見出し画像

【刀剣】徳川美術館・名刀紀行など

今年初めの1月以来、久々の御刀鑑賞の記録です……!
と言いますのも、ガチの県内引きこもり状態だったので、鑑賞に全く行くことが出来てなかったのですよね〜。。
御刀本体ではございませんが、県内では我らが歴博さんで拵展が行われておりましたので、そちらにはしっかり足を運んでおりました^^

画像1

ちょうどGW過ぎたくらいだったでしょうか……やんごとなき拵を沢山見ることが出来て眼福でした^^ 刀身も確か短刀が一振あったかな。
個人的には制作途中の軍刀拵っていう、すごく珍しい状態の拵えが印象に残ったなぁ〜と。制作途中で持つはずだった方が亡くなられてしまったんだとか。。
同時開催だった「漆うるわし」展も規模が小さいながらも凄く美しいお品が見れて良かったです^^
歴博さんでは今年11月の終わりから「初代康継没後400年 名刀工 越前康継」が開催される予定とのことですので、こちらにも絶対足を運びたいな〜と思っています!

画像2

さて、本題。
本当久々に地元を出まして、名古屋にある徳川美術館さんに行ってきました。
まだまだ予断を許さない状況下ではありますので、今回も宿泊ナシ・食事も極力ナシ・自前の手指消毒を片手にGOです!
徳川美術館さんでは、今年は結構長期に渡って御刀の展示があり、刀剣乱舞とのコラボもあり、かなり充実した内容です。
刀剣乱舞で実装されている六振は「徳美組」と名付けられているよう……。
しかしその徳美組は一気に見ることはできず、前半の「名刀紀行」と後半の「家康から義直へ」で分かれています。
本作長義のみ展示が別枠なので、期間通して鑑賞できるよう^^
で、今回は前半の「名刀紀行」の最終日に足を運んだわけです。

実は徳川美術館に行くのは初めて。
色々検索した結果、行きは名古屋駅からバスで、帰りは寄る所があったのでJRで参りました。
はっきり言って、バスの方が楽です(結論から)
ちなみに観光バス「メーグル」を利用したのですが、日曜日だったからか普段からそうなのかターミナルには案内の方が立っていました^^
交通系ICカードも使えるし、本当便利な世の中になったもんだ……小銭だと210円かそこらへんだったと思います。
メーグルは観光バスなので、割とゆっくりめですが観光地の真正面まで行ってくれるのが楽で嬉しいところ^^
車内では徳川家康公がガイドしてくれます。流暢に英語も話される(笑)

画像3

だいたい駅からバスに揺られて30分くらいで徳川園に到着です。
そして正門(でいいのかな?)でいらっしゃいませしてくれるのが、刀剣乱舞コラボで立ってる等身大パネルの二振!
後藤藤四郎と鯰尾藤四郎の吉光コンビは、今回の徳美組で前半に登場する二振なのです^^
審神者と思われる方々が記念撮影をされているのですが、おそらく徳川園のスタッフさんと思しきお兄さんが記念撮影に対応するため出張ってらっしゃってました。
私も「撮りましょうか?」と声をかけられましたが、遠慮いたしました。。
私は私でスマホではなく、徳川園を撮ろうと思って持ってきていた一眼レフでバチバチとパネルを撮っていたので、側から見ると非常に異様だったと思います……すまない。。

画像4

画像5

短刀にしては大きめ、な国宝・後藤藤四郎と、

画像6

画像7

鯰の尾みたい形をしているらしい? 鯰尾藤四郎
多分どちらも初めての鑑賞になるのかなと思います。
※正確には「京のかたな展」で会ってたようです……恐るべし京のかたな展。。

画像8

そしてその門の裏にいらっしゃるのが本作長義こと山姥切長義です。

画像9

なんか案内してるな〜と思ったら、コラボパネルのスケジュールでした^^

画像11

画像10

画像12

パネル長義は私と目線の高さがほぼ一緒だったため、非常に撮りやすくて良かった^^
あんまり詳しくは無いのですが「山姥切長義」はゲーム内独自の呼び方なようですね。本作長義(銘はもっともっと長い)が本名……本名??
ゲームの方は多分「山姥切国広」が所以なんだろうけれど、逆説的というか、創作としてなら全然有りだと思いますが、ちょっと困惑する人はいそうね(笑)

画像14

画像13

パネルの他に、旗までコラボで徳美組がフューチャーされております。
その他グッズやレストラン・喫茶等でのコラボメニューも充実。
和食の御膳やフレンチのコースなどもあるんだとか……!

