第二弾投稿作品 初めてのゲストハウス
(この記事はご応募頂いた しおん さんのnoteから転載させて頂きました。)
先日鎌倉にあるゲストハウス亀時間に行った時に、マサさんに教えていただいた企画。
ゲストハウスが大好きで、素敵な出会いができたので、書いてみました。
2年前、大学2年生のゴールデンウィークに人生で初めて、ゲストハウスに行った。
千葉にある「お茶の間ゲストハウス」は
その後、数え切れないくらい通い詰めることになる大好きなゲストハウス。
初めましての時
その時は、行くのは初めてで、なんならゲストハウスに行くことさえ初めてだったのに、ヘルパーとして10日間くらい滞在した。
ひげむぅでヘルパー募集の記事を見つけて、すぐにメールを送った。
こういうのは大抵大学の授業中にやる。
この時もそう。大学の教授が息子の話を永遠にしてる時に、ふと、ひげむぅを見つけて開いた。たぶん、たまたま。
ただその頃メールで文章を打つなんてほとんどやってなかったから、ゆるっとした文章で、ぼやっとした自己紹介だけだった。
それで、なんか通った。
オーナーのはるなさん曰く、そのゆるっと感がちょうど良かったらしい。
そんなこんなで、ゴールデンウィーク中は居酒屋のバイトを全部お休みして、千葉県の勝浦へ。
電車で爆睡して気づけば数個前の御宿駅。
上総興津駅に到着して、マップを見ながら線路沿いの道路を、あの頃はまだスーツケースをごろごろしながら歩いた。
最後の踏切を渡ったところにあったのは、何度も写真を調べて見ていた古民家。
緊張しながら玄関を入って、自己紹介して、確かその時もあられさんに吠えられて。
部屋の説明を聞いて、仕事の流れを聞いて。
そんなこんなでお客さんが来て、ヘルパーとしての短い生活が始まった。
その時のことはすごく鮮明に覚えていて、たぶん来ていたお客さんみんなのことを覚えていると思う。
前ヘルパーをしていた人、大学の近くに住んでる人、バーテンダーのおじちゃん、常連のたき火してるご夫婦、埼玉から自転車で来た人、林道マニアの小学校の先生、元気なお兄さん、旅好きなお母さんと冷めた娘さん、仲良しの親子などなど。
ゲストハウスが何なのかほとんど知らなくて飛びこんだこの場所で
毎日色んな人の色んな話を聞くのが楽しかった。
それまでは、リゾバしたことがあって、ヨーロッパ行ったことあるっていう自分の経歴になぜか誇りをもって、へらへら生きていた。
でも、ゲストハウスに集まる人はそれどころじゃなくて、もっと色んなことをしてる面白い大人の人が、たいしたことないような顔ですごい話をする。
それに誇りがあるわけでもなく、ただ好きで楽しいから伝えたい、みたいな感じで。
その大人の人たちがかっこよくて、これからもっと旅をして、ゲストハウスに行って、たくさんの人に出会いたいと思うようになった。
その後
どれくらいだろう。
数えきれないくらい泊まりに行ったし、たくさんの人にも出会ったし、ヘルパーにも行った。
大学生活で過ごした時間のうち、特に濃い部分をたくさん過ごした場所になった。
近所の青空cafe、お寺、海岸。
毎回が新しくて、出会う人は素敵な人ばかりで。
行くたびに、来てよかったと思う。
ずっとずっと好きで、帰りたくなる空間。
旅が好きになれたのも、海外を旅しようと思えたのも、読書も、宗教とか思想に興味を持ったのも、アクセサリーを作るようになったのも
きっかけはここ。
しおんにとって、「お茶の間ゲストハウス」は、初めてのゲストハウスだけじゃなくて、それからの旅のひとつの原点にもなった。
すごく大切でかけがえのない時間。
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詳細、投稿方法はこちらのリンクをどうぞ
https://note.com/gh_omoide_note/n/nb97ade4ebe97
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