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世界の物価が一眼でわかる神サイトは優れもの
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
円安の勢いが
止まりませんね・・・汗
ドル円相場が
1ドル140円を目指す
そんな展開が
思いの外早まる
可能性が出てきました。
6月米国消費者物価指数が
前年比+9.1%の上昇となり、
これは40年半ぶりの高い伸び。
しかもエネルギーに限れば
前年比+41.6%ととんでもないことに!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82959873/picture_pc_0363aa1f19b8b04a7ff9098c486b2140.gif?width=1200)
この40年ぶりに経験する
物価上昇を抑制するために
FRBは今月予定されているFOMCにて
通常の4倍にあたる
1%の大幅利上げに踏み切るのでは?
との見方が強まっています。
円安が進む主な要因としては
日米間の金利差拡大に
よるところが大きいのですが、
先日も黒田日銀総裁による
「必要があれば躊躇なく追加緩和」
とのハト派的な発言もあって、
その差は縮まるどころか
むしろますます広がっていくばかり。
エネルギーや食料など
輸入物資の高騰が続くことで
日本国民の生活に間違いなく
悪影響が出てくることでしょう。
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日本円の力が急速に弱まる中で
あなたは備えが出来ていますか?
では、金利をあげれば良いか?
今回はそう簡単な
問題ではありませんから
事態はより深刻です。。
金利上昇によって
借入コストが上昇すれば
金融機関から借入している企業も
住宅ローンを抱えている国民も
かなりの痛手を負うことで
景気が一段と悪くなることが
容易に想像できます。
そもそも
国債の債務利払いだけで
何兆、いや何十兆円も吹っ飛ぶので
日銀も金利を上げたくても上げられません。
まるで袋小路状態・・・涙
![](https://assets.st-note.com/img/1658211529144-uPQ4IJaCqR.jpg?width=1200)
そんな状況を見据えて
海外の機関投資家から
猛烈な売りを仕掛けられていますが、
今は必死に指値オペで対応し、
金利上昇を抑えなくてはならない。
出ないと、、、、
【日本円崩壊】
↓
【ハイパーインフレ】
まさしく最悪の事態だけは
絶対に避けなくてはならないのです!
![](https://assets.st-note.com/img/1658211547235-gxJ9axJZZw.jpg?width=1200)
我々GIAは以前から
日本のリスクについて
何度も取り上げてきました。
リスクを回避する手段として
「資産分散」「通貨分散」の必要性を
繰り返し繰り返し説いてきたのですが、
あなたはきちんと理解し、
コツコツと周到に準備を進め
現状の円安に対処できているでしょうか?
今の日銀の姿勢を見ている限り、
世界的に大きな《リスクオフ》
危機回避的な局面にならない限りは
円安がさらに高進する可能性が高いです。
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為替相場や金融政策については
我々がコントロール出来るものではありません。
コントロール出来るのは
「自らの資産ポートフォリオをどうするか」
これは自分の意思次第で
どのようにでもコントロール可能なはず。
もしかすると、
あまり時間は残されて
いないかもしれませんが、
今以上の円安になっても
将来のライフプランが崩れないように
「インフレ」と「円安」に対する
備えがまだ出来ていない人は
今すぐ行動に移すことをお勧めします!
![](https://assets.st-note.com/img/1658211595282-tRFghxxyfa.jpg?width=1200)
海外の物価は日本より高い?安い?
世界最大級のデータベースは必見!
さて、現在日本でも
これまで以上に《物価》に対する
意識の高まりがみられています。
大変な企業努力により
未だ日本の消費者物価指数は
前年比で2~3%程度と
低いままで収まっています。
ただ、6月の企業物価指数は
前年比+9.2%と16カ月連続上昇してますので、
今後末端価格へ転嫁せざるを得ず、
値上げのラッシュが続くことでしょう。
海外では日本より深刻で、
特に欧米諸国では40年以上ぶりの
物価高騰で悲鳴が上がっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211625347-3CPY2bhcwd.jpg?width=1200)
足元の物価上昇率が
酷い状態になりつつありますが、
そもそもの諸外国における
物価水準は日本と比べてどの程度なのか?
ご存知でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1658211649224-j99NNDFM8r.jpg?width=1200)
実は海外の物価レベルを知るのに
とても役立つサイトがあるのでご紹介します。
このサイトでは
世界中の都市の様々な地域の
データベースが含まれており、
生活コストだけではなく、
不動産価格、ヘルスケア、
交通情報、犯罪率、人口などの情報を
国や都市ごとに
調べることが可能なのです。
また、以下にあるように
生活費 (Cost of Living) に関することだけでも
様々な切り口が
用意されているのは驚きですし、
実際に様々な調べごとに役に立ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211700254-SLOBkPYSTO.jpg?width=1200)
Numbeoには、
大量の情報が詰まっているので
一つの地域の
情報すべてを見るのさえ
かなり大変ではありますが、
海外移住を検討する際、
もしくは海外旅行する際に
これらの情報をもとに調べれば
ものすごく役に立つはずなので、
覚えておいて損はありません。
今日はいくつか気になる点を
ピックアップしてご紹介していきます^^
ニューヨーク州での生活コストは
東京の約◯倍と言う驚きの事実!
