嫌な流れを敵地で跳ね返せるか。7/14.15.16 広島との三連戦。

皆様お疲れ様です。こんにちは。今回は広島との三連戦に入っていきます。その前に7/12のヤクルト戦において大変重要なシーンが抜けていました。6回裏、1死1塁の場面でパーラ選手がライトへのヒットを放ち、1死1.3塁とします。ここでバッターの炭谷選手がショートゴロを打ち、二塁の山田選手に転送したところで、山田選手がパーラ選手のスライディングに引っかかるような形となり、一塁に送球できず。ゲッツー(一つのプレーで二つのアウトを取るプレーのこと)崩れの間に3塁走者の亀井選手が生還!…かと思いきやヤクルトの高津監督がパーラ選手のスライディングのタイミングが遅く守備妨害にあたるのではないかということでリクエストアウト、セーフや本塁打のフェア、ファールの再審議を要求する制度。)を要求。審判団の審議の結果、守備妨害と判定され、同点のホームインは幻に。結果、1点差で試合を落とし、巨人としては痛いシーンとなりました。試合後の審判団の説明によると、パーラ選手のスライディングにボナファイドを採用したとのことでした。今まで野球を見てきた中で初耳の単語です。「ボナファイド」は英語で「誠実な、真実の、善意のある」という意味らしく、つまりパーラ選手のプレーが悪意のあるプレーと判断されたわけであります。もちろん、本人にそんなつもりはないでしょうが、巨人としては判定に泣いた結果となりました。このようなプレーが厳しく取り締まられるようになったきっかけとしてコリジョンルールが定められたことが挙げられます。これについてはまた別の機会にまとめたいと思います。前置きが長くなりましたが、いつも通りレポートに入っていきたいと思います。

7/14 (火)  VS広島 4回戦 18:00 inマツダスタジアム

画像1

勝ち投手 菅野(3勝0敗)負け投手 九里(1勝1敗)本塁打 岡本6号 メヒア 2号 

7/15 (水) VS広島 5回戦 18:00 inマツダスタジアム

画像2

勝ち投手 戸郷(3勝0敗)負け投手 ジョンソン(0勝3敗)本塁打 ウィーラー1号 岡本7号 鈴木誠 7号

7/16 (木)  VS広島 6回戦 18:00 inマツダスタジアム

画像3

勝ち投手 メルセデス(1勝2敗)負け投手 薮田 (0勝1敗) 本塁打 大城1号 吉川尚 3号 岡本8号 堂林4号

書こうと思ったのですが、やはり10日も空いてしまうとだんだん記憶も上書きされてしまい、かなり大雑把なレポートとなってしまいそうです…。

1-1 岡本の一発で試合を決め連敗ストップ!

広島の先発は前回抑えられた九里。巨人の先発はエースの菅野。それぞれ雨天中止の影響もあり、それぞれ中10日、11日と登板間隔がかなり空いての登板となった。巨人打線は2回、三連打で1死満塁のチャンスを作るも吉川尚がゲッツーで無得点。先週の悪い流れを断ち切れない。しかし3回、先頭の投手菅野が四球で歩くと、一番亀井が送りバントを決めチャンス拡大。確かこのバントから原監督が主力選手に送りバントを命じるシーンが目立つようになった。坂本は四球で繋げると、丸がレフトへのタイムリーツーベースを放ち先制。尚も1死2.3塁とチャンスは続き、打席には岡本。追い込まれてからの4球目、インコース低め、見逃せばボールかというような落ちる球をバットにうまく乗せ、レフトポール際中段へのスリーランホームランとし、この回巨人が4点を先制。また、6回表にもパーラのタイムリーなどもあり3点を追加。7-0とした。菅野は4連敗中のチーム状態もあり、非常に気を使いながらの投球となり、5回無失点ながらも109球を要し、6回に澤村へと交代。澤村、代わった鍵谷が1点ずつ失うも点差は十分。8回高木、9回には今年初登板となる大竹が無失点に抑え7-2で勝利。大竹は四球、ヒットで無死1.2塁のピンチを作るも、持ち前のシュートは今年も健在で続く坂倉を狙い通りのゲッツーに打ち取った。中継ぎ陣にまた心強い存在が加わったと感じさせる投球だった。昨年はかなりしんどい場面での投球が多かったが、7/25現在、リリーフ陣の負担を分散させながら運用できていると感じる。菅野は3勝目を挙げ、原監督へ歴代単独2位となる通算1035勝目を届けた。ちなみに1位は南海ホークスで23年間指揮を執った故鶴岡一人氏で、1773勝。勝利数、勝率、優勝回数ともに1位であり、南海ホークスの黄金時代を築いた監督である。原監督がずっと監督を続けていれば、いつか追いつくことが出来るかもしれない。。。(笑)

