見出し画像

【BAL】TDL予想&願望 --後編--

※ヘッダー画像はhttps://www.mlb.com/video/shintaro-fujinami-swinging-strike-to-nolan-schanuelより加工して引用
※全ての商用的あるいは著作権侵害の意図を放棄して投稿します。


前編では消極的であると予想しましたが、そこは買い手側。
ここからは実際に獲得を目指しそうな選手をリストアップしていきます。

※TDL付近の動き方について述べた前編はこちらから




◾️買い手側としての注目選手

※詳細成績は省きます。
※同地区とのトレードは考えないものとします。なんか避けそうだし(偏見)。
※Fangraphs, Baseball Savantから引用あり。

◻︎野手

なし

<コメント>
自前プロスペクトの昇格でなんとかなるやろ(適当)
ヘンダーソンの休養日ですが、マテオやウエストバーグが今季僅かではありますがSSとして出場しています。彼らがSSで出場する際2B/3Bはメイヨやホリデイ、ノービィのようなプロスペクトで回せばそれで解決するので、野手補強は何もしないと思われます。

右打ちの外野手?ノービィとかメイヨ外野起用みたいな自前プロスペクトの起用で以下同文。

もしくはウェーバークレーム等でデプス確保ぐらいはしそうな気もします。

◻︎先発三番手クラスのSP&RP(vFA=100に近ければなおよし)

まず「先発三番手クラスのSP」については読んで字の如く、バーンズ&ロドリゲスに次ぐSPを獲得すると思います。
「vFA=100近いRP」については、今のブルペンはペレス(LHP)以外4FBの球速帯が93~95mphなので、一人剛腕タイプがいると継投のスタイルが増えるような気がしたので、獲得するのではないかと考えました。
※名前横の数字はvFA(フォーシームの平均急速)を指します。


▼AL西地区

▼TEX
SP:
マックス•シャーザー
  
ネイサン•イオバルディ
  
アンドリュー•ヒーニー
  
マイケル•ロレンゼン
RP:
デイビッド•ロバートソン , 93.6(カットボール)
  
カービィ•イェーツ, 93.3 

GMが会見で勝ち越せない状態なら売り手となることを示唆していました。TEXから獲得する場合は6人とも0.5年のレンタルとなります。
<懸念点>
・シャーザー、イオバルディの二人は怪我による稼働面に不安&高年俸がネックか。特にイオバルディは25年にVOもついているので、考慮すべき。
・RPの二人は球速帯が現ブルペンとダダ被りしている。

▼LAA
SP:
タイラー•アンダーソン
RP:
カルロス•エステベス, 96.7

アンダーソンは1.5年保有。年俸はお高め。
エステベスについて、今年はBB%が3.8%に改善
。0.5年のレンタルなので対価は少なめになりそう。
<懸念点>
・アンダーソン:FIPとERAに大きな乖離あり。そもそもの成績も隔年気味。
・エステベス:FB%が昨年から47.0%→56.9%に上昇。打高球場であるカムデンヤーズだと被HR数が増えるかもしれない。

▼SEA
RP:
アンドレ•ムニョス , 98.5

1.5年保有(ただしCOが後ろに3年分あり)。SEAは2023年に1.5年保有のCLのポール•シーウォルドを放出した過去あり。被Pull%が43.6%→31.3%に変化したのは好材料か。
<懸念点>
・対LのFIPは4.64
AwayのFIP:4.19と本拠地を変えた時に不安あり。
・SEA買い手じゃねえか??


▼AL中地区

▼CWS
SP:
エリック•フェッデ
RP:
マイケル•コペック, 98.9
   
ジョン•ブレビア, 93.9

確実な売り手球団、フェッデとコペックは1.5年保有。年俸面が成績に反比例してかなり安い。ブレビアは0.5年保有。
先発三番手クラスのSP&RPで、セットで獲得可能。
ギャレット•クロシェ?
現実味ないなぁ…そもそもSP転向初年度で、イニング制限ある時点でちょっと博打がすぎる。対価も洒落にならなそうだし。
<懸念点>
・フェッデとコペックは対価はレンタル案件よりも高いものが求められる。  セットなら尚更。
・ ブレビアは球速帯が現ブルペンと似通っているためアップデートにならないかもしれない。

▼DET
SP:
ジャック•フラハティ
RP:
アンドリュー•チェイフィン, 92.0

フラハティはDET本拠地にも関わらずAwayの方が成績がいい。チェイフィンはFIPが4.01→2.82に良化。ともに0.5年保有。
タリック•スクバル?
現実味ないなぁPart2…この夏放出することに一定の合理性はあるけど、仮にも今年コンテンドしようとしたチームがそれでいいのかとは思うし、Detroitのファンと他選手たちに対する裏切り行為に等しいと思いますね。
<懸念点>
・フラハティ(BALの姿)に良い印象がない&人気ありそうで対価について足元見られそう。
・ 
チェイフィンは44.9%と高いFB%がネックか。


▼NL西地区

▼COL
SP:
カル•クァントリル

確実な売り手球団その2、1.5年保有。
GB%が40.8%→46.4%に変化しているため、カムデンヤーズで化ける可能性あり。
<懸念点>
・カッターとスプリットの投球割合が23年比で真逆になっている。クアーズフィールドに適応するためにそう変化させたのなら、下山すると好転した成績が悪化するかもしれない。
・COL恒例のTDL謎ムーブが発生して、市場に出てこないかもしれない。


