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インフェルノイドを本当にただ紹介するだけの記事

はじめに

まずはじめに、この記事は「新規で強化されたしインフェルノイド気になるわ~」といった初心者の方や、「強くなりてぇ…勝ち続けるための力が欲しい…」といった強さを追い求めてこの記事に迷い込んできた決闘者諸君のための記事……ではなく、実績も何もないただのインフェルノイドが好きなだけの私がただただ関連カードを紹介して楽しくなるだけの記事となります。
遊戯王OCGに興味のない方や、上記の条件に当てはまる方には時間の無駄となるので読み終わった後に怒らないでください。


そもそもインフェルノイドとは!?

「インフェルノイド」とは遊戯王OCGの「THE SECRET OF EVOLUTION」にて初登場したテーマで、2014/11/15に発売したパックなのでもうかれこれ9年前のテーマとなります。時が経つのははやいねぇ…。
おおよその同期は「シャドール」「テラナイト」「クリフォート」辺りで、アニメARC―V放送期だったためその辺りのアニメテーマや「ネクロス」が有名な「トライブ・フォース」組も同期。

「煉獄(炎の地獄)」をイメージしており、属性種族も炎属性悪魔族で統一されています。
登場時点からすでに、由来が同じなインフェルニティというテーマが存在したためか、プレイヤー間ではもっぱらノイドと略されることが多いです。

極一部を除き、全て特殊召喚モンスター(通常召喚が出来ない)モンスターしかおらず、非常にピーキーなテーマとなってます。
そのイカしたイラストと大胆な戦術は多くのプレイヤーを魅了すると共に、墓地除外効果も有していたりして対戦相手からは若干渋い顔されたりもする、愛されてるんだか嫌われてるんだかよくわからないテーマ。

私は門外なのですが、その特殊な戦術によりメタには弱いがハマると強い、という所謂地雷デッキ的な側面も持ち合わせており大会シーンでも顔を出すことのある強力なテーマでもあります。

カード紹介

前置きが長くなりましたが、いよいよイカれたインフェルノイド達を紹介するぜ!
メインの
モンスターはクリフォトに準え、1~10までたっぷりいます。
また、専用サポートには「煉獄」という名前がついており一部関係のない方々も混じっています。

モンスターカード

まず、モンスターは概ね
・効果外テキストの場の効果モンスターのレベル・ランク合計が8以下の時、手札・墓地のノイドを除外し、特殊召喚する効果
・①の固有効果
・②の場のモンスターをリリースすることによる除外効果
の3つを有しています。
以下、モンスターの説明は上の3つに則して説明していきます。


下級インフェルノイド

レベル1~4のノイド達。

特殊召喚条件は、ノイドを1枚除外して手札から特殊召喚。コストは安いが後述する上級達と違い、墓地からの蘇生は出来ません。

①の固有効果は盤面に触る効果で共通され、本命を通すための露払いとして使用します。ある意味魔法感覚?

②の除外効果は相手ターン限定の墓地除外。
自ターンには使えませんが、相手ターンならいつでもサクリファイスエスケープが出来る他、《ジャンク・シンクロン》等の吊り上げ効果にチェーンして不発にするなどの使い方が出来ます。

インフェルノイド・シャイターン

名前がかわいい

デッキバウンスという超強力な除去が出来ますが、対象はセットカードのみ。

所謂、《ナイト・ショット》内臓モンスターで、このカードが召喚された時点で相手に妨害を強要させることが出来ます。
また、忘れられがち(?)ですがセットモンスターも対象にとれるためリバースモンスター有するシャドール等にも有効。

一方で永続罠には弱く、召喚された時点でめくるだけめくる。といった対処をされてしまうのが難点。

また、レベル1なので《サクリファイス・アニマル》や《リンクリボー》に変換できたり、暇になった《スネークアイ・エクセル》で持ってきたり等々器用なノイド。


インフェルノイド・ベルゼブル

名前と見た目も相まって虫っぽい

相手の場のカードをバウンス、というこちらも強力な除去。バウンスということでKONAMIも警戒したのか、下級で唯一相手の場のみな点に注意。
また、シャイターンは逆にこちらはのカードのみ。