画像15

後期の展示の方の徳美組はちゃんと公開日時を変えた旗になってますね^^
それにしてもカンカンに良い天気であった……緑も綺麗。

画像16

はい、そしてこちら南泉一文字の旗の奥に見えているのが徳川美術館です。
パッと見そこまで広くないのかな? と思ったんだけど、天下の徳川家の持ち物が狭い場所で収まるわけもなく……ものすごく見応えある物量で攻めてきますし、なんなら能舞台まで展示の一環であったので……ハイ。

画像17

というわけで、展示物は撮影できませんのでここからはほぼ文章のみで申し訳ありません。。

美術館に入りますと、すぐにチケットの販売カウンターと自動ドアの先にもぎりのお姉さんの姿が見えました。
私は事前にオンラインチケットを購入しておりましたので、スマホ片手にそのまんま自動ドアの方へ。
いやはや便利な世の中に……ってこれ2回目やな。。
QRコード読むタイプのオンラインチケットはちょっと味気ないけど、料金が少し安いのとチケットを忘れるとか失くすという心配が無いのが良いです。
現代社会においてスマホというか通信手段は生命線だから、ほぼ忘れないですしね。。

検温と消毒を済ませて中に入ると、すぐ右手にミュージアムショップが、そして正面にポールで列整理された展示室の入り口が見えました。
こちらも案内のお姉さんが立っておりまして「最前列で鑑賞したい方は、お並びください。スムーズに進みたい方はそのまま後ろの方からどうぞ〜」とのこと。
ゲームとのコラボ展とか、人気の展示品だと多いスタイルですよね。
もちろん私はきちんと見たいので、しっかり並びました^^
ここまで来て後ろからちょこっとなんて勿体ない!

で、最初の展示は「名品コレクション展示室」です。
上の方のチラシの画像に、展示目録が3枚写っていると思いますが、それの一つ目……。
そう、「名品コレクション展示室」「あかがね/くろがね」「名刀紀行」と要はそれぞれ別のテーマの展示が3本まとめてドウゾ!という感じなんですよね。
名品コレクション展示室だけでA4サイズ4Pの展示目録にびっちりとお品物が記載されているので、相当なボリュームです……。
あとの二つはA4サイズ2Pにびっちり……これは……時間めっちゃかかるやつ……。

とまぁ、御刀以外も相当な物量なのですけど、キリが無いので基本御刀メインで。
展示室に入って最初のブースが正に「武具と刀剣
なので、結構早い段階で本作長義を見ることができます。
その他、虎徹の脇差や古備前の正恒など……やっぱり古備前の太刀は腰反りで切っ先が小さめの大好きなスタイルです^^
そうそう、徳川美術館の御刀は刃文が分かりづらい刀が多いのですけど、それもそのはず「徳川美術館の御刀は江戸時代から研いでいません」とのパネルが立ってました(原文ではありませんので悪しからず。。)
つまり古研ぎと言われる状態。
まぁ新たに研がなくても保存鑑賞出来るならそれに越したことはないですからね……研ぐと綺麗になるけど、どうしても物理的に減っちゃう。。

