NFT時代到来、政府が本気モード突入?
自民党デジタル社会推進本部
NFT政策検討プロジェクトチームに期待
みなさま、こんにちは!
中村です。
暗号資産市場、相変わらず激しい値動きをしておりますね。
そんな中、3月30日に、自民党デジタル社会推進本部のNFT政策検討プロジェクトチームによる
「NFTホワイトペーパーWeb3.0時代を見据えたわが国のNFT戦略」が、部会で了承されました。
お役所仕事的なイメージのある政府の部会で、このような最先端の議論がされている時点で、時代の変化をひしひしと感じさせられます。
「Web3.0、NFT、ホワイトペーパー」などなど、暗号資産投資家だとワクワクしそうな単語がでていますが、
最近頻出しだした、Web3.0について触れておきましょう。
出典:ATカーニー
最初は電子メールやウェブサイトを多くの人が使うようになった「Web1.0」の状態が生まれました。
テキスト中心で発信者と閲覧者が固定されていた時代ともいえます。
次にスマホが登場して現在の「Web2.0」時代がやってきました。
そして、これまでのデジタル経済圏の構造を根底から覆すのではないか?といわれてるのが「Web3.0」です。
まだ新しい概念のため、定義は人によって異なりますが、ブロックチェーンの新しい暗号技術により、巨大企業に依存しなくても、データを多くの個人間で分散管理できるようになると言われています。
「メタバース」と呼ばれる三次元空間のサービスやビットコインなどの暗号資産を使った商取引が爆発的に増えることが予想されています。
そのWeb3.0の起爆剤と期待されいているのがNFTです。
NFTについて細かく説明しだすとキリがないのでここでは割愛しますが、2020年に400億円だったNFT市場は、2021年には4.7兆円以上だったという時点で、急激に必要性がましているのも伝わってきます。
では、次章では自民党のホワイトペーパーについて触れていきます。
政府のNFT政策検討はこれだ!
ホワイトペーパー徹底検証
ホワイトペーパーは下記ページから確認できます。
大まかな内容は以下の通りです。
新しい時代の経済発展のチャンスと、その波に乗っかるにはNFTが不可欠という説明をされています。
その上で、NFTを健全に運用していくために、6つのテーマで課題を分析されていました。
ただ盛り上がるように煽るわけではなく、リスクはあれどイノベーションを目指すことが重要という目線で、さすが有識者達が作り上げた資料だなと感心させられましたし、これであれば健全なNFT市場の未来が期待できるなと思いました。
先程共有したのは概要版ですが、ホワイトペーパー全体のPDFはこちらになるので目を通しておきましょう。
私が最も素晴らしいと思ったのは、ホワイトペーパー最後の項目です。
「政府がしっかりと責任を持ちつつ、ある程度リスクも承知でイノベーションを目指す」
素晴らしいですね(涙)
今後の動きも十分に期待できそうです!
とはいえNFTは危険?
こういう時だからこそ要注意
このように市場が注目をし始めると横行しだすのが詐欺まがいの案件です。。
「GameFi」「Play to Earn」などのワクワクするキャッチで、ありえない利回りで投資をさせては飛んでいく案件が続出しています。。
ちなみに、今週は寝てても稼げるという
SLEEP TO EARN=眠って稼ぐGameFi「#SLEPN」が爆誕しました!
プロジェクトの詳細は以下の通りです。
「#SLEPN」は質の高い睡眠を取ることで稼げる”SLEEP TO EARN”の仕組みを採用。就寝時に専用のスマートフォンアプリを枕元にセットすることで、睡眠の質を測定し、快眠度に応じた報酬が受け取れます。
寝てても稼げるNFTが出るとはとんでもない時代がきましたね!
・・・と言いたいところですが、実はこちらのプロジェクト4月1日、エイプリルフールのジョークプロジェクトでした。
(NFTは本当にプレゼントされる企画のようですが稼げるわけではないのでご注意ください)
ですが、この企画を本気で設計して詐欺案件として出したとしても数億円は集まったのではないでしょうか?(汗)
それほどNFTや~~~To earnなどの案件は投資家の財布が緩みがちな状況です。
GIA通信読者のみなさんも
・この案件のキャッシュポイントは?
・なぜ市場で価格が上がる可能性があるのか?
・この配当の原資はどうやって生み出されているのか?
などなど、仕組みや期待値を把握した上で、投資をすることを忘れないようにしましょう!
リスクもありますがそれを上回るチャンスが多分にあるNFT市場、今後も期待できる情報を収集して、配信していこうと考えてますのでお楽しみに!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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