墓地に送りたくないモンスターや、破壊耐性のあるカード、厄介な永続札など見れる範囲が下級の中で一番広いため、個人的には最も頼りになる下級ノイド。


インフェルノイド・ルキフグス

前破壊マン

攻撃を破棄する代わりにモンスターを破壊する効果。自分の場も対象なので合計レベル調整に使えなくもないですが共通リリース効果やリンク召喚でいいよね、っていう。

正直、モンスター除去という観点ではベルゼブルに勝る点があまり見つからないのですが、弱い効果ではないため後述する《インフェルノイド・デカトロン》や《煉獄の狂宴》の選択肢としてや、《インフェルノイド・イヴィル》や《熾動する煉獄》の種類参照用に入れておくと小回りが利くと思います。

そして、めちゃくちゃ余談ですがノイドの初報が出た時のこのカードのイラストに一目惚れしてノイドを組むことに決めたので個人的には思い入れ深い一枚。イラストが最高にカッコいいのじゃ。


インフェルノイド・アスタロス

バック破壊マン

攻撃を破棄する代わりに魔法罠を破壊する効果。こちらも自分の場を割れる。

チェーンは許してしまったり、昨今は墓地効果を持つ魔法罠も多いですが、シンプルに一枚妨害剥がしにいける優秀な一枚。
シャイターンで対応出来ず、ベルゼブルでも一時凌ぎにしかならない永続札に強いのが特に利点。
打点も最低限はあり、最近では《S:Pリトルナイト》を殴り倒せるのも高評価。


上級インフェルノイド

レベル5~8のノイド達。
一般的にはレベル7~のモンスターは最上級と呼ばれますが、ノイドに関しては特殊召喚条件の関係上、レベル5~8を上級として括られます。

特殊召喚条件は、ノイドを2枚除外して手札・墓地から特殊召喚。コストは増えましたが下級と違い墓地からの蘇生が出来るため、メインの展開・戦闘札となります。

①の固有効果はバトルフェイズに発動する効果で共通され、発動条件も各々異なります。

②の除外効果はフリーチェーンの墓地除外。下級から順当に強化されており、自ターンでも使えるようになっているため、合計レベル調整等にも使いやすくなっています。

インフェルノイド・アシュメダイ

終身名誉ベンチウォーマー

KONAMIがハンデスを重く見たのか、モンスターへの攻撃でダメージを与えた時というやたら限定的な発動条件と、全く発動させる気のない2200という素敵な打点により、登場以降不採用枠に居座り続けるノイド界の愛すべきヤリザ枠。

一応、シンクロやエクシーズのレベル調整用として他のノイドには出来ない仕事もあるため採用してもいいのかもしれない。
また、ルキフグスの項でも触れましたがイヴィルや熾動は種類参照のため、昔よりは入れる理由も増えてきています。


インフェルノイド・ベルフェゴル

初手に来る困ったちゃん

アシュメダイとは打って変わって攻撃宣言時というめちゃくちゃゆるゆるな条件ではあるものの、やることはEXを除外というそこそこしょうもない効果の持ち主。ボードアドバンテージに関わらない上、相手が選ぶためピーピングやエースを除外したりも出来ません。
どうでもいいが、上級ノイドで唯一直接攻撃でも効果が発動する。

その微妙さにより長きに渡りアシュメダイと共にノイドの不採用枠の両翼を担っていましたが、突如として狂宴のレベル要員という転換期が訪れ、一躍必須枠に躍り出たノイド界屈指のラッキーボーイ。
取り残されたアシュメダイの心境や如何に。


インフェルノイド・ヴァエル

ヴァエルの元に集え!

相手モンスターを攻撃したバトルフェイス終了時、というやや限定的かつ遅めな発動条件ですが、対象を取らずに除外という超強力な除去能力を持っています。

打点も2500ラインを越えており、どっか誰かと違い守備モンスターを殴っても効果が発動する点も良き。

あえて難点を挙げるならバトルを介する必要があるため、相手の場に大型モンスター一体しかいない、とか攻撃に対して除去を発動されると弱い点はあります。
が、それを差し引いても優秀な効果と素材としても有用なレベルを持つ、ノイドにおけるエースモンスター。


インフェルノイド・アドラメレク

殺意の塊

相手モンスターを墓地に送る連続攻撃。ヴァエルがエースならアドラはフィニッシャーで、展開に絡むとワンキルがかなり楽になります。
連続攻撃は墓地に送った時だけなので、ペンデュラムモンスターやトークンなどを破壊した時には発動しない点は要注意。