そして初めて見る「本作長義」、持って来ていた単眼鏡で茎を見ましたが……うん、めっちゃびっちり彫ってありましたよ〜!
難しい事は私には解らないので、どうしても印象や感覚の話になってしまうのですけど……綺麗とかカッコいいとかよく切れそうと言うより先に「強そう」って思いました。
そう、この感想は、堀川国広の刀を見たときのそれと似ていたのです。
私は所謂「山姥切国広」は見た事がないけど、その他の国広の刀からはそういう印象を常々受けていたので、なんかこう、国広が長義のこの刀を写したという事に、妙に納得したというか……。
がんと切っ先が大きくて、身幅もどんと広くて、豪壮でほんと「強そう」
山姥切国広は見比べるとあんまり似ていないという話も聞くけれど、やっぱり見たら「強そう」って思うのかしら?
これはどうあっても個人の感覚なので、やっぱり見てみるまでは謎のまま。
本展で御刀の他に気になったのは能面(山姥だった)と、国宝の初音蒔絵短冊箱
この短冊箱が本当に超超美麗で贅沢で流石はお姫様の持ち物や……やはり国宝は目ん玉かっ広げて見ておくべしです、目が潤う……。

あかがね/くろがね」では主に銅や鉄などの実用系金属がメインの展示でした。
浅学なので割と最近知ったのですけど、御刀の鎺の素材も本当色々ありますよね。
銅・銀・銅に金着せ、金無垢……最近はピンクゴールド鎺とかも^^
御刀の展示は最後の方に数振り、刀装具の展示が結構充実していました。
そういえばステンレスの太刀とかもあったなぁ〜、目録見たら作られたのが昭和16年だったので思ってたより古いものだった……。
御刀は数振りだけとはいえ、展示されていたのが長船光忠(国宝)とか越前康継なあたり、もうなんていうか……。。
本当サラッと国宝出て来くる徳川美術館こわい。。
国宝の光忠は、茎の下の方に「光忠」の銘が確認できました^^
越前康継は南蛮貿易の鉄を用いて作刀しているので、鉄絡みでの展示ですね。
刀装具は波に貝尽の素敵な鐔に目が止まりました。
そして「これ欲しい」と瞬時に思ったなど()
私こんなHNだし、貝尽の綺麗な刀装具欲しいなって考えてるんですよ……ここにある刀装具がおいくら万円かとかは、考えたくないですけど。。

もうすでに長文となっておりますが、最後はメインの「名刀紀行」です。
こちらは完全に御刀やそれに付随するもの達ばっかりの展示になります。
いやもう、エグいです。
サラッと初っ端から三条派スタートとかなので、もうやだ、徳川美術館こわい(2回目)
しかも展示室にパッと入ってすぐ、完全にクリーンナップの「海老名小鍛冶」「後藤藤四郎」「鯰尾藤四郎」が単独ケースで名物・名物・名物、と三振り……。
福岡の時も思ったけど、この勿体ぶらない男気溢れるスタイルは嫌いじゃない!
嫌いじゃないけど、いきなりすぎてちょっとビックリするわよね!

初めて見る宗近の短刀「海老名小鍛冶」、こちらも康継による再刃とのことですが私はこの再刃とそうじゃないものの見分けが全く解らん。。
「海老名」の名前の由来は謎らしいですが、まぁ軽く900年くらい?前だと、もはや伝説も伝説すぎて何がなんだか……。
っていうか……どう言う事?ってなりますよね。。
再刃とはいえ、目の前にあるものは相変わらず輝いてる。

画像19

次の「後藤藤四郎」はチラシに掲載がありましたので^^
おそらくこのチラシの印刷、原寸大だと思うのですけど、どうなんでしょう?
茎を区切って刀身全部入れてる素敵なデザインです。
吉光の短刀は展示で見る機会が比較的沢山あるのですけど(本展示でも吉光の御刀は沢山ありました^^)どの御刀も基本的に「茎までシュッとしてて形が綺麗」っていう印象。
切っ先から茎までピーンとしてるんですよね、なんていうかこう、姿勢良いみたいな。
結構展示の照明が暗かったので、刃文はちょっと見づらかったけど、細かく見るよりも姿を見ているのが好きな御刀でした。シュッとしてる。
短刀の中でも大きい方、でも「大きい」というより「背が高い」という言葉の方がよく似合う感じです。

