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【BAL】オフシーズンまとめ
※ヘッダー画像は https://x.com/Orioles/status/1885513773286302003より。
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春は、サラソタ。やうやう緑になりゆくグラウンドは、すこし明あかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
did you miss us? because we missed you. pic.twitter.com/BAPuhEKBVi
— Baltimore Orioles (@Orioles) February 10, 2025
こんにちは、ジャンさんです。
2025年のスプリングトレーニングが始まりましたので、オフシーズンのBALの動きや出来事を振り返っていきます。
◾️トランザクション関連
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補強も補充もできているので、個人的にはいいオフシーズンだと思いました。補強についてどのような見方ができるのかを以下に二点記します。
①”穴埋め重視”の補強
FA補強はオニールを除いてほとんどが単年のみが保証されている契約で、そのオニールも25年終了後にオプトアウト可能なものとなっています。
野手はウィークポイント潰し、投手は数量を重ねたと表現するのが正しいでしょう。ラウレアーノの加入、菅野&モートンの獲得がわかりやすい例ですかね。
おそらくですが、夏のTDLで上の単年契約組に加えて保有の短い選手(マリンズ、オハーン、マウントキャッスルなど)がトレードチップになることも見越しているのでしょう。
Tier1でない選手に半端な長さの契約を渡してロスターロックしていいようなチーム状況でないと思うので、個人的にはこの選択が最適なものだといえるしょう。
② 若手のアップサイドに託さざるをえない補強
どこぞの西海岸の球団がトレード話を持ちかけてきたらしいですが、昨年のコービン•バーンズ獲得時のようなトッププロスペクトを放出するようなトレードは起こらないでしょう。
(※情報の出所はBALお抱え記者の質問返しコーナーなので、話し合いがあってからそれなりの時間が経過している可能性が高いです。)
ここまできて類似のブロックバスタートレードが起こることは考えづらいため、上記の単年契約重視の補強は、昨年以上に若手のアップサイドに託すことを強いられる補強とも言い換えることができます。
個人的には大部分をプロスペクトに託すことなんて博打にも程があると思っていますが、大規模再建で碌に選手残ってない上に、残った選手がもう果汁搾り尽くしたレモンみたいな状態になっている現実があります。HOUにとってのアルトゥーべ、KCにとってのS.ペレス、PHIにとってのノラに当てはまる選手がいないの情けないよ、いやマジで。再建中何してたん?
24年のオースティン•ヘイズ→コルトン•カウザー、有象無象INF→ジョーダン•ウェストバーグのような入れ替えをちゃんと行うことが複数ポジションでマストになりますが、それに耐えられないようなヤワな若手ばかりではないと思っています。
26年以降にこの補強を振り返ったとき、「あのときプロスペクトを無為に放出しなくてよかった」と言えるような結果になることを祈るばかりです。
◾️AJ is back.
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オリオールズやNPBのオリックス•バファローズで活躍したアダム•ジョーンズ氏が、GM付特別アドバイザー兼コミュニティ•アンバサダーとしてチームに帰ってきました。
すでに新オーナーグループ(カル•リプケンJr.やグラント•ヒルらも参画)の一員となっていたジョーンズですが、球団から正式に役職を与えられました。海を渡り日本でもプレーした経験を持つジョーンズの帰還が持つ意味は限りなく大きいでしょう。
イライアスGMによると、ジョーンズの復帰は日本でのオリオールズのリーチを広げる財産になるだろうと語っています。
現に、読売ジャイアンツから海外FAとなっていた菅野智之の獲得にジョーンズが一役買っていたとの話も出ています。
ポスティングや海外FAだけでなく、ATHとアマチュアFAとして契約した森井翔太郎のような原石や、スアレス兄弟のような出戻り選手の獲得にも今後期待できるのではないでしょうか。
なにより、フランチャイズのスターが引退後も球団に関わってくれるのは嬉しい限り。選手として叶わなかったWSチャンピオンリング獲得を、フロントメンバーとして達成させてあげて欲しいものです。
◾️プロスペクトランキング更新
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少なくなったなあ…と思いつつ、ここ数年は定着と放出が立て続けにあったので、要はこういうものなのでしょう。
Top100に入っている面々は遅くとも2026年までには主力になっているレベルのポテンシャルを持っていると思います。
また、Top100には入っていない部分では投手プロスペクトの評価がひっそりと高くなってきました。エースPが云々言われることもありますが、意外と内部から生えてくる未来もあるかもしれません。
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ファームシステムの整備は大丈夫なのかって?
25年ドラフトの上位100位指名以内に6個指名権あるし、なんとかなるやろ(適当)。
So O's getting another comp pick for Santander leaving for Jays means they will have 6 of first 94 picks in 2025 MLB Draft.
— Steve Melewski (@Steveonbaseball) January 20, 2025
No. 19 - Rnd 1
No. 30 - comp Burnes
No. 31 or 32 - comp Sant
No. 59 - Rnd 2
No. 71 - Comp Bal Rnd B
No. 94 - Rnd 3
◼︎〆
Our guest coaches list is stacked. pic.twitter.com/QR5Bj75tpw
— Baltimore Orioles (@Orioles) February 12, 2025
STの臨時コーチ陣がなかなかに豪華になりました。
開幕が待ち遠しいですが、まずは怪我なくSTを乗り越えて欲しいものです。
それでは。
参考文献