パンプアップ、ダウン系とも相性が良く、個人的には《アンダークロックテイカー》で遊ぶのが好きでした。


最上級インフェルノイド 

レベル9~10のノイド達。
必然的に場に出すと追加でノイドを出せなくなりますが、その分効果は強力です。

特殊召喚条件は、ノイドを3枚除外して手札・墓地から特殊召喚。かなりリソースを費やします。

①の固有効果は特殊召喚時に発動する効果で共通され、盤面全破壊が可能です。

②の除外効果はパーミッションタイプの除外。自身の発動にも対応してますが、能動的に発動するには少し手間が掛かる。

インフェルノイド・リリス

誘発ケアの御仁

着地時に魔法罠全破壊。リリース効果でモンスター効果無効
出しても強く、後述のデカトロンのコピー先としても優秀で、制圧力の高い一枚。

召喚コストは重いですが、狂宴への《灰流うらら》対策や展開する際の《原始生命態ニビル》対策にもなるため、先攻でフラッドリリス狂宴などの制圧盤面を目指す時には早めに出せるように意識したいところ。


インフェルノイド・ネヘモス

大型がしっかり強いのって嬉しい

リリスとは逆で、着地時にモンスター全破壊。リリース効果で魔法罠無効
盤面リセット力が強い一方、パーミッション効果の方はリリスの方が優先されがち。
勿論ネヘモスの方が刺さるデッキも多いので、環境と相手のデッキへの理解度が試される一枚。私は使いこなせてません。

上述した通り、リリスとネヘモスは出すと他のノイドを出せなくなるため、通常召喚できるモンスターとリンクしたり、②の効果を自分で無理矢理退かしたりして合計レベル制限を解除できるとノイドプレイング力が1ポイント贈呈されます。(リリスは魔法罠全破壊なので、先出しすれば大丈夫ですが)


その他のインフェルノイド

共通効果を持たない特殊なノイド達。ややこしくなるので、これまで説明を省いてましたが、どれもノイドに欠かせないモンスターです。

インフェルノイド・デカトロン

ジョーカー

ノイド唯一の通常召喚可能モンスター。
さらに、効果をコピーする効果も持ちその場面に合わせたノイドをコピー出来る対応力の申し子。
さらにさらに、何故かチューナーなのでシンクロ素材にするのは勿論、過去には《水晶機巧─ハリファイバー》の素材になったりもしてました。
さらにさらにさらに、コピーしたノイドのレベル分上昇するので、実質レベル1~11自由自在なため、縛りの緩い強力なシンクロ、エクシーズが追加される度に強くなる可能性を秘めたカードです。

コピー先は主に、盤面に蓋をしたい場合はリリスやネヘモス。妨害を踏み越える時は下級ノイド。ちょっと変わった場面ではヴァエルをコピーして守備モンスターを殴り効果を発動するなんてことも。

素でレベル1のため罪宝ギミックとの噛み合いもあり、ついでに守備200のため《真炎の爆発》にも対応してます。

過去には相手の《灼熱の火霊使いヒータ》や《墓穴の指名者》ケアのために優先的にコストで除外してましたが、最近では《賜炎の咎姫》で蘇生したいこともあるためコストにする際には慎重に。


インフェルノイド・ティエラ

出たら出たで邪魔な御方

インフェルノイド専用の融合モンスター。
正規融合はほぼ不可能なので、基本的には専用融合魔法である《煉獄の虚夢》で出すことになるモンスター。

このモンスターの本質は場に出すことではなく、虚夢のデッキ融合による墓地肥やしであり、通れば一気に6枚+ティエラ自身で7枚のリソースが確保出来ます。この時点でティエラの仕事の9割は終了してます。

効果の方は、5種類以上までしか発動する機会が無く、特に重要なのは3種類以上のEX墓地送り。《旧神ヌトス》などを落として効果を使ったり、2枚目以降のティエラを落としリソースを増やしたりといった動きが出来ます。
ですが、昨今は墓地に送られると美味しいEXモンスターも増えたため、考えなしに発動すると却って自分の首を絞める可能性もあるので注意。

