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ヤギヒツジ【散文現代詩】

ヤギヒツジは、ゆっくりと歩きます。同じサイズ感の虹色螺旋がそのすぐ後をついていきます。ヤギヒツジが急に立ち止まると、その虹色が慣性エネルギーで一瞬追い越すのですが、すぐに元の位置に戻ります。赤面しています。それが赤外光です。

その【戻る】エネルギーが、今日のパッタイだ、というのはもう周知の事実で、ケヤキはいつものようにカシノキの近傍で、位置エネルギーをしているのでした。遠投の要領でエントロピーをして、そのぶよぶよした事象輪郭が際立ちます。量子的に不確定で、たいへんよいのでした。

事象輪郭の揺らぎは、メンマの旨味に手を貸して、招くシオマネキは招かれるケースも弁えているようです。見習いたいものですね。

トロトロピータンフルコースに舌鼓(ブレイクビーツ)を打つボイスパーカッションウサギは、どこか遠くの砂漠地帯を漕いでおり、砂漠の草原化あるいは水源化の指揮をとっていました。ボイパウサギはヤギヒツジと並走し、リズムマシンで、砂漠だからこそ生きられる生きもの、という楽曲を創りました。c/w 極限環境微生物への憧憬

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ジブラルタル峻
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