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神経症状?ヘルニア?アレルギーも…悩ましい日々

2021年10月気持ち良い気候の日、お友だちのワンコと一緒に楽しいランチに行った後にドッグランに行くことになりました♪

嬉しそうに覗いてますが、くる太は食べれません…
ドッグラン楽しかった~♫

楽しくランランした後帰宅。
その後は普段通りに過ごしそれから3日目、家でまたいつものように主人が出かけようとした時にくる太が「外出拒否」で大興奮した後から、急にくる太の様子がおかしくなりました…

目に涙を溜め、暫くするとヨダレを垂らして動かないので、これはおかしいとその日は様子を見守っていました。

もしかして、また変形性骨髄症かヘルニアがぶり返したのかも…(1歳の時に腰を痛めた時、その2つが原因ではないかと診断されていた為)と心配しながらも、その後ヨダレは止まったので出来るだけ安静に動かさない様に観察…
翌日もやはり元気無い(ご飯はいつも通り食べたけど、)取り合えず、その日の朝に近くの病院に連れて行きました。

先生の診断では、左後ろ足の反応が無いので恐らく予想取りの「変形性骨髄症か腰のヘルニアの疑い」でケージレスト絶対安静にと。
結局は原因はCT・MRIを撮ってみないとはっきりは分からないので、その時は痛み止めをもらって一旦帰宅。

CT・MRIは、全身麻酔での検査になります。全身麻酔は前月の9月に抜歯の手術でしたばかりで、麻酔のリスクを考えるとそんな頻繁にはしたくないと思いながら…家で思い悩んでいると、

夕方頃、くる太の左肩に痙攣が始まりました。
ピクッ、ピクッ…と意思とは関係なく筋肉が動いているような感じで、心臓の動きかな?と暫く両方に手を当ててみると、心臓とは別の速度で痙攣しているようでした。慌てて動画撮影、すぐに再度病院に連れて行きました。

担当の先生は帰宅しており別の先生に診てもらった所、また朝と同じ診断でしたが、今度は右の後ろ足が反応していないと言われました。
(これまた悩ましいのが、くる太は診察台に乗るとガクガク震えて緊張するので体が硬直して足の反応を見るのが難しいのです…)

その後、朝と同じような診断で終わりかけたのですが、これだけではないはず!と左肩を見るとまだ痙攣していたので、先生に痙攣を見せた所、少し温度が変わって…
心臓の動きをチェックし「これは筋肉の麻痺で神経学的な問題かもしれません」とその後、詳しい説明を受けました。

①後ろ足の麻痺や痙攣
前足より下部の問題→腰のヘルニアか骨の変形による脊髄への圧迫などによる神経症状

②肩の麻痺
前足より上部の問題→脳神経的な問題か、首のヘルニアかデキモノなどによる脊髄圧迫による神経症状など

この2つが両方診られる…

①は朝の診断の通りで、②は少し厄介な症状になるので、暫くの間は細かく観察をしてほしいと言われ、長い長い経過観察が始まりました。

始めの1週間は、最悪、脳腫瘍やパグ脳炎なども可能性があると言われ、夜も深くは眠れず長い時間を過ごしました。

先ずは痙攣を抑えるために、ステロイドを飲んで症状を抑え痙攣の状態を見ながら神経症状の薬である座薬を投薬することに。

朝晩の食事や投薬後の症状、トイレチェック、痙攣の出るタイミングと強弱、時間などを観察しては書き留めて_🖊

4日目には薬かストレスかで血便が出てまたお薬が増え、
5日目には膿皮症かステロイドの副作用で肩の毛が薄くなってきて…
6日目にやっと痙攣が治まりました。
7日目ぐらいからは「最悪」の事態の可能性は減ってきたということで少し安心し始め、8日目に痙攣が止まりました。

2週間目ぐらいから少しづつ元気になってきましたが、まだ絶対安静!
3週目に入るとますますアレルギーがひどく、抗生剤とハードタイプのエリザベスカラーが必要となりストレスはたまる一方…
(このあたりから「お散歩・おもちゃ禁止」が厳しくなってきました)
元気そうにはしているので、肌の状態も良くないしお風呂に入れてみると、また足の震え出てきたり(安静の時はお風呂もダメ🙅だそうです‥)