そして、このカードを出す上で大切なのがおなじみ合計レベル制限。
レベル11なので、どうにか退かす手段が必要です。
先程のヌトスで自壊させたり、《グラビティ・コントローラー》の素材にしたり、他のモンスターとリンク素材にするなどの退かす手段を用意してから融合しましょう。
個人的にはヌトスによる自壊はティエラ自身を効果無効されたり、ヌトスに墓穴を撃たれるとトホホな状況になるのでグラコンで退かしたい派です。出す位置には気をつけよう。


インフェルノイド・イヴィル

ノイドの超新星

種類参照ではありますが大量の墓地肥やしを秘めた効果と、緩い条件での煉獄カードサーチ効果を持つ界隈を(多分)大いに賑わせた大型ルーキー。

レベルも1で展開の邪魔にならず、リンクリなどに変換しつつサーチ出来るので、通る前提であればティエラの数倍強いです。
が、刺さる誘発が多く肝心の墓地肥やしが出来ないと元も子もないので、先攻で融合ギミックや《プロキシー・F・マジシャン》を用いてこのカードの着地を目指すよりも、あくまでも虚夢の安定感を上げるためのサブプラン的な役割の印象。
また、妨害を貰った際にもリンクして虚夢や消華&狂宴サーチなど柔軟性もあります。

まだ出たばかりなのでなんともな部分も多いですが個人的意見を言うと、手札融合のプランは手札を多く消費する上、①の効果で除外するノイドにも手札運が絡むので正直う~ん、と思ってます。


インフェルノイド・フラッド

白い姿がノイドの異物感あってカッコいい

遂に登場したノイドネームのリンクモンスター。当時、リンクヴレインズパックの季節になる度ノイドが来ないかソワソワしたものです。

①の効果はネヘモスリリス同様の特殊召喚に対するパーミッション除外効果。
シンクロ召喚や《サイバー・ドラゴン》、最近ではクシャトリラの特殊召喚のような条件による特殊召喚のみの対応な点には注意。
また、このカード自身がリンク4と重めなため、追加でリリースコスト要員がいることも気をつけたい。(最悪自身リリースでも大丈夫だが)

②の効果は自身の墓地からカードが除外されたら場のカードを対象を取らずに除外。ヴァエルと同様の効果をかなり緩い条件でこなす強力な効果。
フラッドが盤面に出てる時点でそこそこ墓地は潤ってると思うので、墓地の上級ノイドを蘇生すれば発動は難しくないと思います。
一方、相手ターンに妨害用途で使用したい場合、ノイドのメインギミックには相手ターンに能動的に自分の墓地を除外する手段に乏しいため、《妖精伝姫─シラユキ》を入れるなどのオプションが必要となります。

最後に③の効果は相手によって破壊された場合、という最近のカードにしては自重した条件によるリクルート効果。ネヘモスかリリスであれば盤面除去も出来るので、相手にとっては多少のプレッシャーにはなるかも。
フラッドしか盤面にいない場合にこの効果を期待して、①の効果を使わないということも選択肢ですが、バウンスされたりしたら元も子もないので見極めは慎重に。

効果もさることながらノイドネームのリンクモンスターというのが本当に偉く、《煉獄の消華》のサーチ後に出せたり、炎属性なので咎姫から展開出来るのが◯。

実は名前だけなら《クリフォート・アセンブラ》のテキストに示唆されておりワンピースばりの数年越し伏線回収カードだったり。


魔法・罠カード(煉獄カード)

遊戯王のテーマカードはモンスターでも魔法罠でも共通の名前を冠していることがほとんどですが、(例えば【閃刀姫】だったらモンスター《閃刀姫─レイ》と魔法《閃刀起動─エンゲージ》など)インフェルノイドのサポートカードは少し変わっていて、「インフェルノイド」モンスターと「煉獄」魔法・罠で別のカテゴライズがされています。

煉獄カードはノイドに負けず劣らず大胆な効果が多く、特に登場初期のカードはかなり弱いくせ者揃いです。
効果にあまり共通性はありませんが、やはり墓地肥やしや墓地に触れる効果が多いです。
また、やや永続が多めで特に永続魔法は張っているときの効果と墓地に送って発動の二種類あります。(一部除く)
あとは初期のカードにスタンバイフェイズで効果発動という謎の共通点があるくらいでしょうか。

それと余談ですが、名称が全部当て字になっていて(虚無→虚夢、覚醒→殻醒など)打つ分には面倒極まりないですが、検索する際にはノイズが少ない利点もあります。

それでは魔法罠関係なく適当な順に紹介してくぜ!