まず最初に紹介するのは
世界の主要都市における
生活コストの比較です。
そもそもこのデータベースでは
米・ニューヨーク州を基準=100として
全て指標化されているのが特徴です。
もし80と表示されていれば
その国・地域はニューヨーク州より
20%生活コストが安いという意味です。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211736934-c6BmDBlYGg.jpg?width=1200)
以下のグラフは
主要都市別の生活コストの比較で、
日本・東京は『72』となっています。
オーストラリア・シドニーや
イギリス・ロンドンとほぼ同レベル、
ドイツ・ベルリンや
中国・北京よりは高いことがわかります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82960125/picture_pc_c7ccd44d8ceba9493a4835f0b64f7f9c.gif?width=1200)
もし、現在東京に住んでいて
毎月の生活コストが65万円かかる場合
(上記数字に家賃も含む)
ニューヨーク州で
同レベルの生活を維持するためには
1,222,132.61円 (8,917.37$) を
支払わないといけないそうです。
(※2022年7月15日時点での為替適用)
これは東京での生活コストの
《約2倍》に相当しますから、
現在のニューヨーク州は
いかに生活コストが高いかを
物語っていることがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211783615-at9e7FoQiR.jpg?width=1200)
なお、東京と
ニューヨーク州との
主な点での比較は以下の通り。
基本全ての項目で
東京よりも上回っている中で、
特に家賃については
東京の2倍となっています。
(2倍はさすがにキツイな・・・汗)
私ごとで恐縮ですが
今夏から息子がニューヨーク州へ
留学するために渡米するのですが、
この物価水準を考えると
親として顔で笑って
心で泣いていることは
言うまでもありません・・・涙
![](https://assets.st-note.com/img/1658211804827-m1TxsaORDQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1658211809543-RvNjzfMhad.jpg?width=1200)
日本は食費(食事)において
コスパ・ナンバーワン間違いなし!
上記は主要都市との比較でしたが、
国単位で見た時はどうでしょうか?
それが下のグラフです。
日本全体では
『62.77』となっていて
欧米諸国とほぼ同じ水準に
あるのがわかります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82960199/picture_pc_732b0170299895db9f7d760ad188ccef.gif?width=1200)
個人的な肌感覚では
欧米諸国に対して
日本は1割程度は安いかな?
そう思っていますので
この結果に少し驚いています。
特に食費については
この素晴らしい味に対して
こんな安い値段はあり得なく、
「世界一コストパフォーマンスが良い!」
と本気で思っているほどです。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211851404-17Dfw1Y5QZ.jpg?width=1200)
世界を見渡した時、
スイスや北欧諸国は
やはり物価が高いですね。
また、アジア圏域では
シンガポールや香港、
オーストラリアが日本より
物価が高いことが示されています。
特に家賃については
香港とシンガポールが
世界の中でも2位と3位にランクイン。
確かに両方とも
ホテルでの宿泊費も高いので
毎回行くたびに冷や汗が出ます・・。
国内で経済格差が大きい新興国では
物価が全然違うから要注意!
一方、日本から地理的に近く
物価が安くて日本人に人気の
《ASEAN諸国》はどうでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1658211898071-gf5UPUihLH.jpg?width=1200)
以下のランキングは
Rent (家賃) を含めた順になっていますが
シンガポールはさておき
意外にもカンボジアと
ブルネイが上位に来ています。
それ以下ではタイ・ベトナム・
マレーシア・フィリピンと続き、
ASEAN諸国の中では
インドネシアが最も
生活コストが安い国だと
このデータ上は評価されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211915776-ReaIevNoj4.jpg?width=1200)
私も確か2015年に
インドネシアのジャカルタに
現地視察へ行きましたが、
そこまで物価が安い
イメージはなかったので意外でした。
と、ここで
このランキングをみる際に
重要な点を見落としているのに気づきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211928756-3QbZHPbrAG.jpg)
こちらは各都市ごとの
ランキングに置き換えたものです。
フィリピンは国全体で見ると
ASEAN諸国の中で下から3番目でしたが、
ビジネスの中心地である
マカティは上から4番目、
街の再開発が進行中の
ケソン市も5番目に入っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658211950757-et2p6pBtn6.jpg?width=1200)
また先ほど国別で
最下位だったインドネシアの
バリが7位、ジャカルタも13位に。
このことから、
首都など特定の都市では
やはり物価がそれなりに高いですが、
その他の都市やエリアでは
ガクンと物価が下がってしまうので
特に新興国のように
国内での経済格差が大きい場合は、
国単位でみた時に
先ほどのような歪みというか
影響が薄まってしまうことがわかりました。
いかがでしたでしょうか?
多くの経済指標は
《国単位》となっていることから
生活費も国別比較だと
わかりやすいかもしれません。
ただし、
海外旅行するにしても
海外移住するにしても
その国ではなく
その街・都市に行く訳で、
同じ国でも
都市によって
生活コストはガラッと
変わることもよくあるので
こうしたデータを見る際には
やはり都市単位で見ることをお勧めします!
![](https://assets.st-note.com/img/1658211994509-35PyEnbA8W.jpg?width=1200)
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1658212056017-f3pUJ3fnkz.jpg?width=1200)
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