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Osgood-Schlatter病 筋膜調整 症例ポート

 痛みと筋膜のジーハンズ KAZU(@kazu1010120)です。
 前回紹介しました成長痛(◀前回記事クリック)に混在されることが多いOsgood-Schlatter病(以下オスグット病)の症例に対する筋膜調整ポイントを紹介していきたいと思います。
 休んでも運動したら痛みを繰り返すという長引く症例を経験された事が有る方や
現在オスグット病の症例を担当されている方、是非筋膜の状態をチェックしてみてください!!!
では疾患からいきましょう!!

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オスグット病は脛骨骨化過程4分類の
軟骨期→アポフィーゼ期→エピフィーゼ期→骨期
の中のアポフィーゼ期にオスグット病の発症が見られるとされています。
好発年齢11歳〜13歳発育期のスポーツをしている男の子に多く脛骨結節部の疼痛、腫脹、圧痛を特徴とします。
✅少し詳しく説明しますと
✔アポフィーゼ期の骨化核が大腿四頭筋の牽引力により割れる
✔その一部が膝蓋腱内に取り込まれ骨化核となる
✔骨化核の周りには軟骨層に覆われ成熟し
✔膝蓋腱下端の骨片となり
✔X線像にも明らかになる
とされています。


そして一般的に運動の休止と理学療法が処方されると思います。

図1

👆大腿四頭筋のストレッチを行ったり

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👆骨盤後傾位、胸椎後弯増強時の四頭筋収縮による膝蓋腱、脛骨付着部へのストレス

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👆を軽減するよう姿勢調整を行ったり。

 それでも、まず曲がらない、階段でも痛いなど痛みが継続する場合が多いかと思います。そういった症例の方へストレッチや姿勢調整などの前に2つの部位の筋膜の状態を確認してみましょう!

まず膝周囲!!
①内側広筋と縫工筋の間の溝(以前記事ACL編でも紹介しました)

もう一つが
②腹部周辺

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ここは臍周囲を斜め上、下の4ポイントにわけて探してみましょう。
こちらのポイントは下部へは恥骨を通して内転筋や四頭筋への影響が出やすいとされています。
 また、例えば好発年齢11〜13歳の子でお腹が弱い子(下痢や便秘のある子)や尿をよく我慢するなどの症状がある子では腹部の硬さが見られることが多いと感じています。こういった内部の問題が運動器症状として出てくる事もよくありますね。
 特に両側のオスグット病のある症例の場合は腹部が問題となっている場合が多いと感じてます。

是非チェックしてみましょう。

まとめ
 オスグット病は進行が進んでしまうと将来的に床上動作に支障がでる、正座ができないなど悩まされている方が多いです。
 初期に適切対応をすることで進行を止める事ができるとされています。そのため初期症状の時点で運動休止の他に筋膜の状態をチェックすること強くをお勧めします。

ジーハンズKAZUでした!!


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