そしてすぐお隣の「鯰尾藤四郎
たぶん、これ、絶対に名前に引っ張られてると思うんだけど「ヌルッとトゥルンとしたフォルムで、なんなら若干美味しそう」っていう……。
いや、もっとこう無いのか私……と思うんだけど、どうしてもこう掴み所ない感じというか、鯰尾だけに……どうしても彫り物とかに注目するより丸みのあるフォルムを捉えてしまう……!なんかこう、すまない。。
ちなみに後藤藤四郎と鯰尾藤四郎は裏側も鑑賞が可能なケースでした。
裏から見ても、やっぱり鯰尾藤四郎はトゥルンとしていました……。

その他どれもこれも名刀ばっかで、挙げ出すと本当にキリがないのですが……。
個人的に嬉しかったのが「国綱」の銘入りの御刀に会えた事^^
去年も大阪で別の国綱に会えましたが、今年も国綱に会えてすごく嬉しかったです。
大阪で見た天神丸国綱は御物の鬼丸国綱と作風が近いとされている御刀でしたが、徳川美術館の国綱はそれに比べると細っそりとしていました。
それでも惹かれるものがあって、何度も行きつ戻りつ見に行ってしまう。
そもそもの現存の作品数が少ない上に、今後もエンカウント率が低そうなので、見れる時はじっと見てしまいます。
国綱。天神丸にもまたいつかお会いしたい……。

長谷部国重の短刀も結構印象に残りました。
というのも、去年まじまじと見た「へし切長谷部」と似てたからですね。
あのなんとも言えない独特の皆焼加減……誰が言ったかレオパード柄
長谷部国重の御刀は重ねが薄めと聞きますが、お隣にあったのが一際分厚い鎧通しだったので、すんごく薄く感じました……。

画像19

も一つ印象に残った短刀が、このチラシの画像にもある「保昌」です。
チラシでも解る通り、めちゃくちゃ地肌の模様がわかりやすかったんですよ。
ザ・柾目。まだ肌の見分けが怪しいんだけど、柾目はすぐ解る。
こういう典型的なの見ると、初心者的には嬉しいです^^
こうやって写真で見ても分かりやすいなっていう御刀もあるんですけど、「吉見左文字」は図録の写真で見るよりずっとずっと実物は華やかでしたね〜

御刀もですが、結構刀剣書の類も面白くて、一部現代人でも読めるようなものもありました。
やっぱり全ったく読めないものより、断然読める資料の方が面白いです(笑)

他にも五条だの三池だの来だのビッグネームばっかりだったのですが、ひとまず書くのは此処までにして……いやはや、前半戦だけでこれだけ盛りだくさんなので、後半の展示はどんな感じなんでしょう。。
もう時間が許せば何時間でも居る事が出来そうな質量でしたね。

日曜で最終日。人が多いのは折り込み済みだったけど「おしゃべりは控えてね」のパネルが沢山あったのにも関わらず、結構会話してる人が多かったのだけは少し残念だったかな〜。
誰かと展示を見て、感覚を共有したりするのは素敵な事だと思うので、おしゃべりが悪とは全く思ってないのだけど、時期が時期だし、注意のパネルがいっぱいあった分ちょっと気になったかなとだけ。。

画像20

展示鑑賞を終えて順路の最後に喫茶室がありました。
館内は広いですが、導線がかなりわかりやすいので迷子には全然ならないのが良いです^^
日曜日でしたが、私が喫茶室にたどり着いた時間帯は割と空いていたので待つこともなくスルっと席に案内されました。
せっかくなので、コラボの創作お菓子の後藤藤四郎とグリーンティーをいただきましたv
本当は五月雨江のコラボのお菓子とセットになっている「ハッピーブライダルセット」という本当そのまんまなハッピーな名称のやつを食したかったんですけど、前日フルコースを気合いで完食した私の胃には重過ぎたため、軽めに。。
ううっ……もし次来れたらブライダルしたるからな……。。

