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データでふりかえるシティリーグシーズン6【シティリーグ分析レポート】

はじめに(長く短い前置き)

いつもお世話になっております。ポケカデータラボ(PDL)のぐうぐるいです。

先日おすぎさんのツイートでも紹介がありましたが、ポケカデータラボの結成/活動開始から1周年を迎えることとなりました。あざます!

紆余曲折ありましたが、多くの方に支えて頂き活動を続けることが出来ました。この場をお借りして皆様には御礼申し上げます。
尚、今後に向けた意気込みなどは長くなるのであとがきに回します。


さて、本筋に移る前に少しご説明を。
今回はタイトルの通り少し趣向を変えまして、今回は目的ありきの分析ではなく各分析手法別にデータをだらっと眺める回になります。

というのも、いつもはだいたい一つのカードプール(一つの弾)でのメタ循環を中心に分析を進めております。ですが昨今の環境は一部のデッキがメタを寄せ付けないほどにパワーが高く(このへんもデータで紹介します)、面白い分析結果にならなかった為です。

箸休めの意味も含めまして、様々な視点から振り返ることでデータの可能性を見つめなおすことが出来ればと思っています。
JCS直前でデータに注目するプレイヤーの方につきましては、ご期待に沿えない部分があるかもしれません。ご了承ください。

尚、今回もポケカ飯さんの協力を頂きまして、データをまとめています。
シーズンを通して1573データ(集計時の不明データを除く)です。頭が上がりません。

■レポートページはこちら👇

データ提供:ポケカ飯さん(@pokekameshi)
分析対象期間:2022年4月23日~2022年5月28日
対象データ:各大会ベスト8以上(不明データを除く※)
※シーズン6終了後、プレイヤーズクラブにて公開されたデータとの照合は行っておりません。

1.環境別上位デッキのデータを見る

基本的に使用するグラフなどはいつもと同じです。
ではいつも通り環境毎のデッキ割合をチェックしましょう。
ベスト8からどうぞ。

■ベスト8以上のデッキ割合

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環境を通してパルキアとミュウがシェアの1、2トップを飾っています。
タイムゲイザー/スペースジャグラー環境での合計シェア率はなんと50%オーバー。ダークファンタズマ環境になってヒスイゾロアークVSTARが参入したことで、パルキア、ミュウのシェアはようやく50%を切りました。

基本的に顔ぶれは変わりませんが、細かいシェアの順位変動が起こっています。ムゲンダイナなど淘汰されてしまったデッキも・・・。


■優勝デッキ割合

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続いて優勝デッキのデータを見ていきます。

驚くことにパルキア、ミュウのシェア率は更に高くなっています。
多いだけではなくしっかり勝ち上がっている、名実共にTier1です。

ベスト8では見受けられなかったデッキとして、白馬バドレックスやファイヤー(邪悪チャージ)、ダークファンタズマ環境ではダークライやヒスイウインディの姿が見られます。

いずれの環境においてもシェアトップ2の勢いが強く、他のデッキが追いやられる形になっています。


2.デッキシェア推移を見る

続けて時系列でのデッキシェア推移を見ていきます。
圧倒的とも言えるパルキア、ミュウ勢力ですが、本当にメタが回っていないのか気になるところです。

■週次シェア推移
シェア率上位20種のデッキのシェアを週単位でまとめたものです。

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やはりパルキア、ミュウが圧倒的。
5/2Wに登場したヒスイゾロアークが徐々増加して来ていますが、まだまだ力及ばず。ヒスイゾロアークに対し、ジュラルドンの増加やアルセウスの減少などTier2以下ではメタが回っている印象です。

3.デッキ別の順位比率を見る

更にデッキ別の順位比率をチェックしてみます。
入賞デッキの中でも優勝しやすいデッキや優勝しにくいといった傾向を捉えることが目的のグラフとなります。

■順位比率グラフ
ベスト8のシェア率上位14デッキを対象に1位、2位、ベスト4、ベスト8で色分けしています。

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並べることで2トップの突出具合がより顕著に出ましたね。
サンプル数が違い過ぎると比較するには不適切なのですが、そんなことは無視して次に進みます。

■順位比率グラフ(割合)
上述のコメント通り、サンプル数は無視して各入賞率のみで比較します。

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まずパルキア、ミュウに関してはいずれも優勝比率が15%を超えています。
グラフ上で最も優勝比率が高いダークライ(21.05%)と比較しても優秀な成績です。
意外と優勝比率が低いのはヒスイゾロアーク(8.47%)やムゲンダイナ(7.32%)など。ただしサンプル数が少ないので一概に勝ちにくいデッキとは言い切れません。

4.デッキタイプの流行を見る

本項ではデッキシェアから更に掘り下げたデッキタイプでの流行を追っていきます。チョイスは私の独断です。

また記事冒頭にも書きましたが、シーズン6終了後に公式で公開されたデッキに対してデータの見直しは行なっておりません。
集計から漏れているデッキやデッキタイプ分類が適切でないデータが含まれている可能性がありますのでご了承ください。


■ヒスイゾロアークVSTARのデッキタイプ流行

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主流はビーダル型のようです。水型ゾロアークが登場したのがシーズン6終盤の為、JCSでの活躍が気になるところです。


■アルセウスのデッキタイプ流行

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裏工作型のアルセウスとVポケモンを複数採用したバレット型に大きく分かれます。


■ディアルガのデッキタイプ流行

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けっこう割れましたね~。
一番多いのはザシアン、メタルトランスのドータクンを組み合わせたタイプ。次点でアルセウスと組み合わせた型ですが、その中でもシステムポケモンの採用が分かれるようです。


■ファイヤー(邪悪チャージ)のデッキタイプ流行

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ゼラオラファイヤーの数が従来のフーパファイヤーと逆転。現行環境のスタンダードな構築となっています。

デッキタイプに関してはあらかじめ作成した定義を元に日々、ポケカ飯さんが分類を行なってくださいました。感謝です。


そのほかのデッキが気になる方は以下のリンクから👇


5.地域別のシェアを見る

おまけです。
個別のコメントも控えますが参考までにご覧ください。

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シン・あとがき

暗中模索、私の好きな言葉です。

今回は分析成分少なめでさくっと読めるボリュームにまとめてみました。
どうでしょう?個人的には書くのが楽だったのが嬉しいです。笑

これまでは記事を通して自分の分析プロセスを紹介する形をとっていました。が、ある程度分析ユーザーも増えたので、私の役割は今回の記事のようにデータ紹介程度で留める形でも良いかなと感じています。

分析に必要なデータと分析手法は全てデータポータルで公開していますし、どう分析するかはユーザーに委ねたいな、と。
私が元々やりたかった事(分析ユーザーの拡充)とも合致しています。

後は他にも色々とやりたいことがあるので、そちらにリソースを割く予定です。進行は相変わらずの遅さですが、お披露目まで暫しお待ちください。

ええ、まあそんな感じでよろしくお願い致します。

痛みを知る、ただ一人であれ。

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