地方ITベンダに見るビジネスモデル変革の遅れ
前回GAFAもしくはGAFAMの台頭によるIT業界のビジネスモデル変革に触れましたが、最近地方のITベンダにおけるビジネスモデル変革の遅れを目の当たりにする機会があり、いろいろ考えさせられたことがありました。
地方で某国産コンピュータベンダの販社として活動している会社ですが、
その会社は、某企業の情報子会社で、ある程度親会社からの発注で数字が成り立っています。その営業部門のお話です。
会社としての位置づけも親会社からの委託でのシステム開発部門が主流であり、経営方針は主流に主軸が置かれ、営業部門は傍流。携帯もガラケーが渡され、自分が販売して自分がフォローする。トラブルが発生すると営業が右往左往。IT業界のビジネスモデル変革どころか、組織としての機能が働いていない状況でした。
いろいろと心配になる事例ですが、このような会社は決して少なくないのではないでしょうか?
引き続き、国内のIT業界の心配なことをご紹介していきます。