画像21

後藤藤四郎の形をした菓子切で頂きます^^
この菓子切は持ち帰ることはできませんが、ショップで売っています。
銀箔の乗ったお菓子は、非常に食べやすくて美味しかったです〜^^
餡子系かと思いきや、赤い色の部分はこれ何かのフルーツの味というのか……ベリー系っぽい、なんだろう。
普通の餡とはちょっと違うお味。食感は硬めの羊羹っぽい感じ。
和菓子と言いつつも、あんまり和菓子和菓子してなくて好みのお味でした^^

画像23

喫茶室を出るとグルっと一周する形になり、美術館入り口に戻ってきました。
というわけで入り口すぐ横にあるミュージアムショップでの戦利品です^^
コラボのキャラグッズも充実しておりましたが、紙モノが好きなのでどうしてもこういう渋い感じのを選びがちである。
御朱印は鯰尾藤四郎バージョンは売り切れていました。
表に無かったから、たぶんだけど。
それにしても、貼るタイプの御朱印、ちょこちょこ買ってたら随分貯まってきてしまったのですが、まーーーーだ御朱印帳入手しておらず。。
こう、ピンと来るやつがないとなかなか手を出せないんですよな……。
それはともかく、真ん中の図録が個人的にはとってもお気にいりです。
A5サイズくらいでしょうか?
小さいけどとっても見やすい! 気軽に見れる感じがすごく良いです^^

画像24

図録の表紙を飾っているのは物吉貞宗。
そして図録の裏側には物吉貞宗の逆側の彫り物のみが印刷されてるのも、凄く良い!!
チラシのデザインも良いなと思ったのだけど、これも凄く好きです。
そして、本作長義の折り紙そのまんまな懐紙……これ、こういう、こういうグッズに弱いんですよ……買ってまうやろこんなん。。
どこで使うんだっていう話ですけど、長義好きな人に何か渡す時に使う……。

画像25

こちらは人へ渡す用のお土産として買ってきた消え物類。
クッキーとうどんです。クッキーと、うどん。
クッキーはともかく、うどんは……あ、きしめんだから? って思ったのだけど、面白かったのでつい南泉一文字のやつを……で、もっと買ってくれば良かったってなりました……。

画像22

徳川美術館を出てからは、徳川園のお庭の方へ。
こちらも別途入場料が必要ですが、美術館のチケットがあると半額になります。
確か150円だったはず。
かなり大きな池がある広い園内には、蓮や睡蓮、花菖蒲などが少し咲いていました^^

画像26

そして、後期展示組の三振の男士は徳川園の園内にパネルが設置されていました^^
折角なので一通り撮影!

画像27

画像28

画像33

審神者の方々からほぼ必ず「足細い!!!!」とのお言葉が飛ぶ、物吉貞宗
なんとなく刀身小さめなイメージがあるのだけど、図録を見ると刃長33cmとあったので、やっぱり脇差にしてもかなり小さめのようです。
そういえば最初の頃は展示で見ても脇差と短刀の違いが良くわかんなかったな〜と……。

画像29

画像30

画像34

五月雨江。北陸繋がりで郷義弘と伝わる刀は案外見る機会があるのですけど、この刀はまだ見たこと無いので是非見たい御刀です。
にしても、思ってた以上にパネルの身長が高くて「おおぅ……!」となったなど。
パネル立てる関係上、ちょっと斜めにもなってるもんだから他の刀より撮りづらかったです。。180cmは無いと思うけど……刀身の方は刃長71.8cmとありました。

画像31

画像32

画像35

そして南泉一文字です。一文字の御刀が好きなのでこの御刀は絶対見たい〜!
刃長は図録で確認すると61.5cm。かなり刷り上がってるとはいえ、五月雨江と10cmも大きさに違いがあるのか……。
元の姿はどんな感じなんだろうなぁ〜と刷り上がってる刀を見るたびに、目釘の位置などから「この辺か??」とか想像したりしてみたりします。
拵がいっぱいある衣装持ちさんなので、拵も併せて見てみたいですよね〜^^