▼NL中地区

▼PIT
RP:
アロルディス•チャップマン, 97.4

多分彼が一番速いと思います。0.5年保有。
<懸念点>
・PITが買い手に回るかもしれない。

▼CIN
SP:
フランキー•モンタス
RP:
ニック•マルティネス , 92.8

モンタスは25年MO,マルティネスは25年PO。
マルティネスはスウィングマンとして起用可能なのも魅力的。
<懸念点>
・売り手なのか買い手なのかの判断がギリギリになりそう。
・モンタス、君は高すぎる(お値段)


▼NL東地区

▼NYM
SP:
ルイス•セベリーノ

BronxからQueensに身を移し、見事バウンスバック。0.5年保有。HH%が34.6%→28.7%に改善。
<懸念点>
・NYMが買い手に回るかもしれない。

▼MIA
RP:
タナー•スコット, 96.9

確実な売り手球団その3、0.5年保有。
PITが買い手になった場合、チャップマンが市場に出てこなくなるためLeft-Arm RPのTier1になる。
<懸念点>
・BAbip.184!?!? K%:33.9%→27.3%、BB%:7.8%→14.9%に悪化!?!?

▼WSH
RP:
カイル•フィネガン, 97.4
  
ハンター•ハービー, 98.1 →KC

The Athleticsが売り手と報道、共に1.5年保有。
<懸念点>
・FIPとERAに大きな乖離あり。
・売り抜き前提なのか、登板数が6月以降嵩んでいる。
・ワシントン移転時におきたオーナー同士の揉め事からか、BAL⇆WSHのトレードが過去に一度もない。


◼︎対価のプロスペクトについて

筆者の独断と偏見と好みで分類してみました。
参考:MLB公式プロスペクトランキング:BAL傘下Top30
   Fangraphs:BALデプスチャート

VALUATIONについて
傘下1位〜15位
傘下16位〜30位&ランク外プロスペクトなど

まあ結論売り手側の需要と買い手側のロスター事情が一致してトレードは起こるんですけどね。
上でBやCをつけた選手も、別のチームではAやSみたいな扱いになる可能性もありますから。


◼︎人員整理について

本音を言うと人員整理なんてあってほしくないし、現状戦力でなんとか頑張って欲しい気持ちもある。現場の士気にもかかわるかもしれない。
なにより辛い再建期を支え、乗り越えてきた中堅陣に報いて欲しい気持ちもある。あと普通に寂しい。
しかし、チームの戦力として不足な状態のままシーズンを過ごさせているのも事実。

何度も何度もこのことをnoteで述べていますが、大鉈を振るう必要があるような状態をそのままにしておくと、かつての血を吐き泥を啜った大規模再建は無に帰することになります。

※ 選手個人のファンの方には申し訳ないのですが、チームあっての選手なので、そこで成績を残せないなら何らかの判断が下されるべきだと思います。

1B  :ライアン•マウントキャッスル
INF:
ラモン•ウリアス
   
ホルヘ•マテオ
RP:
セドリック•マリンズ
  
オースティン•ヘイズ

まずマウントキャッスルについて、1B専任にしては足りない打撃成績をもう何年も続けており、守備にも結構ひどい有様です。
このままでは今夏でなくとも、FAとなる前にマイナスの意味での放出が見えています。
マイナーオプションが残っていて保有権も26年まであるため、基本的には整理されないと思いますが、傘下組織やロスター状況を考えると今夏のトレードテーブルに乗せられてもおかしくはないと思っています。

22年のゴールドグラブ受賞者であるマテオ、ウリアスの守備はもう見る影もなく、打撃に関してもトータルでマイナスを生み出し続ける毎日です。
そもそも二人ともその22年"だけ"守備 (OAA)が大幅プラスなのもよくわからない。極端な守備シフトのおかげか?
オプションもないため、トレードの抱き合わせで放出するかDFAを待つかになりそうです。マテオはSS/CFの控え&代走要員として残りそうですが、いずれにしても彼らのスタメン起用はチーム力を落とすだけなので、整理を望みます。

マリンズは昨年夏から打撃成績が著しく下降しており、ヘイズは元々そこまで高くないLF守備が衰えてマイナスを叩き出す&対RHPでは起用されなくなっている状態です。
両人ともオプションがあるとはいえ、オフに最後の調停で来季年俸が$8~9Mかそれ以上となる予想なため、現状だとノンテンダーがみえている状態でしょう。
23年7月のノア•シンダーガード⇆アメッド•ロザリオのようなトレードor抱き合わせが成立するなら、完全な手遅れになる前に放出してもいいと思います。


大谷翔平選手(LAD)の影響からか、TDL(トレードデッドライン)での補強について話している人が昨年より増えた気がします。
なんだかんだTDLってMLBのコンテンツの一つなので、贔屓球団以外の動きも見ていて面白いです。動画サイトでライブ配信されるかたもいますしね。
筆者もTDLの日(日本時間7/30夜->7/31朝 )はMLB仲間とTwitterで夜通しスペースを開く予定なので、もしよければ参加してみてください。

それではまた。

参考サイト

https://www.fangraphs.com/