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教務学生係で聞かないほうがいいかもしれないこと

教務学生係を訪ねていって帰ってきた人の反応は実にさまざまです。いろいろな人の話を聞いていて、それは質問する側が悪いよなあ、と思うことも多かったので記事にしてみました。

はじめに

職員さんはどのような人たちか?

職員さんは教員やカウンセラーではありませんし、営業マンでもありません。学生の悩みやわからないことを解決するためだけにいる人ではありません。
職員さんたちも雇われの身なのです。これは忘れないようにしましょう。
どれだけ学生の窓口対応をしても、職員さんの利益には全くつながりません。むしろ、自分のお仕事があって途中で学生が訪ねてくれば、対応で仕事が遅れます。私だったら、窓口にはできるだけだれも来てほしくないです。
仕事ってそういうものじゃないでしょうか。
学生に優しく対応しても何もいいことがないなら、そうしない人もいるでしょう。質問に行く側は「お客様」ではないですし、なんでも「神対応」を期待してはいけません。
極論、学生が質問に行くことへの苦手意識をもてばもつほど、職員さんは早く帰れるのです。ならばどんな窓口対応をとるのが正解でしょうか。いろいろと、職員さんの気持ちになって考えてみてください。

よい質問者になろう

みなさんも何かの機会に経験したことがあると思いますが、ばかばかしすぎて答える気にならない質問というものがあります。非常識な人は見ていて腹が立つこともあります。
まっとうな問い合わせであれば、まっとうな答えが返ってくる確率はずいぶんあがります。

以下では、よい質問者になるために、気をつけたいことを紹介します。教務学生係に問い合わせる前に一度確認してみてください。

大原則① 問い合わせ先が間違っている質問をしない

他学科に関すること

所属学科の教務学生係に質問しましょう。
グローバル文化学科の学生は鶴甲第1キャンパス教務学生係で、
発達コミュニティ学科・環境共生学科・子ども教育学科の学生は鶴甲第2キャンパス教務学生係で質問してください。
場所だけでなく、電話番号やメールアドレスも違います。
ややこしくなってしまったのは、国際文化学部と発達科学部を統合して新しい学部をつくったからですね。

とくに1年生のうちは、鶴甲第2キャンパスの3学科のみなさんも鶴甲第1キャンパスでの授業が中心になると思います。つい鶴甲第1キャンパスの教務学生係で質問しようとしてしまうと、あなたの面倒をみるのは私の仕事ではないと追い返されるかもしれません。
トラブルを避けるために、最初から鶴甲第2キャンパス教務学生係に質問に行きましょう。

全学共通授業科目に関すること

教養科目、語学、健スポなどやその抽選など、「全学共通授業科目」に関することは「学務課共通教育グループ」が担当しています。したがって、これらについて教務学生係に質問しても答えてもらえません。共通教育グループの場所は鶴甲第1キャンパスK棟1階(もはや何階かよくわかりませんが一番下)です。

自分が質問したい内容が「全学共通授業科目」のことなのか、学部の科目のことなのか分からない場合は、科目の時間割コードの2桁目を調べてください。例えば「1U711」などのいわゆるUコード科目であれば全学共通授業科目、「1H508」「1HG26」などのHコード科目であれば国際人間科学部の科目です。

GSPに関すること

これは覚えておくといいと思いますが、教務学生係とGSPオフィスはとにかく全然違います。似て非なるものです。同じ感覚で入ってはいけません。関係がいいようにも見えません。GSPに関することを教務学生係に質問しても、「お隣で聞いてください」で終わりです。
(鶴甲第1キャンパスは教務学生係とGSPオフィスが隣同士なのです)

教員免許(とくに中・高)

これはなかなか難しいですが、教職課程の特に介護等体験や教育実習に関しては、基本的に「学務課教育推進グループ」が担当しています。場所は同じく鶴甲第1キャンパスK棟1階です。

ただ、難しいのは、実習の確認・カルテの受け取り・免許の申請・あるいは科目の単位ことなど、所属学部の教務学生係に問い合わせるように指示される部分もあります。

その件に関する資料やメールをよく読み、問い合わせ先を確認したうえで質問に臨んでください。

また、子ども教育学科の小学校・特別支援学校免許に関することは、中・高より教務学生係の管轄する部分が大きくなっています。こういうところにも注意を払ってください。


大原則② 読めばわかる質問をしない

学生便覧に書いてありますよね?ということは聞かない

学生便覧は確かに分厚くて難しいですが、実はそんなに重要な部分は多くないです。質問に行く前に、目次などを活用して学生便覧を確認しましょう。
そのうえで、「学生便覧にこう書いてあるのですが、〇〇という解釈であっていますか?」などという聞き方ができれば好印象まちがいなしです。

メールでこの前お知らせしましたよね?ということは聞かない

学籍番号メールには、教務学生係からの重要な情報がけっこうな頻度で配信されます。このチェックを怠っていることが丸わかりな質問は避けたほうがいいでしょう。Gmailアプリで学籍番号メールが使えるようにする方法も過去に紹介しましたので、ご覧ください。

ホームページを見ればわかるようなことは聞かない

国際人間科学部のホームページを見たことがありますか?ここの「教務情報」のところに時間割や各種通知、重要な手続き、提出書類の様式などがあります。

個別の単位の確認には応じてくれない

「僕は卒業単位揃ってますか?」と聞いても職員さんは単位を数えてくれません。そりゃそうですよね、そんなに暇じゃないでしょう。そこは仕方ありません。数え方に関する質問には(聞き方が良ければ)答えてくれます。

卒業要件のわかりにくい部分については、以下の記事にもまとめていますので自己責任で参考にしてください。


大原則③ 礼儀正しく良識ある態度で

時間を守る

やはり相手にも勤務時間や休憩時間というものがあるわけなので、そのあたりはきちんと守りましょう。事務室の開室時刻と閉室時刻に気を付ける、お昼休みの時間帯は職員さん一人での対応となるのでできるだけ避けるなどのマナーがだいじです。

あるいは、提出物や申請の締め切りをきちんと守りましょう。救済を求めて教務学生係に行かなくていいように、日ごろから自分で気をつけてください。自分の不注意には何を言われてもしかたないので。

言葉づかいなど

誰の態度がどうであれ、こちらはとにかく礼儀正しく、笑顔で、大人な対応を貫いてください。
そしたらもうあなたの勝ちですよ。

明らかにおかしいときは

まず身近な先生、ハラスメント相談員の先生に相談しましょう。
おかしいことに対してはおかしいと声をあげることも大切なことです。


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