの行きすぎない、ほどよい爽やかイケメン声です。ちなみに同僚のお調子者くんの武藤さんを鈴木裕斗さんが演じています。私は一つ前の感想で書いた「かしこまりました、ディスティニー」では主従関係だった二人なので、やっぱり声優さんてすごいなあなってなりました。
嶋さんのおうちに帰宅。ふたりでピザを食べている間に、幸せを実感する桐野さん。と、ここで合コン許可の話に。桐野さんの期待(ヤキモチから怒られる)は外れ、特に気にせず行ってこいよと言われて一本取られた感に、今日は泣かす〜と言って致します。
ここはYouTubeではカットされているベッドシーン。爽やかな作品なので、軋むベッドと二人の控え目な演技です。でも、今日はいつもより激しいらしいです。「合コン絶対ぇ行かねぇから、行ってもいいなんて言うな」とむくれていう桐野さん。(かわいい)
嶋さんは、大人として桐野さんを大事にしたいようで、次の話では桐野さんの仕事道具のカメラを購入するのにお金をだそうか、なんて言います。高校生の頃から知ってると、仕事ばりばり頑張る年下彼氏がかわいいんですね〜。買ったらハメ撮りしていいか聞く桐野さん。こういうお茶目な興津さんの演技が、好きなんです。あと、たまにくる「恥っず」的な若者の照れとか。
そして、街で高校生の時の遊び友達と再会して飲むことに。ここで、「若葉寮で、君と」の登場人物が出てきます。樋口さん(CV峯大夢さん)と、鰐部さん(CV福西勝也さん)。二人の恋人が寮の同級生と知らない桐野さんと、桐野さんと嶋さんのことを知らない二人による、飲み会の会話。作品のインタビューで野島さんが、福西さんの演技が必死で可愛かった的なコメントしていました!!こういう情報が三度の飯より大好きです。この時には、樋口さんのお相手の役は別な声優さんだったので、当然だけど収録時は「若葉寮で、君と」はまだ音源化は決まってなかったのかなと想像しました。樋口さんから同棲の話を聞いて、嶋さんに戻ってからゆくゆくは同棲しないか提案。ちょっと笑われてむくれる桐野さん可愛い。二人がこの先もなんとなく一緒にいられるか考えるところ。
ここまではハッピーなんだけど、この後職場で結婚の話がでたり、職場の関係で参加したハロウィンパーティーで普通に結婚している普通の家庭をみたりして、嶋さんを恋人として紹介できないことを考えてしまう。
嶋さんも、送られてきた仮装パーティーの写真を見て、本当なら女性が相手のほうが良かったのではと思ってしまう。そこで、一緒にいる時につい「女だったら」とポツリと零してしまう桐野さん。嶋さんは怒ってないと言うけれど、少し気まずいまま桐野さん仕事が忙しくなってなかなか会えず距離が開いてしまいます。こういう時に仕事ちゃんとサボらない若者、偉い。
嶋さんは自分の恋愛志向を理解している従兄弟と飲みながら、桐野さんが望んでいるような世間の幸せを与えてやれないことを悩んでいることを打ち明けます。この従兄弟さんの機転で(勝手にかかってきた電話を取って呼んじゃう)、仕事が早く終わった桐野さんを召喚。てっきり自分以外の男と仲良くしてるかと誤解して怒りかけ、事情を知っても口喧嘩します。
途中で従兄弟さんに止められますが、私はここの言い合いが結構好きです。そして桐野さんの部屋についてから、ラウンド2が始まりかけます。
「別れたいなら別れる」と言う嶋さん。自分のせいで、桐野さんに周りと違うと思い続けさせたくない、幸せでいてほしいというのに、真っ直ぐに気持ちをぶつける桐野さん。
別れたくないけど、桐野さんのためなら別れてもいいという嶋さんを最終的にぎゅむぅぅぅって抱きしめてワガママいう子供みたいに、別れない!!ってやるのが超いい。ここは動画で是非表情など見てほしいです。
甘えてよって言う年下彼氏感、興津さんの出し方が絶妙なのと、ぶきっちょに抱きしめてとかキスしてとか合コンは行くなとか甘える嶋さんの野島さんがいいなあってなりました。仲直りの儀式(in ベッド)はポケドラだとしっかり聞けます。短いけど。嶋さん、ネガティブ思考な人だから、相手に去られるのとかが本当に怖いんだなあ、と共感しつつ、桐野さんに出会えて良かったね(涙)と思いました。大人の方が臆病になるのって分かる気がする。
翌朝の二人の会話でちょっと嶋さんが桐野さんをからかうところがあるんですが、そこの興津さんのクソデカボイス好き。そして、嶋さんが自分からほっぺにチューするところがあるのですが、ここは動画で見てください。めちゃくちゃ小刻みに震えて驚く桐野さんめちゃくちゃ可愛いから!!!
