職人の歴史調べ_あたらしい道具PRJ5

プロジェクトの大枠が見えてきたので、未来像を考えるために職人の歴史を調べました。歴史はプロジェクトを進めていく上での基礎教養であり、未来像を考察するための手がかりでもあります。

200125_道具PRJ_歴史との接続_アートボード 1

人が採集生活をしていた頃まで遡り、国家制度や時代背景の変遷と共に職人の役割や立場がどう変化してきたかを整理しています。

改めて学んだのは、職人のルーツがおよそ3種類あること。戦争によって伝統技術が淘汰された歴史があることです。

閉鎖的とされる職人業界が閉鎖化した理由や、閉鎖化からこそ獲得した価値、その逆に失ったもの。現代のデジタル技術の発達とどのように向き合っていくべきなのか。この資料を元にクライアントと上記のような議論を行うことで、共通認識を深めていきました。

参考文献
「日本職人史序説①」 1985年出版 雄山閣出版株式会社 著者:遠藤元男
「職人の誕生 (ヴィジュアル史料日本職人史)」1991年出版 雄山閣出版株式会社 著者:遠藤元男

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