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JRの駅名しりとりでサイコロの旅 ~第3投:下菅谷編

これまでのあらすじ

新宿 → 倉橋 → 下菅谷 → や???

茨城県の中央、水郡線の下菅谷に到着。開始から9時間でようやく2駅という消化の悪さを見せつけている。この旅の本質を知ったような気分。

2024年3月30日(土)20:10 下菅谷駅

駅舎以外には灯りが見えません。

次の駅候補はこちら。

3分の1で東北入り。果たして関東に留まれるのか。願わくば、6を出して南関東に行きたいところ。

運命の選択

いざ!

\ギャーン/ (効果音)

何が出るかな?

何が出るかな?

それはサイコロまかせよ!

6っ!

行先は栃木県の矢板駅に決まりましたぞ!

…6の裏じゃないか!ダメ人間!

⚀ 栃木県 矢板駅

  • 所在地: 栃木県矢板市

  • 路線: 東北本線(宇都宮線)

  • 乗車人員: 2,226人/日(2022年)

  • 下菅谷駅からの直線距離: 65km

  • 下菅谷駅からの乗車距離: 135.7km

東北本線沿いの駅。この旅で初めて「飛ばされた」感があまりない感じがする。一方で、まっすぐ向かう路線がなく、やっぱり遠回り気味になってしまうのは致し方なしか。

最短は水戸線を使う経路となる。まぁ、そこまで暴力的ではないw

移動開始

…とはいえ、現在時刻は20時を回っている。今日中に矢板まで行くのはムリなので、矢板には日を改めて行くことにした。

今回、どこに飛ばされてもいいように、宿泊グッズ持参で旅に臨んでいる。ただ、水戸であれば2時間で上野まで行けるので、これはわざわざ泊まるまでもないな、と判断して、一旦家に帰ることにした。

「2時間、近いじゃないか」と思えるくらいには感覚がマヒしてきている。

というわけで上野に到着。

2024年3月31日(日)13:00 宇都宮PASEO

…あ、どうも。

翌日、既に午後に入っているのに、なぜか途中の宇都宮で悠長に餃子を食べている。

というのも、家に帰ってやっぱ酒を飲んでしまって出遅れたのとw、よりによって宇都宮に向かう途中で踏切障害のため運転見合わせが発生してしまい、気持ちが折れてしまったことによる。

踏切の真ん中で停車中。

宇都宮に向かって順調に走っていたところ、急停車が発生した、と思ったら、停止したタイミングで踏切の遮断機がゆっくりと降りてきた。つまり事前に遮断機が動かず、列車が踏切に差し掛かったタイミングでようやく降り始めた、ということになる。見通しが悪い場所であれば事故にも繋がりかねない、本当に危ないところだった。

結局、作業員が来るまで電車は動くことができず、この場所には30分以上停車することになった。出遅れと運転見合わせのダブルパンチで「なんかもうどうでもいいや」感が湧き起こってしまい、ひとまず餃子でも食べて落ち着くか、と思い立った次第である。

あ、ちなみに餃子の方ですが。

この店「青源」は宇都宮駅の駅ビル「宇都宮PASEO」内にある。地元の味噌屋が営業している餃子の店で、味噌だれで食べるのが特徴だ。宇都宮餃子の王道の食べ方、というわけではないが、味噌だれで食べる餃子はまろやかな味わいで美味い。女性にも受けそうだ。

餃子を食べて元気とやる気を持ち直し、移動再開。宇都宮からさらに北上し、矢板駅へ向かう。

東北新幹線の高架の下をくぐる。ちょうど新幹線が通るところだった。
遠くに山が見えてきた。高原山(たかはらやま)。
手前の「GIGAMAX」は何だ?と思ったらパチ屋らしいw

東北新幹線と交差した次の駅が矢板駅だ。

矢板駅に到着

安心する近郊型の駅名標。

この旅の目的地で初めての有人駅。駅員に18きっぷを見せて…と思いきや、駅員が改札にいない時間帯だったらしく、窓口は閉鎖されていた。用のある方はインターホンで、とのこと。でも改札は閉ざされてるけどなぁ…と思いながらインターホンで話しかけ、18きっぷで来ている旨を伝えると、どこかから遠隔で操作したようで、改札のドアが開いた。ハイテク!

駅舎。ちょっとレトロな雰囲気。

矢板駅の前はどことなくレトロな雰囲気が漂う街並みだった。駅前には昭和から続いているようなタクシー会社のビル。

写真を撮り忘れたのでGoogleマップを。

この写真だと、どちらかというと屋上のシャープの看板が目立つかも。矢板に工場があったことによるもので、矢板はシャープの企業城下町とも言える場所だったのだが、2018年に工場での生産を終了、看板は2023年に撤去されている。自分が行った際も看板は影も形もなかった。

しかしちゃんと駅前にビジネスホテルがある辺り、企業城下町としての矜持を保っている、という感じだろうか。

駅最寄りにはこんな建物が。

PEPSIの手書き看板だもの。

いい雰囲気だ…。ただ、営業しているのかな?はす向かいにヤマザキショップがあるので、そちらに客を取られているような気がしないでもない。

駅前から伸びる通り。実家のような安心感、というか、懐かしさを覚える。
奥には会津の山々が顔をのぞかせている。

手前の旗に描いてあるゆるキャラは、地元川崎城の城主「塩谷朝業しおのやともなり」にちなむ「ともなりくん」だ。

川崎城跡は駅からおよそ3km。ちょっと歩いていくには遠いか。それこそ駅前にビルがあるタクシーを使いなさい、ということなのかもしれないけどw

近くには温泉センターもあるようで、ゆっくりするのであればもってこいの場所かもしれないが、この旅はどちらかというと移動がメインなのでね…

次の駅候補

というわけで、滞在もそこそこに、次の駅候補を選ぶことにする。

矢板の次、「た」から始まる駅だ。候補はこちら。

群馬県、さらに言うと高崎が2つ。高崎は非常に馴染みがあるが、高崎問屋町は降りたことがない。

そして相変わらず顔をのぞかせる福島県も2つ…

伊達は知ってるぞ。このまま東北本線を北上するやつだ。ただ、東北本線のどの辺か、というのが分からないが、「はずれ駅」なので、福島県もだいぶ北の方なのでは、と察しがつく。

一方で滝谷駅は見覚えがない。どこだろう。東北本線や常磐線では見た記憶がない。となると、水郡線、磐越東線と磐越西線、そして只見線。いずれ劣らぬローカル線の数々。長旅になりそうだ。当たったら今日中に帰れるのだろうか。

第4投へ続く。

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