【デッキ解説】ゲンガーEXは強くなれるのか【伸び代しかない】
記事をご覧くださりありがとうございます!
当方はゲンガーをこよなく愛しております。
ポケモンカードゲームを始めたのも、ポケモンセンターでワイルドフォースにゲンガーEX収録を知ったのがキッカケです。
故に、、、、、
ゲンガーEXで強くなりたい!!!!!!!!
という思いがあります!!!!
こちらの記事では、ポケカを始めてから(今年の4月からなので、約半年)ゲンガーEXデッキをずっと色んな型に改造し続けてきた変遷(興味のある方はぜひ)と、現在の構築についての考察(忙しい方はこちら)をしていけたらと思います。
序章 ゲンガーEXとの出会い
こちらは令和6年4月頃、ガチグマなどが収録されたパックがあった頃だったと思います。
ポケセン出張所が来ており、見ると懐かしいポケモンカード。
当時友人と来ており、懐かしいね!!ちょっと開けたいな、数パック買おうとすると、友人は
「カード買うならBOXやろ。」
このひと言で僕はノリでBOX、その他買えるシリーズのパックを1つずつ購入しました。
早速開封、初めてのSRはサザレさんでした。
きらきらでかわいい。
その後友人と2人で収録カードを調べていると友人が見つけたのです。
「君の好きなゲンガーいるよ。」
ポケセンに戻ってワイルドフォースをBOXで買うのでした(この頃はポフィンの価値もわかってなかった)。そして自引きできず、単体買いしますが、やっぱり推しは自引きしたいので何度もBOXを買うことになります……。
1. ポケモンリーグ本部型編
当時の構築⬇
これは回らんやろなぁと
最初はポケモンリーグ本部型で回していました。
この頃の環境的に、未来や古代のEXたねポケモンが流行っていた気がします(たまにロスギラや悪リザとあたる)。
とにかくリーグ本部で前を縛りながら、ベンチに大量にゲンガーEXを置いて特性で手張りした際のダメカンのダメージを増やしてどんどん逃げられない、攻撃するのにもリスクがつくといったコンセプトでデッキを組んでいました。
セグレイヴの特性きょくていおんでのパオジアンへの手張りにはとても刺さっていた印象があります。
尚プレイングおぼつかない故になかなか回らず……
しかし、2進化デッキ特有の遅さが難点。
ゲンガーEXにならなければその特性も発揮できないため、先行2ターン目で必ずゲンガーEXを用意するを意識していました。
ゲンガーEXの特性は重なるので、その場に2体いれば
手張りによるダメージは2倍、3体いれば3倍と増えていくのが当時は強すぎ!!!と思っていました。
(如何にもゴーストタイプのようで嬉しいですね)
ゲンガーEXを4体用意できれば理論値手張りによるダメージが80になります。
しかし、ジムバトルが楽しく、ほぼ毎日と言っていいほどカードゲームをしていた最中、あることに気が付きます。
……手張りでエネルギーを補給するポケモン、少なくね???????????
当時覚えている限りでも、悪リザ、ロストは山札からエネルギーを補給しますし、古代はオーリム博士の気迫でトラッシュからエネルギーを補給します。
もちろんゲンガーの特性はこれでは発動せず、ダメカンを乗せることも叶わないうえ、トリックステップは素点160とEXの中でも低い。
これがゲンガーEXが採用されない理由なのかなとも思ったりしました。
でもやっぱり推しポケ、使いたいですよね……。
2. かがやくフーディン編
始めてからとあるジャッジの方にゲンガーEXのデッキ相談をしていたとき、かがやくフーディンの存在を知りました。
そこからまたデッキを組むことになります。
この頃には「たねポケモンのEX、意外といないかも」ということに気付き始め、ポケモンリーグ本部もどうしようか悩みました。
あとはドローソースにビッパビーダルを採用しています。サポートはネオラントVで。よく最初のたねポケモンにネオラントが来て頭を抱えました……
ペインスプーンで相手のポケモンのHPを調整しながら、次の手張りをするとゲンガーの特性できぜつするラインまで持っていくというコンセプトです。
考えることが多いですね😇
しかしなかなか環境では通用せず、悩んでいたときに一筋の光が差します。
変幻の仮面収録、マシマシラです。
3 .かがやくフーディン、マシマシラ編
変幻の仮面に収録されたマシマシラ、今では色んなデッキに採用されるポケモンです。
変幻の仮面にはスグリも収録されましたね!
