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猫ひっかき病

・Bartonella henselae ⇒猫の保有率は西日本に少なく、東日本に多い
・猫の口傷の病歴がなくても発症することが報告されている。
・季節性は夏前から増加し、10月にピーク、冬に減少⇒ノミの活動性の影響

・潜伏期間は2~3週間。
・感染部位の中枢側におけるリンパ節炎(上肢≫鼠経>頸部)が典型例。
・全身に感染を来すことも⇒視神経網膜炎、脳症、髄膜炎、心内膜炎、肝膿瘍、脾膿瘍。
・B. henselaeの培養は難しい… 培養日数も2週間要する。
・血清抗体価の測定が一般的だが保険収載されていない。
・治療:第一選択薬マクロライド(アジスロマイシン)
肝脾膿瘍がある場合はリファンピシン+アジスロマイシン、リファンピシン+ゲンタマイシンの併用療法も考慮される。

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