全力でCTOオブ・ザ・イヤーに参加して得たもの
CTOオブ・ザ・イヤーは、「CTOって登壇して奉られる機会なくね?」って感じでTech CrunchとAWSが作ったイベントです。
名の通り今年一番のCTOを決めるといった趣旨のイベントです。
歴代のオブ・ザ・イヤー獲得者も名だたる方々で、由緒正しい賞ってこんな感じで始まるのかー!と思わせられるくらいイケてるイベントです。
発表の資料
1. 参加の経緯、2. 参加してどうだったか、3. 未来の変化を書きなぐって行きます。
1. 参加の経緯
AWSさんからの推薦を頂き参加を申し込ませていいただきました。
推薦を頂いた時の気持ちは「やばい。怖い。やだな。」でした。
しかし、もし登壇して体中が震えて大敗したとしても「ここで登壇さえすれば未来のあらゆる登壇にビビらなくなる。つまり負けても僕の勝ち。」と思い申し込みました。
死なないジャングルに自分を突き落とす感覚でした。
その後CTOオブ・ザ・イヤーについて考えている過程で
「これの代わりになる章ってないじゃん。勝てば僕がCTOオブ・ザ・イヤーじゃん。」
という至極当然のことにひらめき本気で優勝を目指しました。
2. 参加してどうだったか
結論から言うと負けてしまいました。でも参加してめちゃくちゃ良かったです。
自分の考えや成果を日本のベンチャー筆頭するCTOの方々に聞いていただける機会なんて他では得られないからです。
「あんなメンツと主役として関われるイベントなんて他にはない!凄まじい価値...!」ということです。
参加をきめてからプレゼンを作るまでにも価値がありました。
この機会にかねてからコーチングを受けたいと思っていた先輩方々にプレゼンを叩いてもらいました。
FACTBASEの中川と伊藤、エンジニア組織論への招待の広木さん、Photosynthの本間さん、Candleの山口くん、キカガクの吉崎さんに叩いてもらいました。
叩いてもらうごとに学びがありました。とてもいい経験になりましたありがとうございます!
ただ優勝は出来ませんでした。今回頂いた学びはなにか別の形の成果としてお返しします。
3. 未来の変化
本当はCTOオブ・ザ・イヤーに輝いていろいろ変わりたかったのですが、残念ながら負けてしまいました。くっそー。
しかし、僕がこの負けの原因を何とするか次第ではいい未来の変化を起こせると思います。
いろいろ考えましたが、優勝されたatama+の川原さんに僕が一番負けていたと感じたのが成果そのものです。
僕はCTOの役割を、「あらゆるビジネスの仮説の検証を最速で実現し続けること」だと考えています。
そういった意味で日本一経営的貢献を出来たCTOがCTOオブ・ザ・イヤーだと定義して考えてみました。
僕のプレゼンでは、つまるところ
「CTOが社外HRアーキテクチャの構築に全ブリした結果、経営的貢献を出来た。意外でしょ!すごくない!」って話でした。
この話自体は独自性・先進性・業界へのインフルエンス的な視点でとても良かったと自負しています。
しかし致命的なのは、別に日本一経営的貢献をしたわけではないことです。
目指すべき形は、
「CTOが社外HRアーキテクチャの構築に全ブリした結果、日本一経営的貢献を出来た。すごくない!」
だったはずです。
OSSにコントリビュートするコミュニティを作って喜んでいた僕は、
自分の価値観に籠もって、
いつの間にか何のためにやっているのかを忘れていたのだと思います。
自分の作りたい世界やエゴに引っ張られすぎて、
FACTBASEへの経営的貢献よりOSSへの貢献が目的になっていたのかも知れません。
今一度CTOとしての僕のやるべきことを考え直す機会になりました。
だとすれば今回は最高の失敗になりそうです。
FACTBASEへ経営的貢献をするために一番いい方法としてOSSへ貢献を選ぶんだ。
という構造を保ちつつ、今一度自分のエゴや強みを活かせる形を模索していきます。
とはいえ、プレゼンで述べた「世界をざわざわさせて2019年は中国アメリカに下剋上をする」ってのは変わらなそうです。CTOとしての役割と整合する構図を組み立て直します。
優勝者の川原さんと僕のピッチ
P.S.
コミュニティを作る僕にとって一番価値の高い人は共感者です。
今回のプレゼンに共感してくれた人はランチとか誘ってくれると嬉しいです。
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