僕はSVをプレイしてスグリが大好きになったので心待ちにしていたのを覚えています。
そこにマシマシラです。
ともっこが3体非エクで収録され、それぞれ特性を持っていましたが、特にアドレナブレインに注目しました。
【アドレナブレイン】
このポケモンに悪エネルギーがついているなら、自分の番に1回使える。自分の場のポケモン1匹にのっているダメカンを3個まで選び、相手の場のポケモン1匹にのせ替える。
強くね……????
これはゲンガーEXに組み込めば、マシマシラ自体が超タイプであるものの悪エネで互換性はありますし、かがやくフーディンと組み合わせれば1ターン相手の盤面で5個のダメカンをコントロールすることが可能です。
実際マシマシラの登場でかなりコントロール型のデッキらしくなってきました。
HP310のゲンガーEXにダメカンを集めて、それを返していく。上手くいけばゲンガーもHP調節することができ、生存率が上がります。
難点としては一撃で倒されると、そもそも自分の場に傷ついたポケモンを残すことができず、マシマシラがベンチの枠を圧迫する点でしょうか……。
ところで、変幻の仮面にはゲンガーEXに相性が良さそうなポケモンの道具が収録されましたね。
自分はこれを1番楽しみに発売を待っていたと言っても過言ではありません。ごめんねスグリ……。
そうです。ハンディサーキュレーターです。
【ハンディサーキュレーター】ポケモンの道具
このカードをつけているポケモンが、バトル場で相手のポケモンからワザのダメージを受けたとき、ワザを使ったポケモンについているエネルギーを1個選び、相手のベンチポケモンにつけ替える。
これ、ゲンガーEXのトリックステップの効果と合わせると、返しのターンでもう1枚エネルギーを飛ばすことができます。
ドラパルトの強力な技、ファントムダイブは当時話題になり現在も環境トップのポケモンですが、対面でもファントムダイブを受けた段階で1枚剥がし、返しのトリックステップでもう1枚剥がしてドラパルトのエネがなくなるといったメタ的な動きもできました。現在はかがやく結晶がありますね、強すぎ……
余談ですがハンディサーキュレーター欲しさに5BOX開け、ハンディサーキュレーターが5枚しか出なかったという悲しいことがありました……1BOX1枚……
4. ナイトワンダラー/悪タイプ強化!?
ナイトワンダラーが発売され、その中にはともっこがEXになり再登場しましたね。
僕はその中で特に注目していたポケモンがいました。
モモワロウEXです。
このモモワロウEXが持つ特性【しはいのくさり】は、ベンチにいる悪タイプのポケモン(モモワロウEXは除く)を、バトル場と交代し、バトル場に出したポケモンをどく状態にするものです。
ゲンガーEXは逃げエネ2と重たく、ベンチに逃がすとトリックステップを発動させるためのエネルギーを全部トラッシュに送ってしまうため、エネルギーのついてない状態になるのが気になっていました。
ナイトゲートの特性を持つ非エクゲンガーを採用したりもしましたが、あくまでアタッカー枠ではありません。
自分はEXをベンチに増やして妨害したいという気持ちと矛盾していました。
そこで出てきたモモワロウEXは、しはいのくさりでエネを切らずともベンチのゲンガーEXをバトル場に出すことができます。
そのうえ、モモワロウEXの持つイライラバーストは相手が既に取ったサイドの枚数×60ダメージを与えることができ、アタッカー運用もできる優秀な相棒となることが確信できました。
例えば相手にサイドを5枚取られているとすると、イライラバーストは300のダメージを出すことができます。
EXのたねポケモンなら1回で気絶させる事ができるので、後半とても重宝するポケモンです。
HPは190と低く、倒されないよう警戒はしなければなりません。
また、くさりもち。
こちらも互換性のあるいいアイテムです。
どく状態のポケモンが使う技のダメージを+40してくれる優秀なアイテムで、素点が160と心もとなかったゲンガーEXのトリックステップも200までダメージを伸ばすことが可能になりました。
構築はこちら⬇
んん……???
これは……
お 分 か り い た だ け た だ ろ う か
こちらも話題になりましたよね、
サマヨール、ヨノワールの特性【カースドボム】で
す。
こちらは、ダメカンを載せる代わりに自らもきぜつし、ポケモンのHPを削る、気絶させることも可能なものになっております。
ボムリザといい、相手のサイドを調節しながら悪リザの打点をあげるデッキが強力です。
でも僕は思ったんです、悪リザばっかりずるいと、、、(?)
ゲンガーでも爆発してやるよォ!!!
