見出し画像

足関節捻挫受傷後早期からできること

痛みと筋膜のジーハンズ テクニカルチーフのKAZU(@kazu10101120)です。
足関節捻挫後シリーズラストです!!
今回は受傷後早期(急性期)からできることを紹介していきます。
私はスポーツ現場などでトレーナーとして活動していた経験から受傷直後より対応することが多くありました。もちろん急性期の原則として
RICE処置 ▶Rest (安静) Icing(冷却) Compression(圧迫) Elevation(挙上)
は行いますがその他にもできることはあります!もちろん患部以外です!!
その後の介入もスムーズになると考えています。
最後にプラスαとして足関節捻挫に対するのセルフで巻けるテーピングも紹介しています!!
参考にしてみてください。

この記事は

【こんなセラピストにおすすめ!】
・足関節捻挫後早期から対応することが有る方
・前回記事を読まれた方を読まれた方
・テーピングの指導で難渋したことが有る方

捻挫後急性期対応

先述したように急性期ではRICE処置が優先されます。
それはやはり受傷後の炎症(疼痛、腫脹、発赤、熱感+機能障害)抑える事、長引かせないことが重要であるとされているからです。
※最近では生理的な炎症を妨げるIcingは良くないとされている事もありますがそこは一旦触れないでおきます。

この炎症症状と同時に近位組織にも起こってくるのが浮腫です。
受傷後、患部以外の下腿や足背にむくみ(浮腫)が見られます。このむくみに対しては筋膜へのアプローチが非常に重要であり効果があります。
浮腫が長く続く場合、治癒過程の遅延や関節可動域制限などが多く残る印象があります。
腫脹と浮腫のちがいの理解も必要ですが、
浮腫は簡単には間質液、いわゆる水分の循環障害です。

✅皮膚の下の水分の循環を促すイメージで試してみましょう。

アプローチのコツは簡単で

皮膚をつまんで動かすだけです!!

浮腫がある場合は最初はつかめないことが多いですのでゆっくり時間をかけて行いましょう。

またこのアプローチは肉離れや、筋挫傷などその他スポーツ外傷で患部を触れないときでも有効だと考えています。
早期からの介入が可能ですので是非試してみましょう!!

セルフでのテーピング固定方法

足関節捻挫のテーピング固定方法は何通りの種類があります。そのため、どれがあっているのか?どうしたらいいのか?困ることが多いと思います。
いつもプロに巻いてもらえる環境にある人はいいですが、そうではない方のために
私が重要視していることは自分で簡単に巻けるやり方を覚える事です。
実際に中学生くらいからは数回繰り返すことで手が動きを覚えます。
内容は一般的なヒールロックとフィギュアエイトを途中にテーピングカットを無しで巻ける方法です。

手順としては
内側の踵から1周半巻いた後
①外側ヒールロック
②内側ヒールロック
③フィギュアエイト
です。
テーピングの種類は伸縮性が有る(動画は練習用の自着式バンテージです)
エラスティックバンデージの50mm(EB50)をよく使用しています。
このテーピングは受傷後の圧迫としても不安感の制動としても有効ですがスポーツ復帰前に使用することも多いです。

まとめ

過去含め全4記事で”足関節捻挫後の筋膜調整ポイントから受傷直後に行う事”までまとめてみました!
炎症落ち着いて→可動域獲得して→筋収縮エクササイズ導入して→バランスエクササイズを行って。
など一般的なリハビリテーションの前に筋膜へのアプローチを行うことでその後の介入がスムーズになります。
もし復帰をしていても症状で悩んでいる方などいましたら是非、筋膜の状態チェックを行っていきましょう。


その他疾患別にまとめて紹介して行く予定です。
今後とも宜しくお願いします。
ジーハンズKAZUでした!!




いいなと思ったら応援しよう!