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変声期のチャプチェ【現代詩】
変声期のチャプチェは翻ってから
空間ごと投げます
チャプチャプチャプチャプしているのでした
無音の上にあぐらをかく
有価証券報告書
もしもアップルパイが
アルバニアに落下したら
などという
空間のおこぼれを
ハニートーストに担がせて
で
プチャプチャ
カンザス州の歌声もそうですよ
許されるのならば
バッケンレコードで
処理してほしい先輩の手冷たいですね
変声期のチャプチェは
プチャチャプチャ団地あたりを
遊泳しているのでしょうね
あープチャチャプチャ団地は該当しませんか
でも、けど、だが、しかし、が、変声期で
オーロラを使ってつかまり立ちする
生まれたての時間は
チャオプラヤ川へ
フーコーに8000回しかられた
という非存在記憶を
ジャムジャムにして
かなり低い山脈へ投じます
フラミンゴミンゴミンゴ
今日も花に花に蝶が集います集います
を巡る
蝶が花になります
「月がきれいですね」
からの
アルゼンチンバックブリーカー
で
「キッシュが焼けますね」
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