神経症状の原因がヘルニアの場合は1~2週間の安静で症状が治まることが多いそうで、1ヶ月を過ぎたあたりから少し症状が長いので変形性脊髄症の方を懸念し始めました。

その後もアレルギーが酷くなりステロイドを切れない状態が続きエリカラも継続‥お散歩も無し‥11月が過ぎ、
このままステロイドを飲んでいても解決にはならないし前回の全身麻酔から少し時間もたったので、12月に入って思い切ってCT・MRIの検査をする決心をしました✊

検査に当たっては、ステロイドを徐々に減らして一旦切って症状が出ている状態にしておく必要があります。12月は年末年始の連休もあるので年明け1月4日に検査の日を決め、計画的にお薬💊の量を調整していくことになりました。

ステロイドを切って少しすると食欲不振、嘔吐、元気がなくなるなどの症状が出てきました。
細かい事も気にまり毎日のように掛かりつけの先生に相談していたのですが、どれもステロイドを切った時に出る症状ではあるようなのですが「嘔吐」は神経症状との関わりの可能性も有るため気になる所で、やはり検査をしないとスッキリできないと。。。
その他、食欲不振で食べてくれないので体重が落ち自慢の筋肉も減っていきました。

痩せちゃったよ。。。

そんなこんなで苦しい12月を耐え、何とか年明け🎍検査の日を迎えました。

検査の病院は、いつものかかりつけの病院が紹介してくれた車で1時間ほどの場所にある、大きな施設がある二次診療病院です。
日ごろから提携しているようで、事前にこれまでの経緯もきちんと共有していただいていてスムーズに検査を行うことが出来ました。
当日は、AM12時~診察後にくる太を預け、15時には迎えに行き結果を聞くことが出来ました。

結果・・・

①変形性骨髄症→現状、経過観察でOK。ひどくは無いので神経に影響を与えるものではない。
②頸部、腰のヘルニア→現状、経過観察でOK。ひどくは無いので神経に影響を与えるものではない。首に出ていた麻痺は首のヘルニアが痛んだのが原因と考えられる。
③食道拡張症→現状、経過観察でOK。ひどくは無いので症状が出た時に対応していく。

①、②は想定していた所でしたが、ハッキリわかった事で今後はこれまで以上に気を付けていかなければいけないと思いました。
長時間のドッグランやお散歩は控える、おかしい時は無理せず休ませる。生活の中で興奮する状況などを出来るだけ減らすために飼いヌシ側の行動を見直すなど…

③は驚きの新たな病気でした。けど、言われてみて納得でした。パピーの時からアレルギーのせいで嘔吐が多いのかと思っていたのですが、こんな病気があったなんて…
この病気も現在症状が出ている訳では無いので、対応策として出来る事をするのみ。

ご飯を食べる時に頭が下がり過ぎない程度に台を置く、食後暫くの間は体を立て重力で食道から胃へと落としてあげる。赤ちゃんがミルクを飲んだ後にげっぷさせるのと同じなんですね。なるほど。。

検査から1ヶ月程度経ちましたが、食後咳をして吐きそうになることは有りますが、今の所は嘔吐は無くなりました◎

何よりも、検査をしたことで変形性骨髄症とヘルニアによる神経症状との関わりが無かったことが分かり、約3ヶ月間のモヤモヤからやっと解消され、晴れてお散歩にも行けるようになりました。

毎日、お散歩に行って嬉しそうな顔を見れるのがこんなに幸せな事とは…
健康に感謝しながら、これからも楽しい時間を過ごせるように病気ともしっかり向き合っていきたいです。

9月の破折に続いての今回の事を通して、長い経過観察と薬の反応や長引くストレスで複雑になるアレルギー症状との関連。二次診療所への連携などの際にも、複数の人に正しく伝えるためにもエビデンスを残すことが重要あると感じることが多く、「わんこカルテ」の制作を始めました。

良かったらこちら↓↓↓も、ご参考に読んでくださいね。
犬の歯根破折とわんこカルテ
https://note.com/ggb/n/nb0522e39844a

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

GGB Frenchies🐽

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