そして、また日常に戻ります。ひょんなところで職場の同僚女性に嶋さんを撮った写真を見られてカミングアウトしますが、普通に今まで無神経なこと言ってて(結婚の話など)ごめんと謝られます。普通の男女のような事に憧れを抱くのは、高校生の時に嶋さんに一度捨てられたように去られたことから不安があるのかなと思う桐野さん。
なんやかんやで年越しを迎えます。ここで蕎麦を啜る興津さんの演技!!!やったぜ!!!
新年が明けてから、改まった嶋さんから指輪をもらって、正式にこれからも一緒にいてくださいと言われます。ここでも、嬉しさ涙と「それは俺がやりたかったやつ!」と悔し涙交じりの桐野さんの声がいいです。
ここで、ヒメハジメシーン。ボイコミでは聴けない吐息混じりの二人の会話がポケドラでは聞けます。指輪をもらったことへの返事も、ちゃんとポケドラでは聞けて満足しました。
翌朝に寝ている2人。先に桐野さんが起きて、結婚式で言う誓いを途中まで呟いてみて寝ると、実は起きていた嶋さんが内心でその続きを唱えます。この野島さんの声が耳で溶けていきます…今まで自分が好かれていることや、ずっと一緒にいられないかもということに不安があった嶋さんの声が、安心と相手への愛情で溶けたみたいなあったかい声でした。
ポケドラでは3分くらいのオマケで、桐野さんの職場で指輪を見つかって祝福されたり、嶋さんが職場で同僚に恋人いるマウント取ってみたり、二人で仕事後にラーメン食べに行って、指輪があって喜びあうかわいいシーンが聞けます。(ラーメン啜る手前で終わるのがちょっと残念な食事演技好き)
続いて「若葉寮で、君と」です。
樋口悠人さん(CV峯田大夢さん)と同室の陸上部員、日高徹さん(CV古川慎さん)の話。
女系家族で寮に逃げたつもりが男子校で女子に飢えている樋口さんとお友達連中。樋口さんはモテると言われてるが、実は単にフラれ続けているだけなのですが、格好悪いから内緒にしています。基本的に「おっぱい揉みたい」と発言するノンケ男子高校生全開です。これはBLになるのか不安なくらい健全です。デートに行く前に日高さんに格好チェックしてもらうと、「俺が女なら惚れてる」と真面目顔ジョークもらいます(ジョークではないんだよな😊)
結局またフラレて帰る。フラれて落ち込む樋口さんを真面目に励ます日高さん。お互いに「女なら惚れてる」といい会う流れに。同室だから、樋口さんのよいところを知ってるという日高さんポイント高し!!!古川さんのこの真面目系ボイス、かっこいいですね…。樋口さんが褒め殺しになってきゅう〜っとなる感じがキュートです。
そして次の日、日高さんの陸上部の後輩くんが前から見た目がかっこいいと目をつけていたので樋口さんに告白します。寮で後輩くんについて日高さんに聞いた時に、日高さんは自分にしなよと告白。
この、樋口さんのいいところを俺は知ってる的な日高さんのセリフと恥ずか死ぬ!となる樋口さんがめちゃくちゃ甘酸っぱい〜。キスをしかけたところでお決まりの寮の監督生嶋さん登場。この若葉寮のときの嶋さん、声がやや高くてちゃんと若くなってて野島さん流石なのです。
中断されたキスをしてからの、「ごめんな樋口、女じゃないけど、お前のこと好きなんだ」って告白、ストレートすぎる!!!!