煉獄の狂宴

宴だァ~~!!

ノイドにおけるスーパーパワーカード。
発動にコストこそ必要ですが、本来召喚にコストが必要なノイドを最大3体まで特殊召喚出来ます。Fooo!!!!

主に狙いたいのはデカトロン(1)+デカトロン(1)+ベルフェゴル(6)で、デカトロンの効果込みで一気に5枚のリソースが手に入ります。
先攻に伏せていたら各々ネヘモスリリスを落として一気に制圧だ!

うらら?アイツは宴に水を差すつまらん奴だよ…

最近《トランザクション・ロールバック》という面白相方の出現により、宴がさらに狂いつつある。
発動コスト?うるせ~~!!(LP4000)うらら?知らね~~!!!
(訳:ロルバは狂宴の手札コストを踏み倒せて尚且つ、うららを食らわないよ!ライフは半減されます。)


煉獄の氾爛

なにか使えそう感はスゴい

自分スタンバイフェイズの度にトークン生成する《スライム増殖炉》(ジジイカード)みたいなフィールド魔法。

①の効果はコスト確保にひぃひぃ言ってるノイドでは有難い効果ではありますが、なんといっても自分スタンバイフェイズという圧倒的遅さがネック。これを張った上で1ターン生き抜いてやることがトークン1体。う~ん。
ちなみに、あまりにも今さらだがノイドの合計レベル制限は効果モンスター参照のためトークンや通常モンスターは制約外になります。

②の効果はのノイドもコストに出来る効果で、①で生成したトークンをコストにしてね。っていう効果。ぶっぱし終えたネヘモスや居心地悪そうなティエラを退かしたり、なかなか面白そうな効果ですが登場当時ならともかく、今はリンク召喚をした方が現実的かも。

③の効果はレベルが高いノイドしか攻撃・効果対象に出来ない効果。賢明な皆様ならお気づきかと思いますが、ノイドはむしろ守りたいのはパーミ効果持ちの高レベルモンスターなのでイマイチ噛み合ってません。
が、ネヘモスリリスをコピーしたデカトロンを守るには最適…ってお前レベル上がってるやないかい!
ちなみに、フラッドは盤面に関わらず攻撃・効果対象に出来ない裁定らしいです。相手をビックリさせることは出来そう。

フィールド魔法という都合上《テラフォーミング》や《メタバース》でサーチが容易のため、狂宴のコスト用にお声がかかるカード。
特に《暗黒世界─シャドウ・ディストピア─》や《魔鍾洞》など強力なフィールド魔法を軸にしたノイドのサーチ選択肢に差しておくと安定するかも。


煉獄の虚夢

旧イラスト派

ノイド専用融合魔法。そこそこ珍しい永続魔法の融合。

①の効果は地味ではありますが結構重要でネヘモスリリスを立てた後にも展開する際や上級ノイドの大量展開に有効です。ダメージ半減のデメリットがあるので最後にはアスタロスやネヘモス、融合するなどで場から退かしましょう。ちなみに元々のレベル参照なのでコピーしたデカトロンのレベル調整には使えません。

そして、メインとなる②の効果は自身をコストに融合召喚。相手の場にのみエクストラから特殊召喚されたモンスターがいる場合、デッキのノイドを6枚まで素材に出来るというギャグみたいな効果。
相手依存の条件でこそありますが、確定6枚(ティエラ含めれば7枚)の墓地肥やしは超強力で、ノイドの後手パワーの一因。
デッキ融合を通すため、ノイドの後手捲りでは《サンダー・ボルト》のような直接破壊するカードよりも《禁じられた一滴》のような無効化するカードの方が優先されやすいです。

先攻ではフルパワーで使えなかったり(イヴィルの登場で昔より大分マシになった)、相手によっては全く使えない、永続なので発動に対するチェーン除去に脆いなどクセはありますがなんとしても通したい一枚。
ちなみに《幽鬼うさぎ》は虚夢を墓地に送って発動なのでききません。一応。


