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りんご娘 25thシングル「桜ダイヤモンド」~♪ 輝きたいの私 ♪を考察 ~

3月2日のラジモットで初解禁された、りんご娘さんの「桜ダイヤモンド」。

「さわやかな春ソング」という範疇に収まらない、壮大な世界観の曲だと思いました。

桜の情景から津軽人・東北人の魂まで、いろんな解釈ができる歌詞が深すぎます。

歌詞全体の考察もいずれしたいと思いますが、まずは、多くのfarmerが「おおっ!」と思ったであろう、
「Ringo star」 ♪ 輝きたいの私 ♪ がメロディーごと使われていること
について、考えてみようと思います。
※2023.3.26にMVが公開され、 ♪ 輝きたいの私 ♪は振りもRingo starと同じでした。

(1)りんご娘の決意

ラジオ番組中にピンクレディさんは、次のような趣旨のことを言っていました。

「事務所から『今年は勝負の年』と言われている。私たちの決意が歌詞に表れている」

そうすると♪ 輝きたいの私 ♪ の意味は、文字どおり
「輝くアイドルになりたい。なってみせる」
というりんご娘の決意ということになります。

(2)りんご娘の魂の継承

桜切る馬鹿に宿る 高潔なるソウル(魂)
まるでダイヤモンド
負けたくない あきらめたくない その思いの結晶

りんご娘「桜ダイヤモンド」作詞:多田慎也

という歌詞があります。(聞き取りのため表記は正確ではありません)

「ダイヤモンド=魂=思いの結晶」となります。
それが輝くということですから、♪ 輝きたいの私 ♪ は「代々引き継がれてきたりんご娘・リンゴミュージックの魂・思いを引き継いでいく」という意味になると思います。

王林さんは「Ringo star」リリース当時のインタビューで、

「輝きたいの私」っていう歌詞がサビに出てきて、それが私たちの「愛踊祭」本番に向けて頑張ってた、ひたすら一生懸命に1つの事に向かって頑張ってた気持ちと重なります。

WEBザテレビジョン

と言っていました。
そんな気持ちも引き継がれていくのでしょう。

また、Jさんは、りんご娘のメンバー交代について、次のように述べています。

私が在籍していた時期に青森から全国にりんご娘っていう名前が広がって、広がりきらないくらいのタイミングで今の4人に変わっているので。
(略)
りんご娘ってずっとタスキをつないできたグループなので、それが完全に全く違うタスキに切り替わるんじゃなくて、りんご娘の根っこにある考え方みたいなところはこれからも受け継いでいってもらいたいと思っている

WEBザテレビジョン

りんご娘の名前をもっと広げたかったという思いが伝わってきますね。
夢半ばでバトンタッチすることになったFOURsの「夢」も引き継いでいくことになります。

歌詞だけでなく、メロディーごと使うことで、FOURsを継承することを象徴しているのだと思います。

(3)多田さんの思い

「Ringo star」は、先代りんご娘(FOURs)が愛踊祭2016優勝のご褒美として、多田さんに作ってもらった曲です。

多田さんは
「りんご娘のピュアさをこの曲で表したい」
と言っていたそうです。(WEBザテレビジョン)

「ピュアさ」とは、たぶんこういうことです ↓

自分のためにステージに立つんじゃなくて、私たちだったら「青森のために」っていう感じで、有名になりたいからステージに立つんじゃなくて、ステージに立った先に何があるかっていうのを意識して活動していました。(略)
そういう部分では、他のグループに負けてなかったと胸を張って言えます。

ジョナゴールド(前出WEBザテレビジョン・ソロインタビュー)

多田さんが思っていたとおり、りんご娘は「Ringo star」をきっかけにして、そのピュアさを武器に全国に羽ばたいて(「桜ダイヤモンド」の歌詞を借りれば、舞い上がって)いきました。

♪ 輝きたいの私 ♪ は「願いが叶う魔法のフレーズ」なのです。

「『桜ダイヤモンド』が本当の始まりの曲だよ」
「♪ 輝きたいの私 ♪ このフレーズを歌うと、きっと輝くアイドルになれるよ」

多田さんから現りんご娘に向けた、そんなメッセージ(願い)が込められているようにも思います。

おわり

「桜ダイヤモンド」のリリース日を「Ringo star」と同じ3月29日にしたのは、「Ringo star」にあやかりたいというゲン担ぎもあると思いますが、メンバーに対する「この日の意味わかるよね。期待してるよ、がんばってね」というメッセージのような気がします。

※Ringo star 特設サイトは、なくなっていました。残念です。

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