オタク、スイスへ行く(Day5)
正直色んな意味で昨日のモントルーで燃え尽きた感はあるが、旅はまだ続く。
3連泊したツェルマットに若干の名残惜しさを感じつつ、次の目的地へ出発する。
本日の目的地はヨーロッパ最高峰であるモンブランの麓、シャモニー。
実はこの町、スイスではなくフランスなので国境を跨いでいる訳だが、検問所で特段確認されることもなくあっさりと越境した。
標高約1000mに位置するこの町は、古くからモンブランへの玄関口として栄えており、ツェルマット同様町は登山者で溢れかえっている。
モンブランは1786年に初登頂されるまで、人々から魔の山と恐れられていた。
モンブランに限らずアルプスの山々は近代まで恐怖の対象であり、悪魔が住む場所とされてきた。そのため、山岳信仰がほとんど育まれなかったのが日本と対照的だと言える。
山への畏れではなく、恐れ。
こういった所でも文化の違いを感じる。
昼食もシャモニーのレストランで頂く。
腹も膨れた所で、ヨーロッパで最も高い展望台に向かう。
はずだったのだが、強風のためロープウェイが運行中止に。。
いや、むしろ今までが上手く行き過ぎていたと思った方が良いだろう。
あんまり全て上手く行きすぎると帰路が心配なので、これで乱数調整したということにしよう。
よって残念ながら今日の行程は終了、、と思いきやそこで終わらないのが山岳リゾート地の凄いところ。
代替プランでもう片方の展望台(標高約2500m)に行けることになった。
どんだけ展望台あるんだよ、、
ということで、ロープウェイを2回乗り継ぎル・ブレヴァン山頂展望台に向かった。
展望台付近は断崖絶壁になっているのだが、ロッククライミングに興じるクライマーの方々が多く見られた。
見てるだけでスリリングな光景だった。命が幾つあっても足りないスポーツだなあ。
下山して暫くホテルでのんびりした後、夕食に出かける。
たらふく食べて本日も満足。
ホテルに帰るとすぐ寝てしまった。
旅行が始まってからドカ食い気絶部ばかりしている気がする。
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