その後、なんとなく気まずくなって、友達の鰐部さんの部屋に入り浸るも日高さんに連れて行かれ、自分のことを好きにならなくてもいいから、気まずくなりたくないと言われます。翌朝、日高さんの朝練についていくことを申し出て、ジョギングに。気まずくて避けていたけど、もっと知りたいから、付き合ってと樋口さんから伝えます。ここで、今までで一番恥ずかしかったという樋口さんに、そうなったのは自分が女じゃないからよかったと日高さんが喜びます。ようやく寮に帰ってちょっとえっちなことが始まるかと思いきや、実は二人とも寝不足で悩んでいたからとお昼寝になります。なんてピュアなんや!!
最後は、またしても例の陸上部後輩くんからのアプローチを受けた樋口さんに、日高さんが横槍を入れて牽制、それでかっこいいと言った樋口さんに、「惚れてくれ」と冗談をいい、樋口さんも「もう惚れてるよ!」と言って終わります。
なんなのこのハッピーな二人は!!!何度か出てくる「女じゃないから、」というのがこの話のテーマなのかなと思いました。女じゃないから好きになったのなら、この先桐野さん嶋さんペアみたいな不安には襲われそうにないな、という感じ。
次の話は、先程お部屋を借りていた鰐部亮平さん(CV福西勝也さん)の一人部屋に、沙山譲さん(CV河西健吾さん)が来るところから始まります。まず、二段ベッドもユニットバスも知らないお坊ちゃまの河西さんの浮世離れ感!!!霞のブレスが出来そうですし、ガ◯ダムに乗るほどではなくとも生まれたてのひよこみたいな純粋さがあります。そして、大浴場の話で他人と風呂を共にすることでドン引くところで、完全にお金持ちのご子息なことが確定します。鰐部さんはとりあえず、気遣いのできるちょっと大人びた(オジサンみのある)高校生なので普通に世話を焼いていきます。ちなみに、沙山さんはカップ麺も食べたことないお坊ちゃまでした!
ホームシックで時折布団にくるまる沙山さんとの共同生活は、結構ぎこちなく楽しそうに進みます。特進クラスの沙山さんが鰐部さんに勉強を教えて、小テストでいい点が取れた報告をした時の沙山さんの笑顔をみて、「キュン」としてしまう鰐部さん。このキュンの言い方が予想よりずっと高くて、福西さん恐るべしとなりました(笑)
そして、夢の中で積極的な沙山さんに迫られる鰐部さん。もしかしてここは本当は有料なら聞ける何かがあるのかな?裸にシャツだけ羽織る沙山さんセクシーでした。もちろん起きて本人に罪悪感抱きまくり。
欲求不満なのかと思って外で遊びまくるけど、沙山さんのいる部屋が落ち着くようになっている鰐部さん。学校で樋口さんを含めてお昼を食べながら、沙山さんの噂の話とともに同室の感想を聞かれて「めんどくさいけどな」と言ってしまい、部屋に戻ると布団にくるまって泣いている沙山さんを発見します。河西さんの泣き演技初めて聞いたのですがチョー可愛いです。実はお昼の会話を聞いていて、自分が迷惑をかけていたと思って嫌われたくなくて泣いてた沙山さんなのでした。こりゃあだれも抵抗できないかわいさです。
ついキスしちゃう鰐部さん。めでたしめでたし。
最後に樋口さんと、お互いの恋についてしみじみと語っているところで終わります。いやぁ爽やかですね!!!鰐部さんと沙山さんは、高校生の間は致してないことが「今日も明日も、君と」で明かされているので、そのあたりの展開が勝手に頭に浮かびそうになりました。箱入りな沙山さんのために欲望と戦う鰐部さん、かわいかっただろうなあ…。
そして、最後の話が、桐野さんと嶋さんの話です。「今日も明日も、君と」では下の名前で呼びあっていましたが、こちらは名字で呼び合ってます。寮の監督生をしながら桐野さんに脅されています(?)
