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2023/03/29/12:56&13:06

自宅でお昼を食べて、
午後のテレビを聞きつつiPhoneでインスタ見ようとしたら
知らない番号から着信があった。

出てみると、いつも行ってる病院の看護師さんからだった。

「4/1の経食道心エコー図検査は、延期になりましたので
その日は朝ごはん食べて良いです。で10時に病院に来てください。
先生からお話があります。」
「え?検査がどうして延期なのか状況が掴めないんだけど?」
「私も詳しく聞いてないので、検査延期と10時に来て欲しいと
お伝えすることしかできないんですが・・・」

とりあえず、10時に病院へ行きますと言って電話を切った。

10分後、また知らない番号から電話がきた。
今度は、担当の医師からだった。

「先ほどの看護師さんからの電話じゃ解りにくかったと思います。
ごめんなさい。担当のMです。
病名とか治療に関しては個人情報扱いになるので、
看護師にも詳細を伝えられなくて、とりあえず、4/1の検査延期の件と
この前の検査で分かったことのお話あるので、病院に来てくださるよう
伝えてと頼んだのですが・・・」

「なるほど、で、詳しくは4/1にお伺いすることとして、
心臓の手術前の造影剤検査で分かったということは・・・?
呼吸量が少ないと言われた肺とかに何か問題があったとか・・・?

「いえ、肺ではなくて・・・
本来は、電話じゃダメなのですが、周りに人がいないのでお伝えしますと、造影剤検査の結果、心臓の様子の他に見つかったモノがあって・・・」

「見つかった?」

「はい。腎臓にガンが見つかりました。」

あっ!
この一言って、医師からのガン宣告ということになるのだけど
言われた瞬間、驚きびっくりすることなかった自分自身に、驚いた。

50年も前に、ガンとか言われたら、絶望しかなかったけど、
今や治療法も数多くて、そんなに大変じゃないし、
年齢的に言っても、両親の病歴にもあったガンだから、驚かなかった。

「他の精密検査で、他の病気が見つかることってよくあるんです。
今回の場合、比較的に初期段階のガンなので、手術すれば大丈夫です。
心臓の手術はその後で行いましょう。」

私は、直接の電話をくれたことへの感謝と4/1には必ず行くことを伝え
電話を切った。

それから、一応、腎臓癌について、ググってみた。

なかなか発見できないガンであるということ。
術後5年間の生存率100%とかのデータがあった。
手術を受けて成功したら、とりあえず5年間は生きられるということか♫

予定されてた心臓の手術の前に、
腎臓ガンの摘出手術、今年は2回も病院に入院することになった。

今から、たった4時間前に、それが決定してしまった。

第一稿 



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