という気持ちで無理やり入れ込み、かたや
ポイズンボムゲンガーデッキと名付けました。
自分事ながら、ゲンガーを強くするためならなんだってやってやる。という気迫を感じます。
こうなって来ると別の問題も発生します。
そうです、ベンチが足りないのです。
モモワロウ、マシマシラ、キチキギス、ピジョットの盤面を作ろうと思ったら、もうベンチはひと枠しか空きがありません(そのために犠牲になったかがやくフーディン)。
ゲンガーEXを育てる場所がないんですよね……
これまでたくさんゲンガーEXを盤面に生成するのをテーマにしていた僕は新たな壁にぶち当たるわけです。
回すのも難しくなって、考えることも増えました。
ここからどんどんデッキに振り回される日々が続きました。
本編 現在の構築での立ち回り考察
改めて、自分のゲンガーEXの構築に興味を持ってくださりありがとうございます。
ここまで通しで読んでくださった方はお疲れ様でした。感謝いたします!!
ここからは、現在の構築での立ち回りを解説していこうと思います。
早速、現在構築はこちら⬇
このデッキ、見たときどう思いましたか?
僕はこんなのどうやったってベンチが足りないと思いました。
このデッキを回す上で大切なことが2つあります。
①盤面を崩されにくくすること
②戦況に応じて自分で盤面を作ること
この2つがかなり重要になってきます。
1つずつ解説していきます。
①盤面を崩されにくくする
盤面を崩されにくくするためのポイントはいくつかありますが、特に常に相手のサイドよりも多く取らないように立ち回ることが重要だと思っています。
カウンターキャッチャー対策です。
グッズでありながら、条件を満たすとボスの司令のような役割を持つため、何枚も使えるような強力なカードで盤面を崩されるのは避けたいです。
まずこのデッキで目指したい盤面はこちら。
まずゲンガーEXが盤面に2体は最低でもいるといいですね。対面していて3体いることはまれです。
なぜなら序盤で1~2体はゴースが倒されていることの方が多いです。
この盤面で特に重要なのは、
ダメカンの乗ったゲンガーEXと悪エネがついて特性が起動できるマシマシラです。
ダメカンがゲンガーEXに残ったら、モモワロウEXを用意する(1番理想です)、エネを切るなどしてベンチに逃がしましょう。
このゲンガーEXをタンクとして、マシマシラでバトル場、もしくはベンチのゲンガーEXのダメカンをアドレナブレインで相手に返していきます。
僕もまだ完璧にはできませんが、バトル場のゲンガーEXが倒されないHPのラインまで調節、もしくは手張りのタイミングで相手のポケモンが【むしばむのろい】の効果で倒せるラインまで持っていく動きが可能です。
あとはピジョットEXですね。
マッハサーチでエーススペックの偉大な大樹を持ってきてどんどんゲンガーEXを育てたい。
キチキギスEXは特性の【さかてにとる】がとても強力ですが、ピジョットEXが場にいる場合はそこまで重要では無いと思っています。
どうしても手札が厳しいときはベンチに出してガチャをしてもいいかもしれません。
その場合はこのように盤面を作りましょう⬇
キチキギスEXの特性を利用するなら、前半のまだたねポケモンが倒されるような盤面で活用してもいいかもしれません。
さて、理想の盤面のを紹介しましたが、ここからは
・初めのターン~中盤(自分のサイドが残り4~6枚)
・中盤~後半(自分のサイドが残り3~4枚)
までの盤面作りを説明していきます。
・初めのターン~中盤(自分のサイドが残り4~6枚)
まずは先行を取ってもいいと思います。
はじめのバトル場はゴース、ポッポ、ヨマワル、マシマシラあたりで始まると理想です。
うまくポフィンを引くことができれば、ベンチにポケモンを展開したいですね(山を触る際に、ゴースト、ピジョンなどの1進化ポケモンたちがいるか必ず確認しましょう)。
重要なのが、始めはピジョットEXを育てること。
ゲンガーEXはあとからでも育ちますので、まずはピジョットEXから育てましょう。
先行のターンは攻撃できないので、エネがあれば後ろに準備しましょう。
次の動きです。
ピジョットEXをつくるために、必要なサポートを使いましょう。
仮にペパーとします。
グッズはアメかネストボール、道具はエヴォリューション、早速相手を足止めできそう(ネオラントVが出ている、ロトムVがいるなど)な場合は重力玉もこちらの時間を稼ぐことができるので強力だと思います。
ネストボールは、手札が苦しい場合にキチキギスを呼ぶため。その場合は手札にネストボールはキープします。ゴースも補充できるのでいいです。
※キープする理由
無闇やたらとポケモンを場に出していくと、考えを相手に公開することになってしまい、戦術が読まれやすくなったり、こちらの盤面に有利な動きを相手が考える時間を与えてしまいます。