煉獄の死徒

イラストかっけぇ…

ノイドに効果耐性を持たせる効果と効果破壊の身代わりになる効果の二種類を持つ防御札。
ガンガン墓地を肥やしてくテーマの癖して熾動が来るまで唯一の墓地効果を持つ煉獄だったりしてました。
②の効果はネヘモスのぶっぱからコイツで守ってね。というデザインだと思われますが、生まれた時代のせいなのか戦闘破壊には対応しておらず、《セフィラの神意》とかを羨ましく思ってました。

一見強そう…というか別に弱いカードではなのですが展開にもボードアドバンテージにも何一つ絡まないため気づいたら抜けているカードです。
一応、テーマ内ギミックでフラッドの②の効果を相手ターンにも使うことが出来るようになりますが、結局能動的に除外するには別のカードが必要になります。

イラストもカッコいいし、効果も悪くないけど結局採用されないという、「悪い人じゃないんだけどね…」みたいなノリでフラれる男みたいな悲哀の漂う煉獄。


煉獄の消華

たまーにノイドもサーチさせてって思う

煉獄専用サーチカード。手札コストは極力ノイドを切りたいところ。大体持ってくるのは先攻なら狂宴、後攻なら虚夢辺り。
永続なのは良く悪くもなところで、除去られると痛いですが維持出来れば複数回サーチ出来る可能性も。まぁ手札コストは毎回必要だし煉獄に何枚もサーチしたいカードはあんまりないのですが。むしろ狂宴のコストになれるのが永続である最大の利点。

サーチ後にはノイド以外出せなくなるのでサーチするタイミングに気をつける必要あり。
この点はフラッドの登場で大分使いやすくなりました。

②の効果は簡単にいうと《異次元の女戦士》。
単純に2:1交換だしお互い除外なのでバトルしたノイドはリソースにならず、ヴァエルの固有効果も使えないなど色々惜しい点はありますが、どうしようもないモンスターの処理に役立ちます。


殻醒する煉獄

はやく覚醒しろ

な上に自分スタンバイフェイズというありえん遅さにより煉獄屈指のどうしようもなさを漂わせる。
一回肥やしに成功しても上級すら蘇生出来ない上、一丁前に自壊デメリットのオマケつき。
維持すればコンスタントにノイドを増やせていけますがその頃には決闘が終了してます。お前の死によってな。


熾動する煉獄

11体までとかいうアホアホテキスト

人によって評価の別れそうな曲者新規。
①は自分限定の《手札抹殺》。一応発動条件もありますが、ノイドないしは煉獄が無い状態でマリガンしたい場面はそうそうないのでまぁ気にしなくていいかも。
ノイドのようなパワーカードを沢山積めるデッキではこの手のデッキ圧縮は強力…という向きもありますが、単純に手札が-1になるので弱いという向きもあると思います。

(おそらく)メインと言える②の効果は除外されてるノイドを11種類墓地に戻せるという驚愕の効果。
落としたターンに使えず同名は1枚まで、デュエル中一回、あと地味に忘れられがちですが盤面にモンスターがいないか悪魔のみと制約がそこそこ多いですが通りさえすれば一気にリソースの回復となります。
ノイドは基本的に除外してしまうとそれっきりなカテゴリなので、煉獄ネームのリソース回復の価値はかなり大きいです。

①の効果はターン制限もないため、サーチ出来て尚且つ落ちても強い手札交換札として積む価値はかなり高いと思いますが、②の効果は使う頃にはこっちの盤面が相当硬いか、その硬い盤面が返されてどうしようもない展開(または死んでる)イメージで意外と使う機会に訪れない印象もある一枚。
でも墓地に落ちるとすげー安心します。


煉獄の決界

いぶし銀カード

他の派手な効果の同期に囲まれ地味な印象を受ける新規。
ですが実際のところはロマンカード、というイメージが強いです。

まず①のパンプアップ効果。地味に見えますがワンキルしたいノイドにとって火力が上がるのは大きく、3000超えのアドラで二回殴ったり、盤面をさら地にした高火力ネヘモスで引導を渡したりなどは想像するだけでロマンがあります。
また、ノイドはテーマ内だと3000超えの打点処理に意外と困るのでそういった点でも助かります。
その他、狂宴で出したデカトロンが《増殖するG》に殴り倒されなくなったりするのも面白い点です。一度でいいから狂宴から2000打点のデカトロン×2とか出してみたい。