この、桐野さんの「今夜部屋行くからね」の言い方がとっっっっっても甘いです!!!あと直後のくしゃみカワイイ。嶋さんはツンデレ強めです。
嶋さんは高校の寮時代に付き合っていた同室の原田さんと夏休みの同窓会で再会して、それから月に数回寮でこっそり会っている関係になります。原田さんが落としていった嶋さんの部屋の合鍵を拾った桐野さんが、原田さんのことをネタに脅し始めた、という経緯。
脅しとはいうものの、単に押しかけカレシみたいなもので、事あるごとに好きだっていうのに全然信じてくれない嶋さん。「セックスは愛がなくても出来ます」とか言っちゃう。嶋さんは原田さんとのことを引き摺っているから、卒業したら終わりになる関係だと言います。
寮の中で付き合い始めた樋口さんと日高さんのことに気が付いた嶋さんは、そうして先のことを気にせず関係を持てる二人を眩しく羨ましく思います。
桐野さんは、昔体調不良のときに助けてくれた嶋さんをずっと片思いしていたとちゃんと告白しますが、やはり卒業したら忘れられて置いていかれると思って返事ができません。
嶋さんが部屋にある植物の世話をしている時に、昔の女優のセリフで、「つきあう男には花を一つ覚えさせろ」と言った話をします。別れた後でも自分のことを思い出すから、という理由なのですが、それを聞いて覚えるという桐野さん。
やはりどうしてもこの先のことを考えてしまい、桐野さんの好意を嬉しく思いながらも、早く卒業して俺の前からいなくなってほしいという嶋さんのモノローグ。野島さんの演技が素晴らしくて切ないです。囁き声なんですが…胸が苦しくなります。
桐野さんと嶋さんのすれ違いが埋まらないまま、原田さんが寮の近くにいるのを見つけてつい話しかけにいく桐野さん。
もう嶋さんに会わないでほしいというのと、嶋さんの育ててた植物について聞くと、全く覚えいない原田さんに、つい殴りかかってしまいます。
医務室で通行人と喧嘩したことを聞いて駆けつけると、桐野さんは「俺も馬鹿だけど、アンタもすげー馬鹿だよ」と言って、鍵を返します。
桐野さんが退寮処分と自宅謹慎になっている間に、嶋さんは監督生のバイトを辞めます。原田さんにお別れの電話をした時に、ようやく桐野さんとの関係は遊びじゃなかったと認めます。
半年後、嶋さんの家に来たのが、就職のために髪を黒く染めた桐野さんでした。あまりのことに全然リアクション出来ない嶋さんに、これまでの会えない期間の不満や大変さを捲し立てる桐野さんの長ゼリフ、本っっっっっ当に、大変そうでした。(興津さんも大変そう、いや、プロだからそんなことないかな?)
卒業しても忘れられなかったと桐野さんは言うと、ようやく嶋さんも自分の気持ちが言えます。
野島さんの演技、これまで本心を出さない会話ばかりだったので、こうして桐野さんに向けて心がしっかりこもっているのを聞くと本当によかったなと、しみじみしました。
部屋にある嶋さんの育てているアイビーに気が付いて、ちゃんと忘れなかったと言って、アイビーの花言葉を嶋さんに覚悟してねと言って伝えます
。(セリフでは敢えてなし)
調べたらアイビーの花言葉は、「友情、誠実、結婚、不滅、永遠の愛、死んでも離れない」でした。
「死んでも離れない」\(^o^)/
と言うわけで感想は以上です。
(白米って喩えたけど、自分実は麺好きでしたすみません)(最近とあるラジオで興津さんがBLを演じるのが楽しいって発言を聞けたのでハッピーなので、そのあたりは感想をメモしたいと思います)