画像36

ほんの少しだけ萩が咲いていました。まだ時期的に早いのかな?
牡丹なども植えてある箇所がありましたので、咲く季節になると凄く華やかそう。

画像37

ししおどしが時々カコーンといい音で鳴る。

画像38

画像39

所々にお茶室や休憩所などが設けてありました。
木陰だし、扇風機も設置してあって涼し……いと感じるのを上回るくらい、やっぱ太平洋側は暑い〜〜〜〜。。。。
結局あんまり写真は撮れておりませんが、園内にかなり大きめの滝があったり橋があったり、結婚式の前撮りをしていたり^^
秋くらいに来ると、紅葉なども楽しめそうです。夏は、ちょっと暑過ぎた。。

画像40

帰りは最初に来たところからほぼ逆の北側の方から抜けて、そのままJRの駅まで歩いていきました。だいたい10分くらい歩いたかな……。
あんまり歩くのに自信無い人は、特に夏場は避けた方が良いかもしれないです。。
ほとんど直線コースなのであんまり迷いはしなさそうですが、日陰がほぼゼロなのとアスファルトの熱で結構しんどいです()

JRで名古屋駅に帰る途中の駅で降りて、とあるビルに立ち寄りました。
と言いますのも、この日は日本刀や刀装具などの展示即売をしていらっしゃる日でしたので、そちらの方に寄らせて頂いたのです^^
去年からちょこちょこ足を運ばせてもらったり、会員登録をして毎月カタログをいただいていたりしているのですが、県内引きこもり生活だったため随分と久々でした。。
来ているお客さんは年代も性別も本当様々で、結構賑わっておられましたよ。
そしてもちろんご成約されている方も^^
成約の瞬間はみんな嬉しそうでいいな〜と思いますv
お人形者なのでお迎えの嬉しさは解る解る!
私は私で、カタログで拝見して「これは!」って思っていた御刀が実はあって、それが見たかったのですけど、既にお嫁?お婿?に行ってしまってました〜。。
実はこのパターン2回目……うーん、でも写真だけでは絶対判断出来ないので(金額的にも)一度現物を確認しないと……って思うとだいたい間に合わないのよね。。
しかし、その気になっていた御刀の行き先が、見に行けるかもしれないような場所でしたので、もしかしたらいつか目に触れることが出来るかもしれないです^^
そして「ああ、やっぱり然るべきところに行くんだなぁ〜」と思ったという……。
とてもその御刀にぴったりの場所だったのです。ほんとに。

御刀に限らず、一点物の購入の決め手って「もう二度と直に見ることが出来ないかもしれないのは嫌」っていう所なんじゃないかな〜と、ほんのり思っています。
以前は、手に入らなかった時、凄く悔しかったり落ち込んだりしていたけれど、最近は「神はまだ財を使うべき時ではないと仰っているのだ……然るべき時まで待つべし」とゆるく考えるようになりました。
もしかしたら死ぬほどビビっと来る瞬間が、全然予期してない時に唐突に来るかもしれないし、その時に準備が足りなかったらその方が悲しいですもんね。。
さてさて、私は一体今後どんな美しいものと出会うんだろうか……そうやって考えてると人生割と楽しいです(笑)
素敵なものと出会えるといいな〜!

というわけで、長々となりましたが久々の御刀鑑賞の話でした。
いっぱい目に鉄分を浴びた気がしますが、今後はまだまだ金沢の大加州刀展に長船の山鳥毛の展示、福岡もあれば姫路の方も……それに徳川美術館ももう一度行きたい! となるとマジで身体が足りないです。
ワクチンを打つまでは宿泊は避けるつもりですが、8月中に2回接種出来そうなので、2021年後半戦はもうちょっとアクティブになれると良いなと思います^^

それではここまで長々と御付き合い頂き、誠にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?