【感想】勉強の哲学 来るべきバカのために

勉強の哲学 来るべきバカのために
著者:千葉雅也
ページ数:253ページ

【本文抜粋】(この本に対して自分が大事だと思ったところをメモ)
勉強とは、これまでの自分の自己破壊である。
勉強とは別の考え方=言い方をする環境へ引っ越すことである。
その時に不慣れな言葉の違和感に注意してほしいー
不気味なもののようになった言葉の存在感である。

"アイロニー"と"ユーモア"
大きく分けて思考には
・ツッコミ=アイロニー
根拠を疑って、心理を目指す
・ボケ=ユーモアがある
根拠を疑うことはせず、見方を多様化する

"享楽的"
言語仕様ではユーモアは過剰かせず、ある見方が仮固定されている
・一人一人の個性=特異性としての"享楽的こだわり"
ユーモアを切断する 
享楽的こだわりは変化しうる

"有限化"
専門分野の勉強は深追い方向と目移り方向にキリがなくなる。
したがって勉強はを有限化する方法を考えなければならない。

"決断主義"
決断主義は絶対的な根拠を得ようとして得られないために生じる。
「えいや」と何かを決断すれば、それが絶対的に根拠づけられていることになる、というのが決断主義。
無批判に何かを信じ込んだ状態であるため、避けるべきである。

"勉強の基本姿勢"
絶対性を求めず、相対的に複数の選択肢を比較し続けるというユーモア的な方法。比較を続ける途中で中断し、ベターな結論をかり固定し、また比較を再開するのである。


【自分の目的に対してのメモ】
・ユーモア、アイロニーと言った"カタカナ単語"が多く、また"曖昧な言葉"(拡張的、享楽的など)が多くてわかりにくかった。
しかし何度もその言葉は章のまとめで使用されて、感覚的にはわかるようになった気がする。
・現代的例えの部分は読みやすく、想像しやすかった。
(ドラゴンボールや、君の名はと言った自分の生活に関わる単語があると興味があるのか頭に入りやすい)
・わかりにくいところは、そのまま覚え、"構造的"に考える。
・言語が発達するにつれて、絵の多くは"ラベル化"されていく。逆にアート的(面白い)な絵を描くなら、記号としない物を描いていくと面白いものが描けるかもしれない。

【今回ノートに感想を書いて】
また本日の夜あたりに、改めてこのメモを読み直して書きます。

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