②の方は選べる効果で、除外されてるノイドを回収するか手札から条件無視のノイド特殊召喚が出来ます。
どちらもリソースを節約出来る効果で、回収効果はデカトロンを回収しすぐさま召喚したり、状況に応じた下級を供給出来ます。
特殊召喚の方はレベル制限を無視できるのは勿論、効果無効もないためネヘモスリリスのぶっぱ効果を唐突に発動することも出来たりします。

この様に、出来ることが多いのでサーチ先として入れておくと渋い活躍をしてくれる一枚。


溯洸する煉獄

決界被害者①

相手ターンには墓地のノイドを回収自分ターンには除外されてるノイドを墓地に戻す、こちらもリソース回復系煉獄。

相手ターンにも効果がある分殻醒よりはマシですが、相手ターンにノイドを回収したとこでなんの脅威にもならないのが悲しいところ。
墓地戻しも貴重ですが、やっぱり遅さが気になる。
てかどっちの効果も決界でいいんだわ…

そしてお馴染み自壊デメリット。とりあえずそれやめようか?


蒼焔の煉獄

決界被害者②

手札から効果無効となったノイドを条件無視して特殊召喚出来ます。……うん、決界でいいな…。

一応、罠なので相手ターンに出すことも出来ますがバニラのノイドを出してどないすんねん、って感じはします。


煉獄の災天

謎カード

彗星の如く現れ、そのまま見向きもされず通り過ぎていった煉獄界のお笑い芸人。

①の効果は悪魔族版《竜の渓谷》といった感じの煉獄には珍しい種族汎用札。ですが、渓谷と違いテラフォのような汎用性高いサーチ手段が無い、《魔サイの戦士》(+《魔界発現世行きデスガイド》)といった別の肥やし手段がある、そもそも煉獄(ノイド)の出張性能が終わってる等の様々な要因によりあまり採用されているイメージがありません。(ここに関しては単に私が知らないだけの可能性の方が高いです。)

②の効果は虚夢と似たような条件での墓地肥やし効果。虚夢との相違としては融合召喚をしない、自分の場に左右されない、同名肥やしは1枚まで、そして何より相手のEXから出たモンスター分肥やすと言った点です。
自分の場に左右されない点は明確に虚夢より優れており、融合しない点もEXを圧迫しなかったりティエラの処理のようなアフターケアもいらないなどまぁ相互互換と言ってもいいと思いますが、後者2点は明らかに劣化しており複数種類のノイドがデッキに眠っている必要があり、相手の場にEX出のモンスターが3体くらいはいないとリターンがとても取れません。
が、そもそも3体以上もEX出のモンスターがいて易々と相手が墓地肥やしを許すとは到底思えませんし、かなり不安定な効果と言わざるを得ません。

①の効果はノイドも勿論落とせ、殻醒と違い即効性もあるので極端な話、悪魔族版シラユキみたいなノイドと相性抜群の汎用悪魔族カードが今後登場した際に、お声が掛かる可能性は秘めています。
が、ノイドにおいて落ちて強いモンスターは《隣の芝刈り》などで落ちた時の上振れ札、《シューティング・ライザー・ドラゴン》などで展開ついでに落とす、そもそも召喚権があまりがちなので引いたときはリンク素材にすればいい(=災天で何がなんでも落としにいく価値が薄い)といった点があるので結局採用するかは怪しいところ。


煉獄だけど関係無いカード達

宇髄天元もここに入ります(自己申告)

最後に、煉獄とついてるけどノイドには関係の無い方々。
一応普通に消華でサーチは出来ます。

上3つはインフェルニティのサポートですが、ぶっちゃけどれも使わんやろコレって感じの効果。インフェルニティを全く触ってない私でも手札全部捨てるのが弱いってのは伝わるぞ…!
落とし穴はまぁギリ使えなくもないか。うん。


おわりに

一応それっぽくするために終わりの項を作りましたが、特に書きたいことは無いです。
強いていえば書いてて楽しかったです。こんな駄文をここまで読んでくれてありがとうございます。
ちなみに遊戯王OCGの記事は今後書く予定は今のところありません。


それでは、今回はこの辺で。
願わくばまたこのnoteでお逢いしましょう。

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