2-1 起爆剤ウィーラー、ジョンソンキラー北村の活躍。

この日のスタメンからはジョンソンと相性の悪い丸が外れた1番には前回ジョンソンからタイムリーを放った北村が入り、巨人に来て初めて3番に入るウィーラーがスタメン。その北村が初回いきなりライト前ヒットで出塁。続く坂本が送りバントでチャンス拡大。ウィーラーは倒れるも、岡本が低めの難しいボールをセンターへ運び巨人が連日の先制点を取る。そして3回、またも先頭の北村が真ん中のカーブをセンターへ運ぶ。坂本、ウィーラーが四球でつなぐとジョンソンは明らかにイライラ。岡本のゲッツーの間に1点加えると、続く中島がタイムリーで5-0。序盤で巨人が主導権をつかんだ。そして5回、またも先頭の北村が四球で出塁し、一番としての役割を十二分に果たした。坂本は倒れるも、続くウィーラーが低めのカットボールを捉えセンターに移籍第一号となるツーランホームラン。結果が出なくとも守備では球際に強いプレーを連発し、ベンチでは率先して盛り上げる。原監督がウチにはいないタイプと言ったように、ウィーラーはチームに様々な好影響を与えている。6回には今まで苦しんでいた速球をきれいにセンターへはじき返すタイムリーを放ち、不振を脱却したといってもよい活躍を見せた。その後もコンスタントに得点を重ね、大量12得点を取った

2-2 期待が確信に変わった戸郷の投球。桑田真澄超えの開幕三連勝。

巨人の先発は戸郷。二回の雨天中止もあり、調整が難しかっただけに注目のマウンドとなった。初回、ピレラ、西川から三振を奪うなど圧巻の立ち上がりを見せる。二回、三回もテンポよく投げ込み3者凡退。四回、二死を奪った後西川、鈴木に連続四球を与えてピンチを作るも、二回、ストレートをスタンド前まで運ばれた松山に最後は二回と同じような内角高めの直球を投げ込みセンターフライにねじ伏せた。5回、ここまでノーヒットピッチングを続ける戸郷、守備陣にもその意識はありまた大量得点差だったことから、田中のライトライナーをパーラがダイビングキャッチを試み、結果後逸。スリーベースとなるもジョンソンの代打長野をピッチャーゴロに打ち取り、5回まで無失点とした。六回、先頭ピレラにヒットを浴びるも菊池をゲッツーに。続く西川に四球を与えるも、鈴木誠也をピッチャーゴロに抑え、6回103球無失点でマウンドを降りた。結果勝ち投手となり、高卒二年目の球団投手では桑田真澄を超える開幕三連勝を果たした。この試合は久しぶりに初めから観戦することが出来たので、戸郷の投球に注目してみていた。結論から言うと、実力で菅野に次ぐ地位を勝ち取ったといえる内容だった。質の良いストレートに独特のフォーク、打者の手元で曲がるスライダーに、タイミングの取りにくいフォームは十分に広島打線を困惑させていた。あと彼の課題というと被弾クセをなくすこと、7回以上投げるスタミナをつけること、送りバントの成功率を上げることくらいか。四球で崩れないのは強みである。高卒二年目がローテに定着したと、他球団ファンに自慢できるレベルに戸郷翔征は来ている。

3-1 大城、吉川尚のホームラン、さらに岡本の三試合連続ホームラン。由伸チルドレンが第三次原政権を支える。

広島の先発は薮田。1番亀井がライトへのツーベースで出塁。坂本が進塁打と仕事し、丸が四球。岡本のゲッツー崩れの間に1点を取り、24番を背負う好調の大城が高橋由伸前監督を彷彿とさせるような美しい放物線を描き、そのままライトスタンドへ。待望の今年一号が飛び出し、巨人が三戦連続の先制点を奪った。そして4-2の6回裏、1塁にウィーラーを置き、吉川尚がレフトスタンド中段へと運ぶツーランホームラン。ここまで、北村、増田大と併用されている吉川尚だが、神戸での1本を皮切りに調子を上げてきた。調子の上げ下げが激しいタイプの彼だが、見分けるポイントとしては単純で、バットを前で強く振れるか振れないかだけ。出塁率タイプではなくて、三振は多くても長打を増やすタイプだと思っている。四球を選ぼうとしてボールを長く見ようとすると彼の良さが無くなってしまうので、これからも休養を挟みつつバットを強く振ることだけを考えてほしい。そして7回、岡本が3試合連発となるツーランで試合を決めた。1戦目のホームランから徐々に修正し、この試合のホームランは完璧な当たり。この3試合の内容で特筆すべきは、計4安打が1タイムリー、3ホームランと全てで打点を稼いでいることだ。ここまで岡本は打ってほしいところだけは必ず打ってくれるまさに4番の働きを見せている。また、巨人の先発メルセデスはようやく援護に恵まれ、6回2失点で今シーズン初勝利自身広島戦9戦目での初勝利となり、喜びを爆発させた。その2失点は今年やると確信していた堂林のツーランだった。4割を超えるハイアベレージを残し、不調カープを引っ張っている。

以上となります。対ヤクルトでの嫌な流れを断ち切り、3連勝できたのは大きいですね。またマツダスタジアムでの3連勝は何と2011年以来と、ようやく嫌なイメージを払拭できました。また追いつかなくなってきたので、少し考えて頑張って追いつきます。(笑)ここまで読んでくださってありがとうございました!スキボタン押していただければ大変喜びます!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?