(序盤はナンジャモで流されても手札は減らないので大丈夫かなと思います。こちらの手札が少ないと相手はよほど手札が悪くない限りは序盤にナンジャモを打つメリットはないと考えます。)
この場合、ポッポをピジョンに上手く繋がれば先行3ターン目にハイパーボールなどでピジョットEXができます。
マッハサーチなどを駆使して展開していきましょう。
前半~中盤までの盤面はこのようにして展開していきたいです。
もしバトル場のゴースが取られたとしても、ゴーストが山にいればベンチで大樹を利用しゲンガーを育てることが出来ます。
エヴォリューションで生まれたゴーストを先に進化させるのも手です。
なぜここでマシマシラも用意したいかというと、ゴースが倒されないための囮にすることが可能だからです。
マシマシラはHP調節のためのポケモンでもありますが、ゴースやゲンガーが倒されないために敢えて囮として置いておくといいです。
最悪倒されても夜のタンカがあれば回収することが可能です。
これがかなり重要で、相手に作戦を悟られないよう、また、ゲンガーをなるべく倒されないように、ベンチに敢えてエネルギーのついていないマシマシラを出して相手に見せる、ヨマワルをベンチに置いておくといったことをしてみましょう。
ゲンガーやゴースへのヘイトが少しでも減るので、こういった心理戦が鍵を握ると思っています。
実際、メインアタッカーはゲンガーなのでゴースは倒したいですが、マシマシラやヨマワルを混ぜることでヘイトを分散しています。
最初の方にも記述しましたが、序盤は相手に不要なポケモンを取らせてサイドレースの調節をしてください。相手のバトル場にあまり必要でないポケモン(序盤ドローソースになるかがやくゲッコウガ、ロトムVなど)がある場合、重力玉を自分のバトル場につけて前を縛っておくのもいいかもしれません。
・中盤~後半(自分のサイドが残り3~4枚)
ここからは、相手の盤面に合わせて組み替えていくのがいいです。
なぜなら、中盤以降はベンチが足りません。
最初からベンチなど足りるわけが無いのですが、気合いで作っていきます。
ここからは本当にプレイング次第になりますので、解説が拙くて申し訳ないのですが、書いていきます。
中盤、盤面にはゲンガーEX2体(1体はバトル場が理想)、キチキギス、マシマシラ、モモワロウ(これは対面がきつければ終盤にベンチに並べてもいいです。その場合はゲンガーは1体しかいないことが多いです。)
いけそうならヨノワールまでのヨマワルを準備してもいいです。
この盤面を作ることができれば、バトル場の傷ついたゲンガーをベンチに下げ、新しいゲンガーを出してタンクにします。
中盤1体ゲンガーが倒されて、相手サイド3、自分のサイドが4、もしくは5でも焦らなくて大丈夫です。
終盤になるほどゲンガーのトリックステップで相手のベンチにエネがついて山のエネルギーは底を尽きかけてくるので、相手のエネルギーがどうなっているのかも見ておきましょう。
相手のサイドが3枚ぐらいでカースドボムが安全に使える。相手のサイドが2枚だと、ここで自分のサイドが3枚全部取って勝てるところで使用します。
注意していただきたいのは、モモワロウのHPです。
モモワロウはHPが190しかなく、返しでほぼ倒されてしまう尚且つ2枚のサイドを取られてしまうので、モモワロウで倒し、返して倒されるのが1番やってはいけないことです。
モモワロウで勝負が決まるここぞのタイミングで使うのが理想です。
モモワロウですが、相手のサイドが残り2枚の場合、
イライラバースト▶60×4(相手の取ったサイドの枚数)で240ダメージしか出ません。
2進化、下手をすると1進化EXポケモンも倒し切ることは難しいです。
なので、バトル場で活躍させるなら300ダメージの出るタイミングでバトル場へ出すのが理想だと思います。
モモワロウの登場で、このデッキでもワンパンを狙えるような動きもできるようになったので、うまく立ち回りをしたいですね。
終わりに
ここまで見て下さりありがとうございました。
4月から5ヶ月の間、考え続けたゲンガーEXの構築について書かせていただきました。
これまでデッキを改造してきて、コントロールデッキが好きな自分としては対戦で色んな発見があり、色んな形で遊べるゲンガーEXは楽しいと思いますし、まだまだ強くなれるポケモンだと思っています。
こういったものを書くのは初めてですが、このnoteを見て、ゲンガーEXおもしろそう!と思ってくれたら僕は嬉しいです。
ゲンガーEX談義、ひいてはゲンガーEXのデッキ構築についてお話もしてみたいと思っていますので、気軽にお話ください!!
長くなりましたが、本当にここまで読んでくださった方々へ、ありがとうございました!!
大変でしたが自分も楽しかったのでまたこういったものが作れたらと思います。
ゲンガーEXは伸び代しかない!!!!!