シーズンヴァイパー勢力別集計の結果

グウェント民の皆さん
シーズンヴァイパーは終わりました。様々なデッキが見られ、良好な環境だったのではないでしょうか?私自身はアップデート直後のバグ環境下で「New Leader Cup」を開催したり、ロイさん主催の「太陽杯#2」の運営補助をするなど、いつもとは違う形でグウェントを楽しんでいました。今月も多くの方の協力を得て、勢力別集計が出来たことに感謝します。この集計では、勢力別のみでリーダー能力の大小は分かりません。ある程度、私自身の体感を含めた記事になります。
始めに、シーズンヴァイパーの始まりにおける大きな変更点を確認します。この変更点とシーズンヴァオパーのプレイングには大きな関係があると思われるからです。

シーズンヴァイパー開始時の変更点

・各勢力の新規追加リーダーアビリティを修正(反乱、隠し物資の弱化)
・「ゲラルト:イグニ」のアビリティ変更(強化)
・「セリス・アン・クライト」のコスト増加
マダムルイザの命令化(弱化)
セリスのコスト増加はマッタでサーチしやすくなるため、単純な弱体化とは断定しづらいです。

集計の概要

回答者数:16名(前シーズンから3名増)
総試合数:2,563試合(前シーズンから191試合減)
総勝利数:1,369勝利(前シーズンから74勝利減)
勝率:53.4%(全シーズンから1%増)

画像1

※16名のデータを総試合数が多い順に並び替えています。割合は総試合数・勝利数に占める各勢力の試合数・勝利数です。勝率が60%以上なら青、勝率が40%以下なら赤にしてあります。合計勝率は16名の総試合数・勝利数から算出し、個人平均は16名の各勝率の平均から算出してます。

勢力別の特徴

・試合数が多いのはスケリッジ(540試合 21.1%)、モンスター(491試合 19.2%)だった。最も少ないのは北方諸国(268試合 10.5%)だった。前シーズンと比較すると、北方諸国は3%ほど試合数が減っており、反乱の弱化の影響が出ていると思われる。一方、ニルフガードは前シーズンから6%ほど試合数が増えている(海外チームの出したメタスナップ、大会等でのペテン師模索の影響もあると思う)。

勝利数が多いのはスケリッジ(288勝 21.0%)、スコイアテル(278勝 20.3%)だった。最も少ないのは北方諸国(148勝 10.8%)だった。前シーズンと比較すると、試合数の増減と同様の傾向にある。

勝率が高いのはスコイアテル(60.6%)、北方諸国(55.2%)だった。最も低かったのはニルフガード(48.8%)だった。前シーズンと比較すると、スコイアテルの勝率は10%ほど上昇した。「神秘の残響」は強いリーダーだといえる(個人にはややプレイングの難度が高く感じる。デッキへの理解が及ばず、負け越した)。ニルフガードの勝率の低さは続いている。一方、モンスターの勝率は5%ほど上がっており、やや状況は改善されたようにも思う。シンジケートは4%減、北方諸国は横ばいであり、シンジケートの弱体化の影響が大きく出ている。

スコイアテルの勝率の高さは驚きだった(ここまで高いとは…)。シーズンの開始直後から熊の儀式があふれゲラルトイグニの採用率を後押ししていたと思う(セリスの効果で4点ユニットが同列に並び、イグニの効果が発動しやすい)。特に、熊の儀式ミラーでは、イグニの使いどころが重要だったと思う。
シンジケートは弱対化の影響がもろに出ていた(前シーズンは”勝ちやすい”勢力ともいえたが、今シーズンの全体では負け越している)。マダム・サボラのお手軽コンボの弱体化、環境に多いスケリッジが6点除去を得意としており、シンジケートが不利なマッチだといえる。

参考までに、勢力の試合数が10以上、25以上で集計したものも載せておきます。

集計10試合以上

集計25試合以上

ランク別集計

プロランクとプロランク未満の方で集計を分けてみました。

ランク帯別

表の左側がプロランク、右側がプロランク未満です。

使用する勢力は正反対までは行かないものの異なる。
プロランクはスコイアテルの使用率がプロランク未満よりも15%ほど高い。反対に、ニルフガードは15%ほど使用率は低い。
一方、プロランク未満では、勝率の高いスコイアテルの試合数は少なく、勝率の低いニルフガードの試合数は多い。

まとめ

どのようにグウェントを楽しむかは人それぞれです。私は、プロランクにスケリッジで到達した後に、ミルニルフを勝率10%くらいで40試合くらいプレイしたこともあります(mmrは2250くらい?)。やりたいようにプレイし、楽しんだらいいと思います。それを踏まえた上で、今月の集計からは、「スコイアテルを使いこなすこと」が「勝ちに近づくこと」だと言えそうです。私はスコイアテルの神秘の残響をずっと回した結果、勝てませんでした。グウェントはドローが無く、手札という限られたリソースをどう使うか、という奥が深いゲームです。使い続けることで上達出来たらと思います。また、「どの勢力であろうと、勝ち越している人がいる」ので、極論、どの勢力でも勝てるようになれる、プレイングやデッキ構築の余地があると言えます。

来シーズンに向けて

このような集計を続けていくことで、「どのような変更が勢力の使用、勝率に影響を与えているのか」を考えることができます。シーズンヴァイパーはシンジケートの弱体化により、勢力格差は小さくなったのではないでしょうか?ニルフガードは相手を妨害する勢力のため、やられた側としては苦々しい記憶になりますが、勝率で言えばそこまで高い勢力ではありません(脚本、毒、ダミエン、ステファンの弱体化の影響もあり)。やや上方修正が必要な気もします。

次シーズンの新拡張の情報も出ており、楽しみなところです。
今シーズンは前シーズンから3名、協力者が増えました。ありがとうございます。次シーズンも集計のご協力よろしくお願いします。

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